『Top of Namba Grand Kagez』が今回も熱い! 初のアフタートークではまさかのエピソードも

海原やすよ ともこが、大阪・なんばグランド花月(NGK)の“未来を背負っていくメンバー”を選出し、演出も担当する寄席イベント『Top of Namba Grand Kagez』が、11月3日(水・祝)に開かれました。出演したのは、M-1など賞レースのチャンピオンやファイナリスト、テレビでも活躍しているコンビなど、東西12組の人気芸人たち。息をつく間もなく次々と繰り出されるネタに、客席は爆笑の渦に包まれました。

出典: FANY マガジン

今回はアフタートークの配信も!

今回で4回目となる『Top of Namba Grand Kagez』は、海原やすよ ともこ・中川家の2組がNGK新看板になる前の2018年から、熱い思いを込めて一念発起して立ち上げたイベント。”NGKの未来予想図”を描き、未来のなんばグランド花月を支えるメンバーを想定して香盤を組み、二部制でお届けします。演出は海原やすよ ともこが担当し、前半のトリは海原やすよ ともこ、後半のトリは中川家と、よしもと常設劇場の看板がそれぞれのラストを締めます。

しかも、今回は初の試みとして、公演2日後の11月5日(金)に、海原やすよ ともこと中川家、そして今回の出演メンバーによるトークイベント『AFTER Top of Namba Grand Kagez』の配信も決定! 終演直後にNGKの舞台で収録されたもので、イベント終わりのテンションそのままに、アツいトークが繰り広げられます。

オープニングから大盛り上がり!

出典: FANY マガジン

イベント当日、緊急事態宣言が解除されて約1カ月が過ぎたなんばグランド花月では、芸人たちの登場を待ちわびる満員の観客の熱気にあふれていました。そして午後5時45分、いよいよ開幕! 出演者を紹介するオープニングVTRで、芸人の名前がスクリーンに映しだされるたびに、大きな拍手が沸き起こります。

出典: FANY マガジン
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トップバッターは、9月に行われたMBS『歌ネタ王決定戦2021FINAL』で、大阪勢で唯一のファイナリストに選ばれたことも記憶に新しい、今回初登場のダブルヒガシです。「オープニングVTRがかっこいい!!」(大東翔生)、「お客さんがめっちゃおる!」(東良介)と、2人とも興奮気味でご挨拶。そして、マッチングアプリを題材にした漫才で会場を沸かせました。

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そこから常連コンビが続々と登場。2番手の祇園は、木﨑太郎の学生時代の記憶を掘り起こす旅へと会場をいざないます。ひときわ大きな拍手で迎えられた見取り図は、ネタ中もステージ上を歩き回り、盛山晋太郎の息が上がる一幕も。言葉の応酬はもちろん、体を使ったやり取りでも笑わせます。

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そして、休演のロングコートダディに代わって登場したのが銀シャリ。おなじみのたとえツッコミも冴えわたって“舌好調”なうえ、ラジオ体操をテーマにしたネタで、場内は大盛り上がりです。途中、ボケとツッコミが入れ替わる場面もあり、飄々としたボケが持ち味の鰻和弘による鋭いツッコミも新鮮でした。続くミルクボーイは、壮大な陰謀論へと発展する「パックンチョ」と「ラジオ体操第一のあの動き」の2本立ての“行ったり来たり”漫才を。「ラジオ体操」では銀シャリのネタとかぶったことを逆手にとって、笑いを誘います。

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そして前半のトリ、海原やすよ ともこが登場。2人の衣裳は、観客が楽しみにしているポイントのひとつですが、今回はモノトーンのワンピースで登場。シックななかにも華やかな装いでステージを彩りました。肝心の漫才は、年齢を重ねるにつれて変化する体や思考について。等身大の2人ならではの共感を呼ぶネタで楽しませてくれました。

初登場コンビが4組も! 後半も爆笑の渦

出典: FANY マガジン

ひと呼吸ついて始まった後半は、初参戦のコンビが4組登場。まずは7月に行われた『ABCお笑いグランプリ』で準優勝したカベポスターです。永見大吾の文学的なボケと、優しさの塊のような浜田順平のツッコミで、ほんわかとした雰囲気に包まれるNGK。

出典: FANY マガジン
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そんな気分もほんの束の間、続いてステージに上がったヘンダーソンが、大きな声と息の合ったやり取りで、会場内の空気を塗り替えていきます。その流れに乗るかのように、舞台でしか見られない“クズ仕草”連発のネタで爆笑をさらったのが、10月の『キングオブコント』でも大活躍だったニューヨーク。2人の繰り広げる漫才に、客席は息つくヒマもありません。

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そんななか、このイベント常連の令和喜多みな実は、ローテンションからのスタート。「寄席に呼んでもらってありがたいですけど、出番の時間を考えてほしい」と野村尚平が訴えます。聞けば、直前まで森ノ宮よしもと漫才劇場でステージに立っていたとか。「(出番の時間が)押したからよかったものの……」とぼやく野村。観客もその綱渡りぶりに驚きを隠せません。

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さらに初登場のタカアンドトシ。満員の会場を見渡して、「お客さんが戻ってきてくれて、本当に感謝しています」とタカ。漫才では親バカトークも飛び出し、会場を沸かせます。

そして、場内の雰囲気がますます盛り上がるなか、ステージ上には最後の出演者の姿が。後半のトリを務める中川家です! と思いきや、センターマイクの前に立っているのは礼二だけ。異変に会場がざわめくなか、遅れをとった剛があわてて飛び出し、そのハプニングに笑いが起こります。他言無用の時事ネタから「もしも漫才師をやめたら」のセカンドキャリア構想、得意の形態模写など、ベテランらしい盛りだくさんの内容で爆笑の連続でした。

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すべての芸人が登場して、最後に迎えたエンディングトーク。今年2月に開催された前回は、出演者の熱演に押しに押されて残り2分で話をまとめるという荒業でしたが、今回はたっぷりと時間を取って、この日の舞台を振り返ります。「新しいメンバーも入ってもらって、チケットも完売して、嬉しいです」とやすよ。舞台袖にも観客の熱気が伝わっていたようで、いい感じの緊張感があったとか。「この、すごくいいメンバーで、これからも『Top of Namba Grand Kagez』を盛り上げていきたい」と、今後の公演にも期待をして幕を閉じました。

若手芸人のM-1への思い…

こうして終了した今回の『Top of Namba Grand Kagez』ですが、まだ続きがあります。

出典: FANY マガジン

初の試みとして、11月5日(金)19:00から配信される『AFTER Top of Namba Grand Kagez』。海原やすよ ともこと中川家の2組がそろい踏みで配信イベントに登場するのは初めて、海原やすよ ともこは配信自体が今回初めてという貴重なイベントです。

そんなレアな並びだけでも必見ですが、今回は彼らの若手時代の逸話から、タカアンドトシの大阪デビュー時の話、見取り図はじめ若手芸人による「M-1グランプリ」に対する真剣な思いなど、まさかのエピソードや秘蔵トーク満載の、お笑いファンならずともシビれる内容の60分となっています。イベントの興奮冷めやらぬ漫才師たちの熱いトークをお楽しみください!

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