新喜劇のネタバトル「最終決戦」出場者10組が決定! 「吉本新喜劇記念日」で年間王者をかけて激突

吉本新喜劇ゼネラルマネージャー(GM)の間寛平が発起人となって開催されている『寛平GM杯ネタバトル』。3月1日(金)に大阪・なんばグランド花月(NGK)で開かれる『吉本新喜劇記念日2024』で、年間王者を決める最終決戦が行われます。2月24日(土)には最終決戦への最後の進出者を決めるネタバトルが吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で開催されました。「最終決戦」のネタ順を決める抽選会も行われ、大盛り上がりとなったイベントの模様をレポートします!

出典: FANY マガジン
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『寛平GM杯ネタバトル』は、吉本新喜劇から『M-1グランプリ』『キングオブコント』をはじめとする賞レースのチャンピオンやファイナリストを生み出そうと、年間を通じて毎月行われている恒例イベント。この日は全17組が、コント、漫才、漫談、フリップなどなど、何でもありの2分ネタでガチンコ勝負しました。

最後の出場枠をかけて17組が激突!

オープニングアクトとして、20代座員によるアイドルユニット・秘蔵っ子がオリジナル曲『俺たちゃ秘蔵っ子』を披露したあと、MCを務める令和喜多みな実・河野良祐が登場。さっそく寛平GMを呼び込みます。

今回、寛平GMとともに審査員を務めたのは、ミサイルマン・西代洋と祇園・木﨑太郎。「本当に審査員ですか?」と戸惑う2人が客席中央の審査員席に座ると、いよいよバトルが開幕です。

出典: FANY マガジン
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エントリーしたのは、以下の17組です。

・清ちゃん・音ちゃん・慎ちゃん(清水啓之、音羽一憲、松本慎一郎)
・筒井亜由貴
・人間ごっこらぼ(佐藤太一郎、小西武蔵、けんたくん)
・木下サーカス団(吉岡友見、鮫島幸恵)
・なんでもいいよ!!(筒井亜由貴、小林ゆう)
・るいるいピーマン(よこっちピーマン、野崎塁)
・ライジングぶぁスケ(祐代朗功、新井崇史)
・べたーず(佐藤武志、森田展義)
・生瀬行人
・住吉大和
・MATSUMOTO’S(松本慎一郎、高関優)
・明るいミライスケっチ(祐代朗功、新井崇史、野崎塁)
・大黒笑けいけい
・小林ゆう
・入澤弘喜エンドロール
・タツキボタル(岩﨑タツキ、重谷ほたる)
・K2SMラジオビューティー(桜井雅斗、小西武蔵、咲方響)

これまでの大会ですでに優勝し、「最終決戦」出場権を得ている強者もチラホラ。さらに、NGKから車で帰宅しようとしていた寛平GMに、「出場したい」と直訴したという座員志望の大薮隆希さんが“チャレンジ枠”として舞台に立ち、観客を驚かせるひと幕もありました。

寛平GM「みんな頑張っていておもしろい」

全員のネタ終了後に寛平GMは「みんな、よく頑張っていておもしろい」と講評。祇園・木﨑が「すぐに設定をわからせる演技力が抜群。われわれ漫才師にはないもの」と感心すると、ミサイルマン・西代も「トップがすごくよかったから、いい感じでスタートできた」とコメントしました。

スマホを使った観客投票が行われている間は、出場者が集合してトークで盛り上げます。ネタのなかで「4月に入籍します!」と電撃発表した大黒笑は、予想通りのイジられまくり! 

出典: FANY マガジン
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お相手は、かつて所属していた劇団の同僚だそうで、寛平GMから「あんまり言ったらあかんのちゃうの? 新聞とかに書かれるで」と言われると、「書かれるわけないやろ!」と自虐の絶叫で笑わせました。ほかにも、ネタで海パン一丁になった祐代の姿が爆笑を呼んだり、途中でネタが飛ぶ大失態を演じた小林が平謝りしたりと、舞台上は大騒ぎでした。

観客投票と審査員の得点の計算が終わると、いよいよ結果発表!

3位は、吉岡がオタク男性をこってり濃い口で演じた「木下サーカス団」、2位は王道のしゃべくり漫才で沸かせた「べたーず」、そして1位には、小ネタをたっぷり盛り込んだ野球部コントで笑わせた「K2SMラジオビューティー」が輝きました。メンバーの小西は「今年はぜんぜん勝てなかった。やっとの思いで勝てた」と喜びを爆発させました。

出典: FANY マガジン
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中川家・剛、チュート・徳井が審査員!

座員たちの1年間の奮闘をたたえながら、「みんなよくここまで育った。みんな、しゃべれるようになったのがうれしい」と目を細めた寛平GM。一同、興奮冷めやらぬなか、「最終決戦」ネタ順抽選会に突入です。

舞台には、昨年4月から今回までのチャンピオンがズラリ。MCの河野から「優勝者には賞金30万円」と告げられると、雄叫びが上がります。

さらに、「最終決戦」の審査員3人のうち2人を中川家・剛、チュートリアル・徳井義実という『M-1グランプリ』王者が務めることが明かされると、一同の表情に緊張感が走りました。

出典: FANY マガジン
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4月のチャンピオンから順番に、くじを引いていくことに。全員が「1番だけは引きたくない」と思っているようで、自分たち以外がくじを引く際に「1番! 1番!」と念を送って笑わせるなか、ネタ順は以下の通りに決定しました。

1.清ちゃん・音ちゃん(清水啓之、音羽一憲)
2.ヒロニーナ(吉田ヒロ、新名徹郎)
3.べたーず(佐藤武志、森田展義)
4.人間ごっこSらぼ(佐藤太一郎、小西武蔵、五十嵐サキ)
5.はっぴーあんどらっきー(もじゃ吉田、いがわゆり蚊)
6.松浦景子
7.ニイナとヤマト(新名徹郎、住吉大和)
8.新喜劇プロレス+HIBIKI(奥重敦史、大黒笑けいけい、もじゃ吉田、けんたくん、咲方響)
9.なんでもいいよ!!(小林ゆう、筒井亜由貴)
10.K2SMラジオビューティー(桜井雅斗、小西武蔵、咲方響)

※なんでもいいよ!!が5月度、7月度で2回優勝したため計10組

最後に寛平GMが「頑張ってください!」と改めて檄を飛ばし、イベントは幕を降ろしました。はたして最終決戦では、それぞれがどんなネタで勝負をかけるのか、新ネタは飛び出すのか――『吉本新喜劇記念日2024』で本気のバトルが繰り広げられます!

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