今年3月の「R-1グランプリ」で初優勝を果たした田津原理音の、優勝後初となる凱旋単独ライブ『どんなときでもひとりじゃない』が、4月15日(土)に大阪・よしもと漫才劇場で開催されました。満員御礼となった今回のライブは、R-1決勝戦で見せたカードゲームネタ「バトリオンモンスターズ」をはじめ、新ネタを含む6本。さらに幕間のブリッジVTRも、カメラ愛好家の田津原らしい“感動”ドキュメンタリーで、ピン芸人・田津原の魅力あふれる1時間となりました。
「こんなに多くの人の前でやるのは初めて」
この日の劇場は満席! 観客から万雷の拍手で迎えられた田津原は、「こんなに多くの人の前で単独ライブをやったことはなかった」と感激しきり。
そして、おもむろに「田津原理音を産んだことあるよ~という人、手を挙げてもらっていいですか?」と呼びかけると、なんと「はい!」と客席から田津原の母親が挙手! そんな、ほのぼのとした一幕もありながら、さっそくネタのスタートです。
まず1本目は、フリップを使った「ぜんぜんええねんで」。田津原のネタでおなじみの「バトリオンモンスターズ」ネタでも登場するキャラ“よしいまなぶ”が繰り広げる、思わず「何の時間!?」「あほなの?」とツッコみたくなる、“ぜんぜんええねんけど気になること”が続々と披露されます。
2本目のコントは、なかなか結果の出せないプロ野球選手が、用意された弁当やウスターソースのパッケージなどにイライラをぶつけるという、躍動感ある内容です。
カード付きポテトチップスも登場!
3本目は「R-1グランプリ」決勝戦で、ファイナルステージへの進出を決めたネタ「バトリオンモンスター」です!
カード付きポテトチップス「ヒーローズチップス」も登場し、客席は大笑い。「小学校で誰よりも早く長財布を使い始めた奴」など“レアカード”が次々とお目見えしました。
そして4本目は、「先入観を取り払って聞いてほしい」という効果音を使ったネタ。ピストルの音「バキューン」や、ナイフで刺す音「グサリ」、クイズの正解音「ピンポン」といったさまざまな効果音は、先入観をなくしてよく耳を澄ますとまったく違う表現になるという実験的なネタで、大きな笑いを起こします。
5本目の「街ボケ」は、田津原が街角で写真に収めた “ボケた”風景にツッコミを入れていくというもの。田津原の家の近所のお弁当店、駐輪場、営業先で遭遇した某区役所でのひとコマ、街で見つけた珍看板など、まさにツッコミどころ満載のワクワクする写真ばかり!
最後はお楽しみ、「みんなで開封しようぜ☆」! この日、来場した観客全員に「バトリオンモンスターズ」カードを配布し、そのカードを全員で一斉に開封しようという企画です。
カードは、「R-1グランプリ」で一躍有名になった「稲妻と呼ばれし男」などレアカード含めて20種類あり、開封と同時に大盛り上がり!
「同じカードが当たった人同士で、帰りに一緒にびっくりドンキーに行ってプリクラを撮ったら?」と提案する田津原でした。
ピン芸人・真輝志を撮影する“感動”ドキュメンタリー
幕間のブリッジVTRは「カメラ旅をしよう!」と題して、カメラをこよなく愛する田津原が、カメラ仲間のポートワシントン・笠谷翔平と六甲山の眺望スポット「六甲ガーデンテラス」に出かけ、モデルのピン芸人・真輝志をカッコよく&カワイク撮影する様子を追うロケです。
ベストスポットを探すために、真輝志を山の中へ突撃させたり、単独ライブのポスターに使えそうなポートレートを撮影したりと和気あいあいの雰囲気でカメラ旅は続きます。真輝志がオオカミになりきって山を駆け回る写真では、驚きの躍動感に「すごいやん!」と2人のシャッターを切る手が止まりません。
六甲山からの絶景を前にしたときは、「真輝志、いらんやん!」と景色に感動。山頂で撮影されたのは、笠谷が思わず「僕ら、死ぬまで一緒にいような」とつぶやくほどのベストショットでした。
エンディングでは、その真輝志とポートワシントン・笠谷もステージに登場。R-1に向けて田津原と一緒にユニットライブ「ワンツーフィニッシュ」を開催していた真輝志は、満席の劇場を見て「泣きそうになった」と感慨深げ。笠谷も「すごかった! やっぱネタがおもろい」と、田津原に拍手を送りました。
このライブの模様は4月17日(月)19:30までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケットはこちらから。