西川のりおが“政治”を自由奔放に語りつくすYouTubeチャンネル始動! 「僕の発言で熱くなってほしい!」

西川のりおのYouTubeチャンネル『のりおくんチャンネル〜俺にも言わせろ!〜』が、4月27日(木)に始まりました。1980年代、漫才ブーム華やかかりしころから、世を賑わす時事ネタを織り込んだネタで爆笑をさらってきた、まさに元祖・時事芸人。そんなのりおが、現代の政治・経済について日ごろから感じている疑問や持論を、パートナーであるジャーナリスト・鈴木哲夫さんとともに、ときに大激論、ときに大脱線のノンストップトークで繰り広げます。今回は、その初回収録現場に潜入してきました!

出典: FANY マガジン
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“芸人ジャーナリスト”のりおが吠える!

この日は4本分の収録が行われましたが、1本目は、やはり気になる2人の関係について。出会いは30年以上前。鈴木さんが当時、所属していたテレビ西日本で、年末の生番組のロケを担当した際、スタジオで司会をしていたのがのりおと村上ショージ、Mr.オクレだったそう。

のりおが進行を無視してそのロケを絶賛し続け、現場ではスタッフ全員が喜びのあまり涙を流したのだとか。「それから、この人といつか報道番組をやりたいと思っていた」と鈴木さんは熱く語ります。

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その後も不思議な縁でつながった2人は、タッグを組んでテレビ番組を制作……などなど、懐かしいエピソードが止まりません。鈴木さん曰く、「のりお・よしおは時事漫才。のりおさんは芸人ジャーナリスト」。話はやがて、のりおが考える“政治家に必要なもの”に至り……。

『のりおくんチャンネル〜俺にも言わせろ!〜』は、4月27日(木)から毎週木曜19:00に更新される予定です。記事に書けなかった内容、盛りだくさんです。

出典: FANY マガジン
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今日はちょっと気合が入った

収録を終えたばかりののりおと鈴木さんに、チャンネルの狙いや開設のきっかけ、これからやってみたいことまで、ズバリ聞いてみました。

──初回収録を終えた感想、手応えを聞かせてください。

鈴木 のりおさんと時事問題をやるっていうのが夢だったので、幸せのひと言です。

──議論が白熱して、このままでは終わらないのでは? と心配になる場面もありました。

鈴木 たぶん終わりません(笑)。むかし番組をご一緒していたときも(BS 11『西川のりおの言語道断』)、生放送が夜10時に終わってから、24時間やってる築地の寿司屋さんにご飯食べに行って、夜中までずっとお話してましたもん。そっちのほうが長いんですよ。話もそっちのほうが面白い。

のりお (笑)

鈴木 だから、今日なんか短いぐらいですよね。のりおさんは、本当の時事芸人。僕はそう思っています。それを出すためには時間が足りないぐらいです。

出典: FANY マガジン
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──のりお師匠はいかがでしたか?

のりお BSよしもとでもやってますけど(毎週火曜17:30〜『チーキーズ イブニング』)、やっぱり鈴木さんは専門家なんで、今日はちょっと気合入ったのと、微妙な緊張感がありました。スペシャリストやから知識が僕らと違いますし、実際に細かい数字も全部わかってるんでね。僕は、漫才のギャラの数字とかはわかるんですけど(笑)。
政治の話は、鈴木さんに教えてもらったんです。僕ももともと興味あったから、自分が考えていることと噛み合わせながらね。たとえば、番組でもおいおい言いますけど、やっぱり日本の政治家って、議員になりたいからなってるんですよ。

鈴木 そうそう。

のりお 国民のために何かやりたいんじゃなくて、議員になりたいんです(笑)。

鈴木 議員って何かをやるための手段。ところが議員になることが目的になってしまっている。

のりお 議員になったときの優越感っていうのがあるんでしょうね。それがとても気持ちよくて忘れられなくなって。

鈴木 もう家業ですよね。そういう政治家ばっかりですよ。

のりお 僕は、そういう人を何人も見てきました。

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のりおのニュース視聴時間は1日5時間!?

鈴木 知ってます? のりおさんって、1日5時間ニュース見てるんですよ。CSのニュースとかああいうのも。

のりお CNNも見ます。

鈴木 5時間ですよ。そんな芸人いますか? たとえば、『チーキーズ』なんか見ててもそうなんだけど、時事問題の知識すごいでしょ。

のりお いやいや。

鈴木 “時事漫才”なんてよく聞きますけど、申し訳ないけど、いまから30年前ののりお師匠は、もうそれをやってたんですよ。笑いってやっぱり風刺で、これは権力に対していちばん大事な部分。庶民の気持ちをのりおさんがバッと風刺で斬ることによって、庶民が「そうだ!」って思うっていうね。
「ホーホケキョ」とか、テレビ番組でモノをぶっ壊すのも有名ですけど、のりおさんの本質はそこじゃないんですよ。僕は「のりお論」で1冊本を書く自信あります。だから、YouTubeでもそれが出ればいいなっていうのがすごくあります。

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──今後、取り上げたいテーマはありますか?

のりお いろいろありますね。たとえばコロナ。急に言わなくなりましたよね。こんな極端なことはないと思うんですよ。放送はBPOができて、きつくなり出しました。言論統制する国になりかねんような……これでは日本は、とんでもない方向に走りますよ。
この番組では、僕は無難なことはしゃべりません。「のりお、お前、なに言うてんねん」と言われもいいんです。人間には当然、賛否ありますから、逆にモノ申していただいたらありがたいです。それは見ていただいてるということなんでね。だから、僕の発言を見て腹を立ててください。

鈴木 カッコいいでしょ(笑)。

のりお 腹立てるっていうことは、そんな僕の発言に対して熱くなってるってことなんですよ。熱くなってほしいですよね。

鈴木 だからね、本当はのりおさんが政治家になってくれたらいいんだけど……ただ、政治家って(衆参合わせた)700分の1でしかない。でも、こういう立場ののりおさんは、本当にすべての人にメッセージを出せるじゃない。だから、そういう意味では政治家になっちゃいけないんですよ。

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のりお 今日、僕がちょっと嬉しかったのはね、こういう電波みたいなもので1回は「けったくそ」の話をしたかったんです。あと「はったり」も言いたかったので、今日はどっちも言えてよかったです。

──収録中には、政治家と生電話をつなぐという話も出ていました。

鈴木 今日は(収録)1回目だからやらなかったんですが、政治家と電話でつないだりするのは間違いなくやります。

のりお「テレビのコメンテーターとやり合いたい!」

──YouTubeといえば、チャンネル登録者数がよく話題に上がりますが、のりお師匠はどれくらいの登録者数、再生回数を目指していますか?

のりお いや僕ね、YouTubeはやらないつもりだったんですよ。地上波というか、電波で育ってきたんで、僕のなかでは(YouTubeは)流行り仕事やと思ってました。だから、登録者数の数なんかわからない。見たい人は見てくれってことですよ。

鈴木 実は僕もYouTube興味なかったんですよ。だけど、のりおさんとの番組をやる方法として、地上波では「けったくそ悪い票」とか言えないわけですよ。そしたらもう、これはYouTubeしかないなと思って。

のりお 僕は、今日はテレビのつもりでしゃべってましたけどね。

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鈴木 テレビでも結構、言いたいこと言われますもんね(笑)。そこが魅力なんですよ。

のりお それこそ1回ね、この番組で、いま(テレビに)出ている諸氏(コメンテーター)とやり合いたいんです。彼らが言ってるのは、ちょっときれいごとが多くて。そういう日本の論客がいっぱいいるなっていうのは前から感じてます。
人生経験ってダテじゃないじゃないですか。経験してないのに、想像でものごとしゃべったりするのは、僕あんまり好きじゃないんですよ。知識と経験値は違う。経験からくる知識というのが、またあるんですよね。

鈴木 だてに71年、苦労して生きてきてないですよね。そりゃそうですよ。

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のりお こういう仕事してもね、しゃべってるなかに人間味みたいのがある。それが、(彼らは)ただ言い放ってるだけなんですよ。

鈴木 ポジショントークっていうんですかね。

のりお 論客じゃないけど、前に(政治ジャーナリストの)田崎(史郎)さんを(のりおの番組に)呼んだときみたいに、そういう人も呼んでしゃべりたいですね。

鈴木 GOサインが出れば、いくらでも呼びたいなと思います。

のりお 元テレビ局で、いまは制作会社をやってるような人に、いまのテレビ事情を話してもらうとかもいいんじゃないですか?

鈴木 そのためにも、番組の継続をお願いします。

出典: FANY マガジン
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