お笑いコンビ・祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)が大阪府枚方市のPR大使に就任し、9月20日(水)に枚方市役所で開かれた就任式に出席しました。祇園は、吉本芸人たちが学園祭への出演回数を競う「学祭KING」で、2021、2022年と2年連続優勝を果たした人気コンビ。ボケの木﨑が枚方市出身で、この日の式典では、市長らと歓談してPR大使としての意気込みをアピールしました。
木﨑「大使になるのが夢だった」
会場となったのは、市役所別館の市長応接室。伏見隆市長らが集まるなか、市の担当者が、すでにハイヒール・リンゴら15組がPR大使として活動中であることや、祇園の略歴などを説明。その後、伏見市長が2人に委嘱状を授与しました。
伏見市長は「知名度の高い祇園の2人をPR大使に任命できたことが、たいへんうれしい」と話します。さらに祇園が今年で結成15年であることに触れながら、「M-1グランプリもおそらく優勝……」と続けると、2人は「すごいハードルが!」「急に緊張しました……」と笑わせます。市長は「これからも祇園の活躍に枚方市もご一緒させていただければ」と呼びかけました。
「大使になることが夢で、ずっと言い続けていた」という木﨑は、「(今回の就任に、歴代のマネージャーから『おめでとうございます』って連絡がきました。夢が叶いました!」と満面の笑顔を見せます。これまでも「天国に一番近い町 枚方」などと同市のことをネタにしてきましたが、「今度は枚方を首都に! で盛り上げたい」と新たな目標を掲げました。
一方の櫻井は、祇園15周年のライブ用VTRを市内にある遊園地「ひらかたパーク」で撮影したことに触れ、「(それを見た人から)行ってみたいという声をいただいた、これから枚方のいいところ、魅力を伝える活動を続けていけたら」と意気込みました。
地元出身ならではの“枚方あるある”も披露!
市長らとの歓談で、木﨑は「枚方からは出る人が少ない。それはいい街だから」と話し、以前はなかった駅前のバスロータリーや、なくなった地元の店など、地元出身ならではのエピソードを披露。また、「枚方の高校生は大阪じゃなく京都へ遊びに行く」といった“枚方あるある”も繰り出しました。一方、京都市出身の櫻井は、コンビでのPR大使就任に「櫻井もいいんですか!? って寛大さを感じた」と話しました。
晴れてPR大使となった木﨑は今後、市内の河川敷で音楽やお笑いが融合した「枚方フェス」みたいなことをやってみたい、と意気込みます。櫻井は、自分たちが2年前に「SDGs-1グランプリ」を獲得したことなどに触れつつ、「以前、訪れた学校が環境問題などに取り組んでいた。一緒に環境に関することで何かできたら」と話しました。
最後に木﨑は改めて、「最終目標は枚方を首都に! それくらいの勢いで盛り上げていきたい」とやる気満々で語ります。市長が2人に大使として活躍できる場を考えたいと話すと、「どのPR大使よりコスパがいいんで、なんでも来ますんで!」と猛アピールしました。