吉本新喜劇の未知やすえ、浅香あき恵が10月20日（金）、京都・下鴨警察署の「一日署長」と「一日副署長」に就任しました。2人は委嘱状を手渡された後に、防犯をテーマにしたトークショーに参加。新喜劇の舞台と同様、楽しく明るく防犯を呼びかけました。
やすえ「身が引き締まる思い」
この日は、10月11日（水）から20日（金）まで実施された「全国地域安全運動」の最終日。京都府警察のシンボルマスコットである「ポリスまろん」と「ポリスみやこ」が出迎えるなか、京都市左京区にある洛北阪急スクエアの会場に一日署長のやすえと一日副署長のあき恵が登場すると、観客から盛大な拍手が起こります。
委嘱状を手渡されたやすえは、「本日は皆さまの安全な生活を守るために一日署長として参りましたので、いっしょにいろんなことを学んで帰りたい」と挨拶。あき恵は「浅香あき恵です、よろぴく！」と笑いを誘ったあと、「署長の横でいろんなことをしっかり教えていただき、勉強したいと思います」と語りました。
これまで一日署長を「５回くらいやらせていただいた」というやすえは、「今回もピリッと身が引き締まる思い」と笑顔で話します。一方のあき恵は「芸能生活47周年。もしかしたら過去に1度くらいあったか、記憶が定かではないけど、今日は新鮮な気持ちで取り組みたいと思います」と話しました。
寸劇で“お約束”を披露
続くトークショーでは、下鴨署のある京都市左京区内でいちばん多く発生している犯罪が「自転車盗」だということを司会者が明かすと、あき恵は過去に実際に被害にあったことがあると告白。また、2人とも私生活でよく自転車を利用しているといい、駐輪時の注意点などについて話しました。
さらに「特殊詐欺」について、やすえは知り合いが騙されかけたことがあるといい、リアルなエピソードを披露します。また、あき恵もインターネットを使っていて怖い思いをしたことがあるそうです。
今年9月末までの京都府下での特殊詐欺被害件数は147件で、被害額が5億4,000万円。同時期の全国の被害額が264億円に上ることが伝えられると、やすえは「これだけニュースで言っていても騙されてしまうんですね」と驚きの表情を浮かべます。
そして、多発している「キャッシュカードすり替え型詐欺」について、やすえも加わって注意喚起の寸劇が。劇中、やすえが啖呵を切った直後に「怖かった〜」とキャラを変える“お約束”を披露すると、会場からは拍手と笑いが起きました。
最後に、やすえとあき恵は来場者に防犯啓発グッズなどを手渡し、防犯を呼びかけました。
その後、2人は下鴨署に移動してパトカーの出発式に参加。2人が見守るなか、サイレンを鳴らしてパトカーや白バイが出発しました。
やすえは防犯の取り組みについて、「これからも街ぐるみ、地域ぐるみでがんばっていきたい」と決意表明。あき恵は「まわりにお年寄りも多いいんですけど、こんな手口があるんやってわかったし、いろいろ勉強させていただいて、楽しい経験ができました」と振り返りました。
