BSよしもとの新番組は「舞妓さん新喜劇」!? 祇園花月の新喜劇が全国どこでも視聴可能に

BSよしもとで「祇園花月presents吉本新喜劇」の放送が7月6日（木）から始まります！6 月30日（金）には吉本興業大阪本社で会見が行われ、吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー（GM）のほか、すっちー、酒井藍、アキ、吉田裕の4座長が勢揃い。京都とオンラインで中継を結びながら、よしもと祇園花月で上演されている新喜劇の魅力や見どころを語り尽くしました。

「祇園花月presents吉本新喜劇」は、毎週木曜21:00〜22:00に放送。その後、日曜12:00〜13:00と月曜19:00〜20:00に再放送されるほか、BSよしもとホームページで2週間の見逃し配信もあります。

これまで、大阪・なんばグランド花月（NGK）の新喜劇がMBS系列で放送されてきましたが、今回、新たによしもと祇園花月の新喜劇がBSよしもとで放送されることで、全国で吉本新喜劇を楽しむことができるようになります。記念すべき初回は、すっちーが座長を務めた「すち子と、決意表明の作り方」に決定しました。

祇園花月ならではの魅力がたっぷり

この日の寛平GMと4座長は、京都・祇園にあやかって全員着物姿で登場。寛平GMが「全国で見られることがありがたいな」と話すと、アキも「これまで放送がなかったところにも届く」とアピール。すっちーが「これでなんば（グランド花月の新喜劇）も見てみたいとなれば……」と振れば、すかさず酒井が「サイコー！」と応えます。

さっそく祇園花月にいる岡田直子、信濃岳夫が中継で、劇場を案内していきます。祇園花月の舞台の花道について説明していると突然、川畑泰史元座長のテーマ曲が流れ、なぜか諸見里大介が登場。座長たちは「花道はなんばにはないエエところ」とうなずきます。

続いて新喜劇のテーマ曲が流れると緞帳（どんちょう）が上がり、ステージ上に組まれた旅館のセットが姿を現しました。そして祇園花月の3人が、「あるある」を披露します。

「帯谷孝史さんが出ている週の洗い場の床がびちゃびちゃ」（諸見里）

「祇園花月の舞台はNGK（なんばグランド花月）よりちょっとコンパクトで、真っすぐ歩けないくらい通路が狭くて、運がよければ、師匠方の珍しい横歩きが見られるかも」（岡田）

「みんな（京阪電車の）祇園四条駅から歩いてくるんですけど、烏川（耕一）さんだけバスを駆使してやってくる」（信濃）

京都でなぜかウエスタンショー！？

座長たちも、それぞれ祇園花月についてコメントします。吉田によると、ステージの下がちょうど楽屋で「（ザ・ぼんち）おさむ師匠が『おさむちゃんでーす！』で足を鳴らすときに楽屋にいる芸人たちがビクッとなる」そうです。

また、アキが「楽屋がギュッとなってるから、いつも以上に会話が増えます」と話すと、すっちーも「映画で潜水艦のなかのシーンがあったら思い出す」と言います。酒井は「祇園花月に行くまでの道に、めちゃくちゃ安い八百屋さんがある」と話し、座員が白菜を背負って帰っていくシーンもあるという日常風景を明かしました。

ここで、4人の座長たちが祇園花月で挑戦してみたいことを発表し、いちばん面白そうなものを寛平GMが決めることに。まずは吉田が祇園にちなんだ乳首ドリルを使った案を発表します。太秦に住んでいたこともあるというアキは「ずっこけ体験に加えて、殺陣や時代劇風なものもできれば」と提案。酒井は「座員全員を舞妓さんにして、舞妓さん新喜劇というのをやりたい」とアピールします。

一方、すっちーは、いい意味でお客さんを裏切らないといけないとして、ステージ内容をウエスタンショーにして、殺陣じゃなくて銃撃戦を――とボケながら、「京都色も入れながら、なんばと違ってチャレンジする感じにしたい」と話すと、ほかの3座長も納得の表情。

最後は寛平GMが「舞妓とか使いながら、文化を取り入れた新喜劇をやっていったらいいんちゃうかな」とまとめました。

BSではなんでもあり？

寛平GMは、若手がどんどん出てきていることをアピールしながら、改めてこう宣言します。

「若手を使って、いままで以上にパワーアップした新喜劇を作って行こうと思います」

そして、真顔で「（NGKは地上波で放送されるので）言葉とかに気を使いながらやってるけど、BSは別にいいんやね？　なんでもありじゃないの？」と言い出すと、全員から「BSをなんやと思ってるんですか！」とツッコミが。最終的に「ギリギリのラインを話し合いましょう」とトップ会談が行われることも伝えられました。