スベらない具志堅の“天然エピソード”に爆笑の連続! 「美ら島おきなわ文化祭」プレイベント開催

沖縄の本土復帰50周年の節目の年を迎え、文化庁、沖縄県などが主催する「美ら島おきなわ文化祭2022」が10月22日（土）から11月27日（日）まで開催されます。このイベントをより多くの人に知ってもらおうと、プレイベントとして「東京早咲き祭」が9月2日（金）に東京・ヨシモト∞ホールで開催。ガレッジセール（川田、ゴリ）、知花くららをMCに、沖縄の音楽や爆笑トークで会場は沖縄の空気に染まりました。

美ら島おきなわ文化祭は、日頃行われている各種の文化活動を全国的な規模で発表、共演、そして障害のある人もない人も共に参加し、交流の輪を広げ、沖縄文化の魅力を県内外に向けて発信していこうというもの。復帰50周年の節目の年に、沖縄で初開催となる第37回国民文化祭と、2回目の開催となる第22回全国障害者芸術・文化祭を一体とし、「美ら島おきなわ文化祭2022」として開催されることとなりました。

沖縄のミュージシャンがコラボ

プレイベントのスタートは『早咲き祭SPECIALコラボLIVE』。全盲のミュージシャンで“和製スティーヴィー・ワンダー”とも呼ばれる木下航志、沖縄出身のバンド・かりゆし58の前川真悟が登場します。

木下はMONGOL800・キヨサクとのコラボレーション楽曲『pray』を披露。続いて前川と一緒に、かりゆし58のヒット曲『アンマー』、BEGINの名曲『涙そうそう』を歌い上げ、会場では感極まる人の姿もありました。

また、会場に来ることができなかった元THE BOOMの宮沢和史から、メッセージ&LIVE映像が到着。宮沢は『島唄』を演奏しました。

具志堅「1000円札になじみがなかった」

『沖縄でーじ好きトークショー』では、MCを務めるガレッジセール、知花の3人に加えて、前川、そして沖縄出身のボクシング元世界王者・具志堅用高、ガールズパフォーマンスグループLucky2（ラッキー・ラッキー）から沖縄出身の永山椿と比嘉優和、さらに沖縄大好き芸人のミキ（亜生、昴生）が登場。具志堅の天然トークやエピソードで爆笑の連続となりました。

前川から「シーサー」の由来、Lucky2（ラッキー・ラッキー）の2人から東京に来て驚いたことなどが語られるなか、亜生は、沖縄の劇場でお客さんに声をかけられたときのエピソードを披露します。

「どこに行かれるんですか？　と聞かれたので『いまからソーキそばを食べに行きます』と答えたら、『行こうかな』って一緒についてきた。最終的にお兄ちゃんがおカネを払っていた」と語ると、会場は笑いの渦に。

また沖縄返還当時、高校生だった具志堅は、当時をしみじみと振り返ります。

「返還前はドルを使っていたから、返還後、1000円札をもらってもなじみがなかった。1ドルでステーキが食べられるくらい価値があった」

その後、プロボクサーとして活躍したものの、返還直後は沖縄に対する差別や偏見がまだまだあり、具志堅が世界王者になったときには、上京した沖縄の仲間から感謝をされたそうです。

「（それまで沖縄県民だからとバカにされていたが）『会社でいい格好ができた』と言われたのが嬉しかった」「リングに上るときは、沖縄のために頑張ろうと思っていた」と明かしました。

「エピソード、何個あんねん！」

イベント終了後の囲み取材では、川田が「初めて聞く話もあって新鮮に感じました」と言えば、前川も「自分のふるさとの大事な節目に関われてよかったです。コロナで暗雲が立ち込めるなかでも、明るい兆しを感じました」とコメント。

一方、知花は「こうしてみなさんとご一緒するのは初めてで、みなさんのトークを楽しく聞いていました」と笑顔で語りながら、「世界チャンピオンはすごいですね。沖縄の歴史と印象を変えてくださったヒーローの1人だと思いました」と振り返りました。

そんななか、ゴリが具志堅の“天然エピソード”を連発。具志堅が沖縄県出身の芸能人数人を「東京にもおいしい沖縄料理店がある」と連れて行った店が、まさかのシンガポール料理店だったという話や、タクシーで1メーターの場所に40分かかってやってきた話など、スベらないエピソードの数々に会場は爆笑。昴生も「エピソード、何個あんねん！」と大笑いしていました。

最後はMC3人が「美ら島おきなわ文化祭」をしっかりアピール！