ジミー大西が若き日に恋に落ちたお相手と“紅茶コラボ”! 「当時、さんまさんがセッティングしてくれたんですが…」

画業30周年を迎えたジミー大西が昨年からスタートさせた全国巡回展「POP OUT」が、現在開催中の阪急うめだ本店でファイナルを迎えています。6月26日(月)が最終日となるこの巡回展ではオリジナルグッズも販売されていて、そのなかのひとつがジミーの作品「情熱大陸」がプリントされた缶入りの紅茶。これをプロデュースしたのが、ジミーと古くからの知り合いで、「紅茶の先生」としてセミナーや講演活動を行っている“グリン子先生”こと田宮緑子(りこ)です。今回は、巡回展終了を前に2人の特別対談を行いました。

出典: FANY マガジン
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若き日のジミーの「伝説」

——おふたりが会うのはいつぶりですか?

ジミー (明石家)さんまさんプロデュースのネットフリックスのドラマ「Jimmy〜アホみたいなホンマの話」(2018年)の特番で、緑子ちゃんと会って。それまでは20~30年、会ってなかった。

田宮 今日は楽しみにきました(笑)。

——知り合ったきっかけを教えてください。

ジミー 当時、緑子ちゃんはアイドルとして売り出してる最中で、僕は舞台裏で幕引きとかしてたんですよ。それで僕が緑子ちゃんのことを好きになって、(明石家)さんまさんに言うたら、お茶飲みに行くっていうのを設定してくれたんですけど、緑子ちゃんが逃げたんです(笑)。

田宮 まだかわいらしいときで、いまみたいなおばちゃんじゃなかったんですよ(笑)。まだ10代でしたよね?

ジミー そうそう。

——ジミーさんの第一印象はどうでしたか?

田宮 本当に強烈な印象で、芸人さんのなかでも大西くんのような強烈なキャラクターの方っていらっしゃらなかったんですね。「大西くんって子が進行に入ったよ、めちゃくちゃおもしろい」って会社の方から広がっていって、「どの子や、どの子や!」ってみんな見に来たくらい。もう舞台出る前に有名になって、存在がまたたく間に知れ渡って(笑)。

ジミー 自分は入ってから「あんな汚いの、舞台出したらアカンで」って言われてたんです。

出典: FANY マガジン
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田宮 もう(話題で)持ち切りでしたね。おもしろい、愛されキャラでいらっしゃるから、みんながネタにしようって、あることないこと作って、本当に盛り上がってました。

——そのころの印象は、いまも変わりませんか?

田宮 お人柄が本当にやさしくて。この前、何十年ぶりかに会わせていただいたときも、画家になってこんなにもご活躍されていて、芸人さんとしても全国で知られているのに、「あ、緑子ちゃん!」って、ふつうに声をかけてくださって、人柄がぜんぜん変わらない。うれしかったです。芸人さんとして何十年もテレビで活躍されてて、それでなおかつ絵の才能もある。私の友人・知人も、すばらしい絵を描くってみなさんおっしゃるんですよ。

——ジミーさん、この感想を聞いていかがですか?

ジミー 僕はシンデレラボーイやな、と思いました。

田宮  本当にすごいと思います(笑)。

ジミー (こんなになると)思て入って来てないじゃないですか、あれよあれよという間に楽屋でみんなに可愛がられて、あれよあれよという間に絵を描いて、個展やって、あれよあれよという間に定年来て。緑子ちゃん、定年過ぎてるで。

田宮 過ぎてない、過ぎてない、まだ23(歳)くらい(笑)。

ジミーのイメージでアッサムのブレンドに

——今回のコラボ商品がこれです。

ジミー (缶を手にとって)これなんのティーですか?

田宮 アッサムっていうインドの紅茶なんです。

ジミー 僕の絵を全面的に出してもらって。こんだけ愛してくれてんねんなって。ヒシヒシと愛し方が伝わってくる(笑)。

出典: FANY マガジン
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——コラボのきっかけは?

田宮 (京都国際)映画祭に出していただいたときに、(同映画祭アートプランナーの)おかけんたさんが「これが紅茶か!っていうような、紅茶と思われへんような紅茶を作って」って言ってくださって。その紅茶が「言語道断」っていう名前で。それを大﨑(洋)前会長が飲みに来てくださって、「おいしいやん」って言ってくれたんです。それから会社が紅茶を作ってくださることになって、大西くんとのコラボがおもしろいんじゃないかって。それを大西くんが承諾してくださって、こういうコラボができた、というのが経緯です。ありがとうございます!

ジミー いえいえ、とんでもない。

――実際に商品を見て、どうですか?

田宮 もう神棚に飾ってます! めっちゃうれしいです、ホントに。

ジミー 神さん、怒るで(笑)。

田宮 (缶を手にしながら)このゾウが紅茶の本場のインドと重なって。そして中身はインドのアッサムなんです。ここは情熱を持ってイギリス人が開拓した地なんで、「情熱大陸」という作品の名前とちょうどつながって。

ジミー アッサムってインドで有名ですもんね。

出典: FANY マガジン
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田宮 飲まれます?

ジミー 僕はミルクティーにします。インドに行ったときにアッサムをミルクティーにして飲んで。チャイ(紅茶の茶葉、ミルク、スパイスで甘く煮出したインド式のミルクティー)っていうんかな、それを飲んだこと覚えてます。おいしかった。

田宮 どんなブレンドにしようかと思ったとき、全国的にも有名な画家さんでいらっしゃるので、どなたにも幅広い層の方に飲んでいただける、クセのない、飲みやすいお茶にしたいというのがまずあったんです。あとはパッケージが「情熱大陸」という作品と重なりまして、アッサムのブレンドにしました。ホット、アイス、どちらでも美味しいし、大西くんが言ってくれたミルクティーが最高です!

ジミー 飲ませていただきます。

出典: FANY マガジン
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日本橋三越の英国展でも

――今後もコラボのお話があれば?

ジミー 緑子ちゃんが好きなもの、どうぞ選んでください(笑)。

田宮 ありがたいです! お話があればもちろん。神棚に飾ります。

ジミー 神さん、怒るって!(笑)

――最後にメッセージをお願いします。

ジミー 今回、個展のファイナルを迎え、全国の皆さん、ありがとうございました。本当に考えないで生きてる人間なんで、考えたらダメなんです、僕は。だから今回の個展は皆さんに感謝して、ありがとうございます、っていうことです。

田宮 全国のデパートで紅茶の販売やトークショーなどをさせていただいてるんですが、大西くんが個展を三越さんでやられることが多いというので、日本橋の三越さんの英国展で、8月30日(水)からこの紅茶を出させていただきます。そして、これからもどんどん広げさせていただいて、これを神棚に飾って第2弾も大西くんにお願いしたいなと思ってます!

ジミー 大丈夫です、はい!

出典: FANY マガジン
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ジミー大西の全国巡回展「POP OUT」は6月26日(月)まで、阪急うめだ本店・阪急うめだギャラリーで開催中。“画家・ジミー大西”の30年を時系列で見ることのできる作品群のほか、大阪会場限定品などのグッズも用意されています。

「POP OUT」公式サイトはこちらから。
紅茶の購入はこちらから。(7月1日から販売開始)