『ABCお笑いグランプリ』はゼロカランが初決勝進出・初タイトル! 男泣きのワキ「まさか自分たちが“優勝できる芸人”だったんだ…」

漫才・コントなどジャンルを問わず、“デビュー10年以内”の若手お笑い芸人の頂点を決める『第47回ABCお笑いグランプリ2026』が7月26日(日)に行われ、激戦を制してゼロカラン(ワキユウタ、たいが)の2人がチャンピオンになりました。優勝会見でゼロカランの2人は、初めての決勝進出で初のタイトルということこともあり、喜びを爆発させました。

出典: FANY マガジン
出典: ©ABCテレビ

「決勝も優勝も初めてだったので…」

ゼロカランは2019年結成。昨年は『ダブルインパクト』と『M-1グランプリ』で準決勝に進出。その経験で得た確かな手応えを胸に、今年の『ABCお笑いグランプリ』へ挑みました。さらに、ツッコミのワキは5月放送の『ツッコミ芸人No.1決定戦 ツッコミスター』で準優勝。着実に結果を積み重ね、若手実力派として存在感を高めているコンビです。

大会終了後の優勝会見でワキは「決勝も優勝も初めてだったので、まさか自分たちが“優勝できる芸人”だったんだ、と(思いました)。認められた気持ちがあってうれしいです」としみじみ。たいがも「陸上で例えると、『ABCお笑いグランプリ』で優勝したことで(M-1グランプリに)『ここからスタートしていいよ』と列に並ぶ資格をもらえた感覚です」と話しました。

金魚番長、ゼロカラン、豆鉄砲の三つ巴

『ABCお笑いグランプリ』は、1980年に“若手お笑い芸人の登竜門”として始まった歴史ある賞レース。今年は583組がエントリーし、決勝では、エグい速さ、江戸川ジャンクジャンク、金魚番長、ぎょねこ、三遊間、生姜猫、センチネル、ゼロカラン、ソマオ・ミートボール、ダウ90000、豆鉄砲、ヨネダ2000(※50音順)の12組が争いました。

ファーストステージでは、12組がA、B、Cの3つのブロックに分かれてネタを披露。「ノックアウトサバイバル」方式で、各ブロックでは暫定勝者と次にネタを披露する組が対決を繰り返し、最後まで勝ち残った各ブロックの3組がファイナルステージへ進出します。

審査員は、陣内智則、ダイアン・ユースケ、かもめんたる・岩崎う大、マヂカルラブリー・野田クリスタル、かまいたち・山内健司、ハナコ・秋山寛貴、ニッポンの社長・辻クラシックという面々です。

Aブロックは、初出場のエグい速さ、三遊間、2年ぶり2回目のぎょねこ、3年連続3回目の金魚番長による勝ち抜き戦。すきのない漫才を披露した金魚番長がブロックを制し、ファイナルステージ進出を決めました。かまいたち・山内は「クオリティが高かった。すばらしい漫才」と語り、ダイアン・ユースケも「ボケ数も多く、全ボケはずさず(会場を)沸かせていた」と評価しました。

出典: FANY マガジン
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Bブロックは、初出場のゼロカラン、江戸川ジャンクジャンク、2年連続2回目のセンチネル、2年ぶり4回目のダウ90000が激突。トップバッターのゼロカランがその勢いのまま勝ち抜き、ファイナルステージへ。陣内は「めちゃめちゃおもしろい漫才でした。ツッコミワードもすばらしい」と絶賛でした。

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Cブロックには、ラストイヤーのソマオ・ミートボール、初出場で今大会最年少の生姜猫、『M-1グランプリ』ファイナリストのヨネダ2000、初出場の豆鉄砲が登場。斬新なネタが続き、かまいたち・山内が「いちばん難しかった」、ハナコ・秋山も「正しく比べられている自信がありません」と漏らすほどの大接戦のなか、豆鉄砲がファイナルステージ進出。マヂラブ・野田は「テーマが深いところまできているけど、漫才がうまいからずっとおもしろい」と称えました。

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「インパクトと破壊力が他のコンビよりあった」

ファイナルステージでは、金魚番長、ゼロカラン、豆鉄砲の順にネタを披露。審査員7人による100点満点の採点の結果、700点満点中668点を獲得したゼロカランが頂点に立ちました!

優勝が決まった瞬間、ゼロカラン・ワキは固く目を閉じて男泣きし、チャンピオンベルトを受け取る際も涙が止まりません。ワキは、「めちゃうれしいです。優勝とかできる芸人やったんやと思ってめちゃうれしいです」とコメント。一方、たいがは「これだけおもしろいネタを書いてくれたんで」とワキの手の甲にキスし、ワキが「アメリカか!」とすかさずツッコミを入れる一幕もありました。

かまいたち・山内は優勝したゼロカランについて、「インパクトと破壊力が他のコンビよりあったと思いました」と総評しました。

ゼロカランの2人は、大会終了直後に放送されたABEMA特番『ニューヨークがABCお笑いグランプリ2026王者を徹底解剖!』に出演。サッカーになぞらえて自分たちの武器や強みを語る「新王者のベストイレブン!」に挑戦したほか、ファイナルステージを戦った同志、豆鉄砲と金魚番長とともに大会のウラ話で盛り上がりました。

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ワキ「8年やってきたけど結果が出ず、評価されるタイプではなかった」

大会終了後の会見でワキは、感謝を伝えたい相手について、「8年やってきたけど結果が出ず、評価されるタイプではなかった」と振り返りながら、「それでも昔から『面白い』と言ってくれた芸人さんやお客さんに『間違ってなかった』と言えるのが本当にうれしいです」と話します。

一方、たいがは「両親には優勝できたと伝えたい」とし、「ネタを書いているワキにも、ありがとうございますと感謝を伝えたいです」と改めて語りました。

ゼロカランの2人が“転機”に挙げるのは、今年と昨年の『ダブルインパクト』や、昨年の『M-1グランプリ』で準決勝に進出したこと。この間、毎月、金魚番長と新ネタ5本ライブを開催したほか、ゼロカランだけで新ネタ8本ライブも開催してきました。この圧倒的な経験が今回の結果に繋がったようで、2人は「それが実ってよかったです」と振り返ります。

ネタ作りについてワキは「ツッコミが主流やって言われがちですが、たいがの表現力やボケの発想がもっと伝わるようにネタ合わせをしていました」と明かします。これを受けてたいがは「僕は(ネタを)いっぱい覚えました」と話して笑わせました。

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たいが「この世のテレビ番組全部に出てみたいです」

今後の目標について、2人が掲げたのは「M-1優勝」。ワキは「今日は『ABCお笑いグランプリ』を獲って、M-1につなげようという意気込みで臨んでいました。M-1で優勝して、劇場にも貢献しつつ、2人でテレビスターになりたい。人気者になりたいです」と力強くコメントしました。

「本当にまったく一緒」というたいがも、「劇場もしっかりやりながら、M-1で優勝して、僕は全部のテレビに出るのが夢なんです。この世のテレビ全部、NHKの囲碁番組も含めて、本当に全部出てみたいです」と語りました。

賞金100万円の使い道を聞かれると、ワキは「お金を一気にもらったことがないので、何に使うのがいいんやろ」と悩み顔。一方、たいがは「ネタを書いてくれている(ワキへの)感謝も込めて……34万円と66万円で」という配分を提案したものの、自分の取り分である34万円の使い道に頭を悩ませ、ワキから「お前が決めたんやで」と即座にツッコミが入ります。

悩んだ末にたいがは「ウイスキーが好きなので、ちょっといいウイスキーを1本買いたい」と話す一方、「キャバクラだけには使わない」と宣言。ワキも「それだけはやめよう」と応じ、息の合った掛け合いで最後まで沸かせました。

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出典: ©ABCテレビ
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