どうも! 芸人ライターのヘッドライト・町田星児です。
『シャープPR-1グランプリ選抜大会』が、9月4日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKAのTTホールで開かれました。シャープの製品の特長を面白おかしくPRして「シャープ家電芸人」のNO.1を決める大会です。2019年の第1回、2021年の第2回に続く今回は、コロナの影響で予選を行わず、過去の実績などから選ばれた芸人が出場する“スピンオフ大会”という形になりました。とはいえ、出場者はふだんから家電量販店でシャープ製品のPRに携わっている全国各地の芸人たちなので、期待大です!
「J-フォンでシャープの携帯を使っていた」
オープニングに登場したのは、MCの祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)と、第2回大会優勝のspan! (水本健一、マコト)。祇園・櫻井が、今回は通常の大会とは異なるスピンオフ大会だと説明すると、span!・水本が「もとを知らない人には、何のスピンオフ? span!は何の優勝者? でしょうね」と軽くツッコミを。
まずはゲストのネタから。ヘンダーソン(子安裕樹、中村フー)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)の3組が会場を沸かしてくれます。
ネタの後は、祇園とspan!、そしてゲストを交えた10人でトークスタート! ミルクボーイはこの大会のアンバサダーを務めたり、CMに出ていたりと、シャープとの関係は深いようです。ヘンダーソンは、数年前に「石焼き芋」の歌ネタを流行らせたときにネットCMに出たのだとか。
「シャープの製品を使っているか」という話題では、「空気清浄機を使っている」と言う銀シャリ・橋本に、鰻が「J-フォン時代の携帯電話がシャープだった」と対抗。みんなから「古いな!」とツッコまれていました。もっと最近のシャープ製品があるでしょ!
クセが強すぎて…
会場が十分に暖まったところで、いよいよ戦いの火蓋が切られます。1組5分以内の持ち時間のなかで、誰がいちばんうまく、かつ盛り上げて製品をPRできるか――。
今回の審査員は、第2回大会優勝のspan!、お客さん目線で審査をする福本愛菜、そしてシャープマーケティングジャパンの前田隆宏・西日本広域営業統轄部統轄部長。各自10点満点で審査し、合計得点がいちばん高かった組がMVPです。
トップバッターは、ぺんぎんナッツ(いなのこうすけ、中村陽介)。PRするのは、液晶テレビ「AQUOS」です。
祇園の合図とともに、PRがスタート。中村が製品を説明する間に、いなのが細長いバルーンを飲み込み、その本数と同じ数のテレビを、いなのの自腹で来場者にプレゼントするそうです!
結果、何台のテレビがプレゼントされたのかは……皆さんの予想通りでした。審査員の水本は、「どうやってバルーンを飲み込んでるんだろうと思って、どっちを見ていいのかわからへんかった」。でも、会場は大いに盛り上がっていました!
2組目は、スカチャン(ヤジマリー。、宮本和幸)。PRする製品はドラム式洗濯乾燥機。スタートすると、さっそく「大技を決めそうで絶対決めないシブがき隊」というモノマネで、お客さんの気持ちをわしづかみ!
アイドルに憧れていたヤジマリー。が、腰に付けた冷却スプレーとローラーシューズを駆使して“エンターテイメント”を繰り広げつつ、宮本が製品の説明をします。
審査員の福本愛菜は「クセが強すぎて、説明が頭に入ってくるかなと思ったんですけど、最後にヤジマリー。さんが洗濯機の中を表現してくださっていてわかりやすかった」。たしかに、クセがありすぎるキャラですが、お客さんも爆笑でしたね。
続く3組目は、キャベツ確認中(しまぞうZ、キャプテン★ザコ)。しまぞうZは辻元清美、キャプテン★ザコは北斗の拳のザコキャラの姿で登場です。
エアコンのPRのはずなのに、「コント、家電量販店」という掛け声でスタート! その内容は、辻元清美が家電量販店に訪れたら、店員だと思っていた人が実は北斗の拳のザコキャラで、辻元清美も実はケンシロウだった……と、僕はいったい何を書いているのでしょうか。
徐々に本来の大会の趣旨とかけ離れていく様子に、前回優勝の水本は一言、「むちゃくちゃやん」。シャープの前田さんからは「もうちょっと製品を説明して欲しかった」とコメントが。
一応、説明はしていたのですが、コントの内容にインパクトがあり過ぎましたね。
「ちゃんとした人たちが出てきた」
4組目は、藩飛礼(竜児、松本貴明)。「2019年準優勝、2021年3位、弾みをつけて優勝じゃい!」と竜児が叫ぶと、祇園も「ようやく、ちゃんとした人たちが出てきた」と安心の様子。
PRするのは冷蔵庫。大声でボケる竜児に松本がツッコミを入れていくというしゃべくりが基本のPRで、冷蔵庫の機能をしっかりと説明してくれました。
審査員のspan!・マコトは「あともう1組いるんで、まだ言うことじゃないかもしれないですけど、優勝です!」と、本来の大会らしい内容を高評価。「僕ら、ふつう過ぎて恥ずかしいです」と言う松本ですが、祇園は「こういう大会なんです」とストレートな戦いぶりを称えていました。
そしていよいよラスト5組目は、蓮華(山下隆章、ちゃんだい)。「去年、僕ら準優勝したんですけど、(今年は)出る大会を間違えたのかと思いました」と、ちゃんだいが言います。
オーブンレンジ「ヘルシオ」のPRがスタートすると、バルーン日本チャンピオンのちゃんだいが、バルーンの作品を出しながら製品を説明。時折入るボケに、山下が大声でツッコんでいきます。銀シャリの2人、食用油、塩、唐揚げ、レトルトカレー……これら全部、バルーンの作品です。最後には、なんとバルーンのヘルシオまで登場!
シャープの前田さんは「素晴らしいですね。シャープ愛を感じました」と感心の様子。福本愛菜も「バルーンのクオリティが高過ぎて、ヘルシオがほしくなった」と絶賛でした。
もっとクオリティ高いバルーンを!
盛り上がったところで、結果発表へ。
MVPは蓮華! おめでとうございます!
祇園・木﨑が「辻元清美さんも、さすがにヘコたれたんじゃないですか?」と聞くと、しまぞうZは「ヘコたれへん!」。少しはヘコたれてください!(笑)
ということで、さっそく蓮華の2人に感想を聞きました。
――MVP、おめでとうございます。
ちゃんだい ありがとうございます。去年、準優勝だったんで、今年はなんとか優勝したいと思っていました。
山下 出身が大阪なんで、親と妹家族が見に来てくれていました。いいところを見せられたので、あと5年は芸人を続けられます。
ちゃんだい もう親の許可いらないでしょ!
――今日、バルーンは何本ぐらい使ったのですか?
ちゃんだい 300本ぐらいですね。
――シャープ愛エピソードはありますか?
ちゃんだい 僕はヘルシオを買いました。一人暮らしなんですけど、いまではヘルシオがないと生活できないです。唐揚げ、蒸し物など、おまかせでできるし、一人暮らしの人こそ使ってほしいですね。
山下 僕はAQUOSを買いました。
ちゃんだい 家電量販店に行っても、シャープさんの中から選ぶようになりました。
――来年への意気込みをお願いします。
山下 優勝しかないです。でも見たことがないようなバルーンアートをしないと。
ちゃんだい シャープさんの家電をもっとクオリティ高くバルーンで作りたいです。販売店で商品の横に並べたらお客さんが間違えるぐらいのを。
山下 それはお客さんの目に問題があるやろ!
2人 来年も必ず優勝します!