10月15日(土)、16日(日)の2日間にわたり開催中の「京都国際映画祭2022」。15日、ヒューリックホール京都では、特別招待作品『WORLD SURF JOURNEY~Shimanto,Japan~』が上映されました。上映後の舞台挨拶には、主演の駿河太郎と清野正孝監督が登場。MCは木尾モデルと神楽千歌が務めました。
この作品、世界各地に根付いているサーフカルチャーを紐解くサーフドキュメンタリー。サーファーの顔も持つ俳優の駿河太郎が、サーフィンの技に挑戦しながら、高知県・四万十市を巡る7日間の旅が記録されています。
ロケ地は駿河の希望
サーフィンをテーマにした作品を撮り続けているドキュメンタリー映像作家の清野正孝監督は、「波を探すところから始まるサーフィンに旅はつきもの。いろいろな場所に行って、人や食べものに出会えることも魅力のひとつです」とサーフィンの魅力について語ります。今回は、新型コロナ禍の影響で海外に行くことが難しく、この機会に日本を見直そうという想いで、駿河太郎の希望である四万十市がロケ場所に選ばれたといいます。
駿河は四万十市を選んだ理由について、「サーフィンで全国各地を訪れる中で、四万十には一度、大会を見に行ったことがあって。その時に、波も人も食べ物も良くて、こんなところがあるのか! と感動したんです」と言及し、「日本にはまだ知らない波がいっぱいある。この作品で出会ったものを吸収して、仕事に還元しようと思っています」と今後の目標につなげました。
6時にサーフィンしてから仕事
MCの木尾や神楽も知らないサーフィンの専門用語や、作品の中で駿河が挑戦していた技“ハングファイブ”についての解説など、サーフィンを知らない人でも楽しめ、駿河が四万十川でパドリングしている様子をドローンで上から狙うシーンでは、「川の水が冷たくて大変だった」と撮影中の裏話も披露されました。
サーフィン歴は4~5年で「まだまだです」と謙遜する駿河に対し、清野監督は「日本屈指のサーフィン狂」と評するほど。夜明け前に出発して、6時には海に入り、サーフィンをしてから仕事に向かうことも度々あるといいます。そんな駿河は、「全然うまくならないけど、恥をかくことも素敵だと思っています。反省することで次につながるという面は役者も一緒」と、日々成長することができるサーフィンの魅力について改めて語りました。
清野監督は「駿河さんは下手なところもすべて曝け出してくれるところがすごい。カッコつけずに等身大の姿を見せてくれています」とこの作品の見どころについてもアピールしました。
木尾モデルが「僕もサーフィンをはじめたくなりました! 」と目を輝かせると、「(筋肉ムキムキの)この体やったらすぐできるで! (笑)」と駿河からもお墨付きをもらっていました。
最後に駿河は「恥をかくことも、なにもかも全部撮ってくれた清野監督に感謝しています」と謝意を述べます。「また一緒に旅に行きたいです」という清野監督の言葉を受け、なんと最後に重大発表が! 第2弾の制作を計画中であることが告知され、会場からは大きな拍手が起こりました。11月下旬から鹿児島・種子島でロケがスタートするとのこと。完成は来年2月頃の予定。現在、BSよしもとを始め、多くの媒体で放送を予定しているとのことなのでお楽しみに!