横澤夏子が思わず涙!? 子育てママが「自分時間」の作り方を伝授「子どもと仕事を天秤にかけたらダメ」

ママ芸人の横澤夏子が、ゲストと子育てについて語り合うオンライントークショー『ママもラクしよ!』。第3回となる8月1日(日)は「ママの自分時間」をテーマに、託児付きランチサービス「ここるく」を運営する山下真実さんと一般公募の参加者とともに、ママだけががんばらない子育てについてトークを繰り広げました。仕事と育児にがんばる横澤が、思わず涙する場面も!?

出典: FANY マガジン

1歳半の女の子のママで、今年10月には第2子を出産予定の横澤。ベビーシッターの資格を取得したり、吉本興業の劇場に託児所を設置することに奔走したりと、積極的に子育て支援の活動に取り組んでいます。トークショーでは「自分の時間がなかなかもてない」というママたちの悩みに本気で向き合い、自身の経験も踏まえつつ、同じ目線で語り合いました。

横澤おススメの“お風呂プール”とは?

今回のテーマは「ママの自分時間」。新米ママの横澤が、自身の自分時間についてこう話します。

「いろんな人から(産後は)美容院やネイルは諦めることになると聞いていたけれど、実際、仕方ないと諦めていますね。それと、本の感想を語る仕事など、家でもやらなければならないこともあって、結局、子どもが寝ている間しか時間が取れなくて、自分の時間がどんどんなくなってしまうんです……」

すると、2人の子どもを育てながら会社を経営する山下さんも、「すごいわかります。子どもに時間を吸い取られちゃうんですよね」と大きくうなずきます。

出典: FANY マガジン

今回のイベントは、日曜午前中の女性向けイベントとあって、のんびりほっこりとした雰囲気で進行。オンラインで参加したママたちの悩みをみんなで語り合うコーナーでは、5歳の女の子のママが「子どもの体力が付いてきて、なかなか寝なくて大変。寝かせるまでに1時間、ヘタしたら2時間かかる」と打ち明けます。

「日中にいかに体力を使わせるかが勝負」などのアドバイスが出るなか、横澤は自身の経験からこんなアイデアを。

「友だちに聞いたのが、お風呂プール。浴槽に38度ぐらいのぬるいお湯を少なめに張って、くたくたになるまで遊ばせると寝てくれると聞いて。うちも何回かやってみたので、ぜひ!」

山下さんも「トランポリンがいいと聞きますよ」と提案しながら、「いま大変でも、ママが注いでる愛情は絶対に将来、実を結ぶはずですから!」とポジティブに励まします。

出典: FANY マガジン

次に登場したのは、「自分時間」の使い方として「月に一度、コストコで爆買いしてストレス発散している」というママ。自身も大のコストコ好きだという横澤は、「おすすめ商品とか教えてほしいぐらい!」と大興奮です。

「月末の金曜日は私の時間、と先にスケジュール帳に時間を取っちゃうのはすごくいいですね」と山下さんも絶賛する“時間管理法”に、横澤も「確かに、自分時間の予約はすごくポジティブになれるし、楽しみができるからいい!」と共感していました。

横澤の自分時間はけろっぴの壁絵アート

イベントでは横澤が、自身の日常の「自分時間」について語る場面も。スマホを片手に真剣な顔で何かをしている画像を紹介しながら、働くママ芸人ならではの悩みを吐露します。

「携帯を触っているだけみたいだけど、実はこれ、子どもが寝たあとに番組のアンケートを書いているところ。遊んでいるんじゃなくて、仕事なんですよね。単独ライブもやりたいけど、時間が取れなくてできないから諦めています。でも、スキマ時間をうまく使えている人もいるから、私にもどこかにスキマがあるんじゃないかと思ってしまう……」

そんな横澤に、山下さんがこうアドバイスします。

「日本のお母さんは“減点法”になりがちです。あれもこれもできなかったと思うのではなく、今日は夕飯を子どもと一緒に楽しく食べられたとか、よかったところを見つける形でいい。“どこに手をかけるか”に目線を向けると、取捨選択で優先順位がはっきりしてきますから」

横澤も、「やらなくていいやって思えると、気持ちが楽になりますよね」とうなずいていました。

出典: FANY マガジン

さらに横澤がいまハマっていることは、「自分時間で壁絵アートを作ること」とのこと。「無心になれるのがいい」という作品づくりのポイントは、「今日は、この部分だけやろう」などと目標を低く設定してコツコツやることだそうで、横澤が子どもの1歳の誕生日までに1年かけて完成させたという、「けろけろけろっぴ」などのキャラクターをモチーフにした作品の画像が披露されると、そのクオリティの高さに山下さんも大絶賛でした。

朝ドラヒロインになりきってメンタル回復!

参加したママたちからは、「今日、いろんな人の自分時間を聞いて、夏子さんが『これ、やってみよう』と思ったのは?」という質問が。

これに横澤は、「ぜんぶよかったけど、自分時間の予約はいいなと思いました! マネしやすいし、そこだけは私、絶対これやるからって断言して、大きくカレンダーに書いておこうと思いました(笑)」と答えます。

さらに、いつも笑顔のイメージの横澤ですが、もちろんうまくいかない日もあるそうで……そんなときの、とっておきの乗り切り方を明かします。

「朝ドラ(NHK連続テレビ小説)が大好きなんですけど、朝ドラは1週間単位で話が進むので、だいたい木曜日ぐらいにヘコんだり、事件が起こったりする。だから、今日ダメだったなと思う日は、『あ、きっと木曜日なんだ』と思うようにしています。それと、脳内で勝手に『夏子はすごく落ち込むのであった』とナレーションを入れると、自分を俯瞰で見ているような気持ちになって、少し落ち着けるんです。朝ドラって、だいたい金曜日には希望のある展開になっているので、『来週ぐらいにはいいことあるよ』と思えるようになります」

出典: FANY マガジン

最後に、山下さんがママたちにエールを送ります。

「ママになると、会話のなかで“私が”という主語が減ります。それだけ子ども中心になるわけですが、自分ってどういう人間だったかを見失いがちです。だから、私はこう思うとか、“私”を意識するだけで少し変わるような気がします。あと、子どもと仕事を天秤にかけてはダメ。子どもは殿堂入りでぜったい首位なので、仕事と比べるものではないし、区別して考えないといけない」

その言葉に、働くママとして仕事と育児の間でがんばる横澤は思わず涙。同じ状況にあるママたちも、つられて涙しそうになっていました。

山下さんが「みんな、そのまんまでいいんだよと伝えたいです」と言うと、横澤も「自分時間の話をすることは大事ってわかりました。ヒントがいっぱいで、いろいろとマネしたいことばかりでした」としみじみ。話を聞くだけでなんだか少し元気になれたようなトークイベントは、みんな笑顔で幕を閉じました。

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横澤夏子のInstagramはこちらから。