間寛平がさんまにまさかの「帰ってほしいねん…」 「50周年+1」ツアーファイナルでレジェンド続々

間寛平の芸能生活50周年+1を記念するライブツアー『いくつになってもあまえんぼう』が10月10日(日)に大阪・なんばグランド花月で千秋楽を迎えました。“本気の寛平まつり!”と銘打ったこの日の特別公演には、内場勝則、辻本茂雄、未知やすえら新喜劇レジェンドや、おなじみの現役座員たちが大集合。さらに、スペシャルゲストの明石家さんまもサプライズで駆けつけ、客席に大爆笑を届けました。

出典: FANY マガジン

1970年に吉本新喜劇に入団してわずか4年、24歳という若さで新喜劇の座長に就任して頭角を現すと、「ア~メマ」「かい~の」など数々のギャグを生み出し、瞬く間にお茶の間の人気者となった寛平。2020年に50周年を迎えましたが、コロナ禍のため、今年6月の東京公演から「50周年+1」の記念ツアーをスタートさせました。

この日は、新型コロナの影響で延期された2公演、11月20日(土)の熊本公演と11月27日(土)の長野公演を残しながら、一足先にツアーファイナル。記念ツアーの最後にふさわしい、豪華なステージとなりました。

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51年間をぎゅーっと3分に

幕が上がると、ピンクの着物に身を包んだ寛平がステージ中央に。まずは、芸能生活51年をぎゅーっと3分に詰め込んだ自作の浪曲で、波乱万丈の人生を振り返ります。

「間寛平51年のアホ道中〜!」と、寛平のヒット曲『ひらけ!チューリップ』の一節も絡めながら、アメマバッジで多額の借金を背負い「アメマ裁判」となった経緯など数々の“苦労”を語ると、会場は大爆笑。最後は、こう歌い上げました。

「我の実力1割で、9割みんなのおかげです。これから何キロかわかりませんが一生懸命走っていきますので、皆さん、間寛平を支えてやってください。それはなぜかと言いますと……いくつになってもあまえんぼう〜!」

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さらに、忌野清志郎による応援歌『RUN寛平RUN』をBGMに、若かりし日々やアースマラソンでの勇姿など、これまでのさまざまな寛平の姿がスクリーンに映し出されました。

レジェンド大集合の新喜劇

いよいよ寛平座長の新喜劇がスタート。花月旅館を舞台に、内場組vs吉本組の“仁義なき戦い”が繰り広げられるというストーリーで、番頭役の石田靖、女将役の未知やすえが舞台に姿を現すと、会場は拍手に包まれます。

そして本日の主役、寛平がステージへ。着流し姿の寛平が「親の血を引く兄弟よりも〜」といきなり熱唱し始めると、内場勝則や島田珠代、アキも登場して盛り上げます。

ここから舞台は寛平の独壇場。不意のアドリブにまごつく若手座員たちの姿が笑いを誘います。さらに、寛平と辻本茂雄の丁々発止のやりとりに石田、中條健一、吉田ヒロも参戦すると、笑いのボルテージは一気に上がりました。

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さんまが来年のキングオブコントに!?

舞台上では内場組と吉本組の争いに、登場人物同士の恋愛模様なども絡みつつストーリーが進行。この日のゲスト、村上ショージがギャグの連発で盛り上げていると……なんと、東京・仙台公演に続いて明石家さんまがサプライズ登場! 

学生服姿のさんまは、大歓声の観客とともに“パンパパパン”とおなじみの手拍子3連発。そこから、今年の『キングオブコント』に出場した寛平とショージの即席ユニット「ヤギとひつじ」へのダメ出しが始まります。

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「時間オーバーで失格した」とさんまがツッコむと、ショージは「2回戦で寛平さんの足が震えていた」と暴露。さらに、「兄さんも来年、出ましょうよ!」とまさかのオファーが飛び出しますが、「落ちたらカッコ悪い」と渋るさんま。それでも「裏から手回しますから」と食い下がるショージに、さんまは「手回さなあかんのか。こんなん着せられて、ノーギャラで……」とボヤいていました。

その後は、寛平も加わってボケとツッコミがマシンガンのように続くステージに。ゲストのジミー大西も登場し、『金色夜叉』のひと幕をベースに息ぴったりの掛け合いを見せた4人ですが、最後は寛平が「帰ってほしいねん……」とポツリ。「このままでは帰られへん!」としばらく芝居を続けたさんまが去って、思わず「クタクタですわ」と漏らす寛平でした。

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ここからさらに池乃めだかも登場し、レジェンドギャグ「見下げてごらん〜」からの泣きギャグで、ラストに向かって会場を盛り上げました。

最後は、「コロナを吹き飛ばすような歌を作りました」と言う寛平が『立ち上がれ!ガッツマン』を熱唱。「コロナなんかどっか行ってまえ〜!」という寛平の叫びで、怒涛のステージは幕を閉じました。

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