たいぞうのぬり絵ワークショップが大盛況! 「大人も子どもに戻って楽しんでくれた」

アーティストとして活動する芸人のたいぞうが5月1日(日)、大阪府の芸術、創造の発信拠点となってきた府立江之子島芸術創造センター(通称enoco)で開催されたワークショップに登場しました。ゴールデンウイーク期間中にenocoで開かれているイベント「みる・かく・あそぶ enocoオープンアトリエ2022GW」の一環で、来場者らと一緒に色鉛筆を使った“名作ぬり絵”を楽しみました。

出典: FANY マガジン
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「みる・かく・あそぶ enocoオープンアトリエ2022GW」は、4月から吉本興業がenocoの指定管理者となってから初の催事。enocoが管理している約7900点からなる大阪府20世紀美術コレクションの中から、学芸員イチオシの作品をセレクトして展示するとともに、それらを自由に模写・ぬり絵しながら楽しめるイベントとなっています。

「吐く」という作品のアイデア源は…

会場内に設置されたテーブルには、たいぞうの作品や、enocoのコレクションのぬり絵用紙がズラリと用意されています。子どもも大人も、思い思いの用紙と36色の色鉛筆を手に、お目当ての作品の前に座ったり、寝ころんだりしながら、さっそくぬり絵に没頭します。

出典: FANY マガジン
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大阪府障がい者芸術・文化大使を務めるたいぞうは自己紹介のあと、まずは「カラー性格診断」で参加者の緊張をほぐします。「赤が好きな人!」と呼びかけると、会場内のあちこちから手が上がり、「何事にも積極的なハートの持ち主」といった性格診断が伝えられました。挙手した人には、たいぞうから「なぜ好きなんですか?」とさらなる質問も飛び、ワークショップは和気あいあいとした雰囲気のなかで進行。

たいぞうは、参加者に「色に決まりはないので、自由に使ってください」と声をかけたり、ぬり絵をのぞきこんで「うまいなあ!」とコメント。また、「僕の絵には、ぜんぶ意味があるんですよ」と自身の作品にまつわる創作エピソードも披露しました。「吐く」という作品は、お笑い芸人のTIM・ゴルゴ松本から聞いた話がイメージの源になったそうです。

「“吐”という字は口へんにプラス・マイナスと書く。でも、夢を実現する人は、マイナスなことは吐かなくなって、マイナスがとれて“叶”、つまり叶うという文字になるんです。漢字ってよくできてるなあと思って描きました」

出典: FANY マガジン
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展示作品にちなんだなぞなぞも

展示されている作品にまつわるなぞなぞでも大盛り上がり。伊藤継郎作『白サギ』からは、“白”にまつわるなぞなぞ。「白+1+白しなさい。何をしなさいと言ってるでしょう?」という問題に、大人も子どもも一瞬キョトンとします。しかし、しばらく経つとどこからともなく「わかった!」の声が上がり、「自白!」と正解が。答えたのはなんと小学3年生で、これにはたいぞうもビックリです。

このほかにも、前田藤四郎作『愛鳥週間』にちなんだ“鳥なぞなぞ“、同じく前田藤四郎作『明石原人の海』にちなんだ“海なぞなぞ“など、たいぞうが考案した問題が続々と出題されます。参加者は、色鉛筆をしっかり動かしながらも、楽しく回答しました。

出典: FANY マガジン
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たいぞうは会場を歩き回りながら、「色の使い方がおもしろい」といった講評だけでなく、「ただ塗るだけじゃなく、模様を描き込んで色を表現してもいい」といった具体的なアドバイスも送ります。参加者たちは約1時間かけてぬり絵を仕上げました。たいぞうが「楽しかったですか?」と呼びかけると「はーい!」という大きな声があちこちから上がりワークショップは盛況のうちに終了しました。

ワークショップを終えたたいぞうが、笑顔で語ります。

「子どもはもちろん、大人の方も恥ずかしがらずに参加して、子どもに返って楽しんでくれたのがよかった。やっぱり絵って、子どもに戻って描いたほうがいい。今日はそれができたと思う」

最初は手探り状態だったそうですが、「なぞなぞも、最初は声を張り気味にして注目してもらい、徐々に音量を下げていった。子どもたちが楽しそうに答えてくれてうれしかったです」と振り返りました。

出典: FANY マガジン
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府立江之子島芸術創造センターのイベント「enocoオープンアトリエ2022GW」は5月7日(土)まで開催しています。

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