どうも芸人ライターの「てんぐ」の横山ミルです。
今回は、8月24日(木)に東京・よしもと有楽町シアターで開催された「祝!! SA大宮バイパス17周年記念公演『お笑いバックスちゃんねるフェスinよしもと有楽町シアター“第4笑”』」のライブレポートです。このライブは、YouTube「お笑いバックスちゃんねる」から厳選されたベストアルバム的なメモリアルイベント! 今回のライブで、元コマンダンテの安田くにひろが改名するとのことで、占い芸人としても活動している僕も呼んでいただきました。
「お笑いバックスちゃんねる」について解説すると、これはなんと、カー用品店として知られる「スーパーオートバックス大宮バイパス店」の店内にある劇場から配信されているお笑いYouTubeチャンネルです。なぜカー用品店に劇場があるのかというと、店長がお笑いが好きすぎて、自分のお店の中に劇場をつくってしまったのです。2020年3月20日に始まったチャンネルには、いまでは1000本近くの動画がアップされています。
今回のライブは、1日を通して1公演2時間の3公演で計6時間なのですが、すべての公演が満席で、全員が通し券! お笑いバックスファンの濃さがうかがえます。ここでは、その1公演目の模様をお伝えします。
幕開けは九条ジョーの涙から
出演者は囲碁将棋、うるとらブギーズ・八木崇、GAG(SJ、福井俊太郎、ひろゆき)、トット(桑原雅人、多田智佑)、井下大活躍、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、タモンズ(大波康平、安部浩章)、ななまがり(森下直人、初瀬悠太)、ジェラードン(アタック西本、かみちぃ)、安田くにひろ、そいつどいつ・松本竹馬、九条ジョー、ますかた一真、ブラゴーリ・大ちゃん、そして僕、てんぐ・横山ミル。
ライブは、九条ジョーによる“コラム”からスタート!
舞台上にたった1人、ピンスポットの光を浴びながら、コウテイ解散からいまに至るまでを赤裸々に語り、そして涙する……とんでもない幕開けです(笑)。
そして全員集合のオープニング。いつも通りのワイワイした、安心のおもしろいトークが始まります。まさにこれがお笑いバックス!
ななまがり・初瀬は「イップス」克服できるのか!?
ここで、3公演の通し企画の説明が。ななまがり・初瀬の告知スベりイップス克服企画「1発だけ大ツッコミチャレンジ」です。
この企画は以前、有楽町シアターで行われたネタ&コーナーで「配信を観てください」というSNS用の告知VTRで、初瀬が満を持して大ツッコミをしたものの、それが大スベリだったいう経緯から生まれたもの。
3公演のなかで、1発だけ大ツッコミをしてウケればチャレンジ成功でイップスを克服。もし「ややウケ」や「スベる」だとチャレンジ失敗ということで、スランプのなかで生き続けるという企画です。
この説明のあと、すぐに、うるとらブギーズ・八木が初瀬の首を締めるというボケを! 危うく、早くも大ツッコミをしそうになる初瀬でしたが、小さな声で「何してんねん、お前」と(笑)。
いつ大ツッコミが出るのか気になります(笑)。
次の企画は「架空コンビ寄席」。
この「お笑いバックス」から生まれた、バラエティに富んだユニット8組による寄席です。ユニットだからといって、舐めてはいけません! ほとんどの組がちゃんとしたネタをしているのがビックリでした。
個人的には井下大活躍&九条ジョーの漫才「カレー」、GAG・福井とななまがり・森下のユニット「いごみくなな」の独特な漫才がおすすめです。
新ユニット「肛門4」が誕生!
そして、続く企画は「三島どこにも属してない問題」。この企画は、どこのユニットにも属していない、すゑひろがりず・三島をどこかに所属させようというもの。
しかし、三島が主役のはずが、ジェラードン・アタック西本が突然、タオルを使って「ハイテンション力士」というボケをかまし続けます。
どうやら楽屋でモニターを見ながら「オープニングからまだ何もしていない」と焦った西本が、パンツ一丁になって何かしようとしていたところ、GAG・福井に「西本、まだノーゴールやで」と言われたらしく、なんとかゴールを決めなくてはということで、「ハイテンション力士」をかましたみたいです(笑)。
なんとかゴールは決めたのではないかと。
一方、本来の主人公である三島はどうなったかというと……。
三島が入れそうなユニットに「ギャガ―4」が候補に。メンバーは、うるとらブギーズ・八木、GAG・SJ、ななまがり・森下、九条ジョーの4人。ここに三島が参戦しましたが、どんどんギャグを繰り出すみんなについていけず、あっけなく却下されました。
すると、タモンズ・安部が「肛門科なら紹介できるよ」ということで、安部とアタック西本、三島がお互いに肛門のにおいを嗅ぎあうことに(笑)。
そして、ますかた一真の占いの相性の結果、三島と相性がいいのは、八木、アタック西本ということで、八木も参戦して4人が肛門のにおいを嗅ぎあうことに……もうカオスです(笑)。そして、三島は「肛門4」に所属することが決まりました!
これは、言葉で伝えるよりマジで見て下さい(笑)。
◯◯を握り合って浜崎あゆみのモノマネ対決!?
続いての企画は「井下トレーニング」。ここでスペシャルゲストとして登場したのがブラゴーリの大ちゃんです。
なぜ大ちゃんが呼ばれたかというと、以前、安田がダイエット企画で、マヂカルラブリー・野田クリスタルがプロデュースする「クリスタルジム」に行ったときにトレーナーだったのが大ちゃんなのですが、安田は大ちゃんのトレーニングの仕方に不満が……。すると、GAG・ひろゆきや、そいつどいつ・竹馬までもが大ちゃんに不満をぶつけます。
ということで、いったいどんなトレーニングしているのか見せてくれるという企画。
大ちゃんのトレーニングを受けた安田は、やっぱりトレーニング内容に不満爆発(笑)。そして、安田vs大ちゃんという対決に!
しかし、なぜか対決は「イチモツを握り合って浜崎あゆみのモノマネが似ていたほうが勝ち」という意味のわからない展開に突入。結局、大ちゃんが間違えてSPEEDの曲を歌ったので、安田の勝ちで終了となりました。
なぜか25万円のチンパンジーが!
最後の企画が、いよいよ「安田くにひろの改名の会」です。ここでわたくし、「てんぐ横山ミル」が登場。
まずは「安田邦祐」を姓名判断しました。
義理人情はしっかりしていて、外見とは違って男性的な性格が強いタイプ。おカネの面では、稼ぐというより、節約する方が向いているくらい欲が薄いのが特徴。人生の後半、棚からぼたモチ的な運勢ですが、まだ土台がちゃんとしていないので、不安定だったり、精神的に転々としてしまいがち、といった結果でした。
以前、お笑いバックスの配信で改名候補として出されていたのが、「クーニー」「ファニー」「ふぁに~」「ふぁにーやすだ」「FANY」「フラワー」「安田パイオニア」「モカ」「タンクトップ先生」「くにひろさん」。
これを姓名判断したところ、いいと判断したのは、努力と才能が両立していて、賞レースに強い6画という画数を持つ「ファニー」。
そして、キーワードが「発展」の意味をもつ11画の「ふぁにー」。
あとは、夢をかなえるのに努力を惜しまない23画の「安田パイオニア」。
僕が提案した改名案は「初心者やすだ」。これは33画で、姓名判断のなかでもダントツに強烈な画数。アップダウンはあるけれど、それをバネにして大きな成功を手に入れる可能性が高い画数です。
そして、成功したらまた新たに「上級者やすだ」に改名することを提案しました。これは、35画になるのでスペシャリストの画数になり、さらに発展できます。
果たして安田が考えに考えた結果は――「ファニー」に決定しました! お客さんや芸人からもあたたかい拍手が起こります!
改名したファニーの新たな門出を祝して、劇場から25万円もするチンパンジーの衣装がプレゼントされました。さすが25万円ということで、お洒落すぎるチンパンジーに仕上がっていました(笑)。
お笑いバックスならではのノリが詰まった2時間はあっという間。1公演目では初瀬の大ツッコミは出ず、またファニーとしての2公演目はどうなのかが気になります。
まだ観ていない皆さん!ぜひこの3公演を配信でみることをおすすめします!
この公演の模様は8月31日(木)14:00までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケットはこちらから。