大阪を舞台にさまざまな分野で活躍し、功績のあった人をたたえる「大阪市市民表彰」の受賞者に、コンビ結成48年のオール阪神・巨人が選ばれました。12月19日(火)に、大阪市役所の市会本会議場で表彰式が行われ、オール阪神とオール巨人がそろって出席。横山英幸市長から賞状を授与された2人は、感謝と同時に今後のさらなる活躍へ意気込みをみせました。
66組67人が表彰
大阪市の市民表彰は、学術や文化の向上発展、産業の振興などに貢献した人などを対象にしていて、今年は66組67人を表彰。阪神・巨人の2人は芸術、芸能、科学、または学術に関して尽力した「文化功労」の項目で表彰されました。2人の師匠である岡八郎(故人)も、2003年に表彰されています。
表彰式に臨んだ横山市長は挨拶に立ち、今回の表彰者たちに「大阪の発展と市民の幸せのために貢献いただいている」と感謝しました。そして開幕まで500日を切った2025年大阪・関西万博の成功に向けて全力で取り組む決意を表明しました。
表彰式で阪神・巨人は、神妙な面持ちで横山市長から賞状を受け取り、3人で記念撮影。2人は市長に感謝を伝えました。
巨人「需要がある限り漫才をやりたい」
式を終えた巨人は「長い間、漫才をやってきて、過去に受賞されたのもすごい先輩たちばかり、ありがたいと思っています」と改めて感謝します。阪神は「もう最後かな、と思うんですけど、こうして賞をいただいて皆さんに喜んでいただいたら、まだこれからがんばって続けていけるかなと思います」と語りました。
大阪の魅力について問われた巨人は、人情あふれる街だと言いながら、「大阪のために一役、二役買えたらうれしい」と話します。阪神は「大阪は面白くて奇想天外な街、歩いてもらったらおもしろいところがいっぱいある」と語り、「ぜひ大阪へおこしやす」と呼びかけました。
万博が行われる2025年に、オール阪神・巨人は結成50周年を迎えます。今後の活動について、巨人はこう語りました。
「絶好調のときの漫才よりテンポも落ちてきたかなと思うけど、需要がある限り供給したい。年配の方は見たいという人もたくさんおられるし、期待に応えたいと思ってる」
阪神も「お互い見た目はわかりませんけど、いっぱい悪いところがでてきた。この賞をいただいたのを契機に体をケアして、いつまでも大阪の人に楽しんでもらえるようにがんばりたい」と意気込みます。
最後に巨人は「まだまだ次の賞、もらえると思ってます。(西川)きよし師匠のあとを追いかけて行きたい!」と貪欲に宣言しました。