みなさま、ルミネtheよしもと通信バンキシャのプラス・マイナス岩橋でございます。
皆様にご報告があります。
長きにわたり務めさせて頂いたルミネtheよしもとのバンキシャですが、わたくし、この記事を持ちまして卒業させていただく事になりました。
長きにわたりご拝読いただき本当にありがとうございました。
相方の兼光は今後も続けて参りますので応援してあげてください!
しかしまぁこのルミネtheよしもとのバンキシャを務めさせてもらってから気づかなかった事にたくさん気付かされました。
ルミネtheよしもとのこんなところにブラックコーヒーがいつも熱々の状態で飲めるようになってるんだとか、こんな隅々にまで消毒スプレーが配置されてるんだとか、芸人さんが来なくてバタバタしてるスタッフさんや、いつも時間を測ったり色々なお世話をしてくれてる座付きの作家さん、大道具さん、小道具さん、音響さん、照明さん、舞台監督さんなどなど、僕らの漫才はいろーーーーんな方に支えられて成立しています。
タクシーを地下に呼んでくれて僕らが見えなくなるまで頭を下げてる社員さん、辞めていった社員さん、人事異動で別の部署、劇場へ異動して行った社員さん、新しくルミネtheよしもとに配属された明るく元気な社員さん、ずーっとルミネtheよしもとにいる古参の社員さん、
そして! お客様!
ほんとにほんとにみなさんに感謝なんです。
やはり改めて僕らにできる事、それはしっかりした漫才をしてしっかり笑いをとる事、舞台は作ってもらってるわけで、その中で主役として飛び出していくのですから、本当に自分達のすべき事は何か、今この記事を書いて再認識させていただいております。
ありがとうございます。
この芸人の世界、表は華やかな世界ほど裏は残酷な部分もあります。
誰もがルミネtheよしもとに立てるわけではありません。
何十年と芸人を続け、ルミネtheよしもとに立ってない方々もたくさんいらっしゃいます。
僕たちもいつどうなるかわかりません。
僕は吉本興業に感謝をしてます。
人並みに結婚をし家庭を築き家のローンを組み車に乗っています。
これ、他事務所では絶対無理なんです。
プラス・マイナスというコンビの露出、知名度ではTV等の芸能界では絶対にそんなことできてません。
これは吉本興業が110年間大切にしてきた生の笑い、劇場があるからなんです。
吉本には全国に劇場がある、そこで僕らは漫才をさせていただき生計を立てさせていただいてます。
僕はウケの量にこだわってやってきました。
もちろんいろんな葛藤もありましたが、
吉本の先輩、師匠、社員さんから大切な声をいただいてきました。
「芸を磨けよ」と「芸」を磨いてこその「芸人」だと。
テレビは波があり水物、旬もある、しかし知名度を上げてもらえる、そして劇場にまた観に来てもらえる、そういうものだと。
この先、20年30年と飯を食っていくには「芸」だと。
淘汰されて最終的には誰が残ってるかだと。
この世界の厳しさも教わりました。
それから僕の中で感覚が変わってきました。
テレビや賞レースはお祭り。出れたらラッキー。
普段のベースの仕事は目の前のお客様、日々の劇場にあり。
そう思うようになって、どっしりしたというか気分も不安などでふわつかないようになりました。
みなさま、今後とも末長く吉本の劇場に生の笑いを、芸人の汗を観にきてください。
いつもありがとうございます!
m(_ )mm(__)m
さっ、ギターの練習しよーっと(笑)。
これができるのも「漫才」があるからです。
そして全ての経験は「漫才」に還元されます。
吉本、劇場、漫才、相方、そして、お客様
いつもありがとうございます!!
写真はルミネtheよしもとでの思い出、芸人さんや恩師とのものです。
岩橋のバンキシャはこれにて終了です。
ありがとうございました!
ではまた全国の劇場で(^^)/