吉本新喜劇の川畑泰史座長が10月2日（日）、京都府中京警察署の「一日警察署長」に就任し、京都市の法華宗大本山本能寺境内で開かれた「中京安全安心大会」に参加しました。10月11日（火）から20日（木）までの「全国地域安全運動」にあわせて開催されたもので、川畑はパレードなどで地域の安全・安心をアピールしました。
ボランティアの防犯寸劇に川畑も参加
3年ぶりの開催となったこのイベントでは、まず京都市立京都御池中学校の吹奏楽部による演奏が披露され、中学生たちが「吉本新喜劇のテーマ」など元気いっぱいの音を響かせました。続けて中京警察署の末廣敏也署長、中京区の川端昌和区長が挨拶し、地域の犯罪抑止や安全の取り組みなどについて説明しました。
そして一日警察署長を務める川畑が姿を見せると、会場から大きな拍手が送られます。川畑は、末廣署長から委嘱状を受け取り、たすきがかけられると、さっそく地域安全功労者表彰式のプレゼンターを担当。感謝状を読み上げて、受賞者に手渡しました。
続けて、中京防犯推進委員協議会の女性委員で編成されるボランティア団体「中京平安レディース隊」による防犯寸劇です。実際にあった特殊詐欺被害を再現したこの寸劇に川畑も参加して、おなじみのギャグを披露します。川畑は「（この劇は）実際にあった事件なんです。私は大丈夫やろと思わず、危機感を持って」と協力を呼びかけました。
「大きな事件が起きないように…」
最後は京都御池中吹奏楽部を先頭に、川畑や地元商店街の人たちも一緒に、寺町通や三条通などでパレードを行い、安心・安全な地域づくりをアピールしました。
京都府文化観光大使でもある川畑が、一日警察署長を務めるのは2度目。イベント終了後、「むちゃくちゃ緊張します」と言うと、「署長をしている日に大きな事件が起きないように祈ってます」と笑わせます。
そして、高校卒業時に警察官の採用試験を受けて不合格だったことを告白。「でも、署長まで登り詰めることができました」と笑顔を見せます。そして、自らの出身地である京都について、「いろんな人が来る場所、これからも京都を守っていきたい」と力を込めました。
