麒麟の川島明とフリーアナウンサーの竹内由恵がMCを務める「育業」番組『育業を、 しています。~リアルな時間の過ごし方~』が、東京都のこどもスマイルムーブメントYouTubeチャンネルなどで配信されています。東京都では、育児は「休み」ではなく「大切な仕事」と考えるマインドチェンジを進め、「育業」を社会全体で応援する気運醸成に取り組んでいます。今回は、番組ゲストとして“ママ芸人”横澤夏子や、4児のパパであるタレントのユージも登場した収録現場の様子をお届けします!
今回の番組は、実際に「育業」をしている家族のVTRを出演者や有識者が見ながら、「育児をして気づいたこと」などについて、自らの経験で得たことや「育業」を取り巻く状況についてスタジオトークをしていきます。麒麟・川島らのほか、専門家として大妻女子大学准教授で社会学者の田中俊之氏も登場しました。
「パートナーの気持ちを理解するのに重要な時間」
「いままで育児休暇って言葉がいやだなと思っていた。『バケーションに行くの?』みたいな……」
収録では、まずはユージがこう指摘しながら「“育業”(という言葉)でしっくりきました」と力説すると、2児の父である麒麟・川島も「本当にそうですよね。もうひとつの仕事をするということ」と同意します。
そして、実際に育業中の家族が子育てをするVTRを見たユージは、自身が過去に7日間、育業したことを振り返ってこう語りました。
「大事なのは期間ではなく、いま自分の代わりに誰かが育児をやってくれている現実を理解することだと思います。僕はたった7日間だけれども、それによって『今日も妻が子どもたちを見てくれている』という意識に変わった。短い期間しか育業できない人でも、パートナーの気持ちを理解するのに重要な時間になると学びました」
この意見には、田中准教授も「ユージさんみたいに7日間でも、全体を経験すると流れがわかる。全体が見えたときに“協力しよう”という意識が生まれる」とうなずいていました。
また3児の母である横澤は、自身の夫が育業した際に感じたポジティブな変化を思い出しながら、育業のメリットを次のように語ります。
「3人目にしてやっと夫が育業をしたんですけど、育業している夫だと、子どもの“あるある”でお互いに笑い合えるのがすごく嬉しいんです。子どもの日中のことって、仕事をしていたらわからないこと。夜帰ってきたあとの“あるある”ならわかるでしょうけど、朝のバタバタや昼間のわちゃわちゃは見ていないと(わからない)。そういうのは、育業をしてくれなかったらできない話だったなと思います」
「自分の育児についても考える機会に」
収録後に感想を聞くと、横澤は「まだぜんぜん喋れる!」と育業談議がよほど楽しかった様子。一方、川島は育業について考えたことで「子どもたちに会いたくなった」と目を細めながら、こう続けました。
「実際に育業をされている方のVTRを見るなかで、自分の育児についても考えるいい機会になりました。育業という言葉は、まだ耳なじみのない方もいると思うんですけど、仕事以外にもうひとつ、『人間としての大切な仕事があること』がわかるすごくいい言葉だと思います。その育業について勉強できる番組になったと思うので、ぜひご夫婦でご覧いただきたいです!」
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