吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)の月例会見が、11月29日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。中国・上海で行われた『第9回 上海コメディーフェスティバル2023』の振り返りをはじめ、今月も注目トピックが目白押し! アキ、レイチェルらがアピール合戦を繰り広げるなか、千葉公平がまさかの大失態で平謝りするハプニングが起こるなど、今月も盛りだくさんの内容でした。
オリックスの選手が借金取りに!?
会見には寛平GMのほか、MCのアキや谷川友梨、玉置洋行、レイチェル、曽麻綾も出席しました。
谷川と玉置は、12月23日(土)に吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)でリーダー公演を予定しています。今年2月にも同じ会場でイベントを開催した谷川は、「新喜劇をイチから作ることを初めて経験し、そこで座長さんの大変さを知って、すごく勉強になった」と語り、その経験を活かした舞台になりそうです。
寛平GMからは「なんで玉置なん?」とぶっちゃけ質問も。「私もよくわからないんですけど……」と答えた谷川でしたが、「好きなん?」と聞かれると完全否定。一方の玉置は「まだ半分以上チケットおまっさかい、たのんます!」とコテコテの大阪弁でアピールしました。
と、ここで千葉が会見場へ。まさかの寝坊による遅刻だったようで、登場するなり土下座です。寛平GMやアキは、千葉をひとしきりイジったあと、気を取り直して“ビッグなお知らせ”を発表します。
来年1月14日(日)、大阪・なんばグランド花月(NGK)で『BS3局合同公演&特番イベント』が開催されることになりました。2022年3月に開局したBSよしもと、BSjapanext、BS松竹東急によるコラボ新喜劇が企画されていて、寛平GMが座長を務めるほか、ミュージシャンの西川貴教や、プロ野球オリックス・バファローズの選手たちが出演します。
BSよしもとでは、毎週木曜21:00から京都・よしもと祇園花月で上演中の新喜劇を放送中。西川はBS japanextで『西川貴教のバーチャル知事』に出演していて、BS松竹東急ではバファローズの主催試合を放送しています。この3つがコラボしたスペシャル公演の模様は、1月28日(日)に3局で同時放送予定です!
寛平GMは「(オリックスの)選手は(借金)取り立て屋の役、西川さんはうどん屋のお客さんかなあ……」と、さっそく思案を始めます。オリックス選手のメンバーは未定ですが、「宮城(大弥)くんとか、宗(佑磨)くんとか……」と選手名を挙げながら、「ギャグをやって帰ってもらいます。むちゃくちゃウケると思います。ぜんぶ持っていくかもしれんね」と期待をふくらませていました。
西川はメッセージVTRで登場し、「土曜日、家に帰ってきて昼ごはんを食べながら新喜劇を見るのは、関西エリアの人の風習。あのなんばグランド花月に立てるということで、皆さん、ぜひ楽しみにして」と呼びかけました。
また、12月5日(火)からのアキの座長週に合わせて、“アキ助”の新グッズも発売決定! 巾着袋やアクリルキーホルダー、ステッカーなどがラインナップされていて、こちらも注目です。
千葉の遅刻の言い訳が…
会見では、恒例の1カ月の振り返りも。寛平GM自身は11月7日(火)〜12日(日)にNGK本公演で座長を務め、連日の大入りを記録。12日(日)には、同じくNGKで烏川耕一が芸能生活31周年記念公演を開催し、ゲストにウルフルズのトータス松本が登場して『借金大王』や『ガッツだぜ!!』を披露するというニュースもありました。
一方、中国・上海で開催された『第9回 上海コメディーフェスティバル2023』に座長として参加し、11月11日(土)、12日(日)に新喜劇を上演したアキは、「最初から最後まで刺激的だった。ビルが立ちまくっててすげえなと……」と振り返ります。
観客の7~8割は地元・中国の人たちだったため、「字幕を見ていただく“間”が難しかった」そうで、コケるタイミングで工夫をしたとか。アキ扮する“スパッツ男”ことアキ助のキャラは大ウケで、「来年は、上海だけでなく(中国国内の)4カ所ぐらい回ろうという話も持ち上がりました」と自信をのぞかせました。
日本人と中国人の両親を持つ曽麻は、4年前の吉本新喜劇ワールドツアーに続く海外公演参加。「字幕がネックになるけど、みんなで工夫しながらやったら初日より2日目のほうがウケた」と手応えを語ります。また、中国語の字幕とセリフのズレなどについて意見を出すこともあったといい、「自分たちも一緒に作っている感じがしてうれしかった」と笑顔を見せました。
そんななか、アースマラソンを経験した寛平GMは「アメリカで子どもにいちばんウケたのは、(お尻を突き出しながらのギャグ)パンプキンやね」と振り返ります。英語バージョンの「かいーの」も繰り出したというエピソードに、会見に出席した一同は感心しきりでした。
レイチェルは、11月19日(日)に開かれた初のNGK単独公演を成功させました。当日は満席で、早くも来年4月7日(日)の第2回公演が決定! 得意のボイスパーカッションのほか、酒井藍とのラップバトル、このために習ったサイリウムダンスなど音楽性の高いステージは大盛り上がり。来年の公演についても「半分以上のチケットが売れている」といい、オリジナル曲制作の構想も明かしました。
質疑応答では、遅刻の理由を聞かれた千葉が「溺れているおばあさんを助けようと……」と言い訳し始めますが、まったくまとまらず、「どうしてくれるんですか!」と記者に詰め寄るひと幕も!? 見かねた寛平GMは、自身の遅刻エピソードを披露してやさしくフォロー。アキも「いいよお〜」で盛り上げ、大爆笑のなかで会見は終了しました。