8月10日(水)、昭和村(群馬県利根郡)と吉本興業ホールディングスが地域振興における連携強化を目的とした包括連携協定を結ぶことになり、昭和村公民館で、包括連携協定締結式が行われました。締結式には、昭和村の堤盛吉村長、藤井貞充・村議会議長、吉本興業ホールディングスの大﨑洋・代表取締役会長らが出席、それぞれ挨拶しました。
司会を務めたのは、群馬県住みます芸人のガッツいわせと、チョッキGT5000。登壇者の紹介に続き、今回の包括連携協定に至った経緯と協定の内容について説明しました。
協定の経緯は、地方創生を重要課題として認識し積極的な推進を図る両者において、さらなる地域振興を目的に連携を強化していけるよう、地方創生に資する連携協定を結ぶことができないかと、堤村長と大﨑会長による会談がきっかけになったといいます。
また、協定内容は、① 昭和村内の施設で年1回以上のお笑いライブの開催② 昭和村内の小中学生を対象とした漫才ワークショップの開催③ 昭和村食材を使用した特産品の開発④上記の取り組みを、今年3月に開局したBSよしもとでPRする―としています。
この後、堤村長と大﨑会長による協定書の締結が行われ、登壇者3人が挨拶しました。
堤村長「笑顔で楽しく地域振興」
まず、堤村長が「昭和村の将来の村づくりや、村内の現状についてご相談をさせていただき、吉本興業の皆さまにご来村いただくなど、交流を深めていく中で、今回のような連携協定を結ぶことができました。昭和村の抱える課題を、吉本興業様の力を借りて、笑顔で楽しく地域振興ができればと思います」と抱負を語りました。
続いて、藤井貞充議長は「世の中がギスギスした雰囲気が漂っている中、“笑う門には福来る”という言葉の通り、笑いが健康につながるものだと感じております。吉本興業様によって、昭和村がもっともっと芸人気になることを期待しております」と述べました。
「笑いの力でお役に」
最後に大﨑洋・吉本興業ホールディングス代表取締役会長が「日本有数の農業名産地である昭和村様と、このような形で締結できることは心より喜ばしいことと感じております。弊社のタレント、社員が東京や大阪などで、日々、視聴率が勝った、負けたという仕事に追われる日々だけを送るのではなく、昭和村に通い、村民の皆さんとご一緒することで、明るく分かち合える幸せや農業の収穫の喜びなどを教えていただきたいと考えております。昭和村が誇る農作物をより広く、日本中、アジア各国に知っていただくために、笑いの力も少しはお役に立てられればと思っております」と締めくくりました。
「芸名覚えづらい」と改名指示!?
また、大﨑会長は、群馬県住みます芸人のガッツいわせと、チョッキGT5000という芸名は覚えづらい名前と指摘し、「昭和太郎と昭和二郎に改名させます」と会場の笑いを誘いました。
【群馬県昭和村】
群馬県利根郡の最南端にあって赤城山の北西麓に位置し、標高は260mから1,466m、面積は64.14k㎡、500mから800m付近まではゆるい傾斜をなす赤城高原地帯です。主幹産業は農業で、広大な赤城高原を活用し、多種にわたる野菜を栽培しており、「やさい王国」「首都圏の台所」と呼ばれています。昭和33年に久呂保村と糸之瀬村の合併により「昭和村」が誕生。昭和36年に大字生越が境界変更により昭和村となり現在に至ります。以来、自主自立の村として「みんなでつくろう元気な昭和村」を将来像に掲げ、特色のある村づくりに努めています。