日本初のeスポーツを題材にした劇映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日全国公開)の公開直前イベントが2月27日(火)、映画のロケ地にもなったeスポーツ施設LFS(ルフス)池袋で開かれ、W主演の奥平大兼(郡司翔太役)と鈴鹿央士(田中達郎役)が登壇しました。また、イベントにはスペシャルゲストとして、ゲームを愛する霜降り明星のせいやも登場。奥平、鈴鹿とeスポーツで大熱戦を繰り広げ、その面白さや魅力をアピールしました。
時代錯誤の学ランに戸惑うせいや
『PLAY!』は、実話にインスパイアされた日本初のeスポーツを題材とした劇映画。徳島県の高等専門学校を舞台に、にわか結成のデコボコチームが全国高校eスポーツ大会に挑む、令和ならではの青春映画です。監督は数々の青春映画の傑作を世に送り出してきた古厩智之、企画・プロデュースは『サクラ大戦シリーズ』などで知られるマルチクリエーターの広井王子が務めました。
イベントがスタートすると、せいやは高専生の青春を描いた作品にちなんで、学生帽に学ラン姿で登場。ところが、さっそくこんな不満が……。
「こんな学生帽のやつはeスポーツやらん。(衣装を)発注したのおじいちゃんでしょ!」
確かに近未来感のある会場に似つかわしくない“昭和感”漂う装いで、戸惑うせいやに鈴鹿と奥平は大笑い。鈴鹿は「制服で来るとは聞いていたんですけど、まさかこんな昔っぽい格好でくるとは」と話し、奥平も「古いですよね。革のカバンを持っていてもおかしくない」と爆笑していました。
eスポーツ対決は一進一退のシーソーゲーム
その後のイベントでは、「奥平&鈴鹿チームvs せいや&AIチーム」で、劇中にも登場するゲーム「ロケットリーグ」での対決が行われました。
「ロケットリーグ」は、カーレースとサッカーが融合したスポーツゲームで、高校生を対象とした実際のeスポーツの選手権でも大会種目になっています。プレイヤーはジャンプや飛行ができるバトルカーを操作しながら、ボールを相手のゴールに入れることを目指します。
ゲームが始まると、予想外の大激戦に! 俳優チームが1点取れば、せいやチームが2点を取り返すといったシーソーゲームが続き、せいやは「このゲームはイベントに向いてない! しゃべれへん!」と、思わず口数が減ってしまうほど熱中していました。
ゲーム終盤は、プレイ中にだんだんと息が合ってきた鈴鹿と奥平が連続ゴール。リードを許したせいやは「アディショナルタイム7分くれ!」と叫びますが、当然、そんなことはなく、予定通り5分でゲームセット。6対5で奥平&鈴鹿チームの勝利となりました。
終始、興奮しきりだったせいやは、「めちゃくちゃ面白かったです。惜しかったなあ」と、eスポーツの面白さに改めて気づいた様子。1人で5得点をあげる大車輪の活躍を見せた鈴鹿も「興奮でテンションが上がっちゃってたんで、たぶん『ヤバイ』しか言ってない」と、熱戦を振り返っていました。
こうして、イベントは大盛り上がりで終了しました。最後にせいやは作品について、「こういう映画が今後、増えるんじゃないかという先駆けです。本当にいまの時代の映画だと思う」とコメント。
鈴鹿は、「いい青春映画ですし、青春映画のいいところがたくさん詰まったなかに、新しい感覚がふんだんに盛り込まれた映画だと思います」と話しました。
奥平も、作品の魅力をこうアピールしました。
「eスポーツの良さや楽しさを知っていただく、きっかけになる映画だと思っています。そして、そんな映画のなかにも、いまの高校生らしさがとても詰まっています。若い子たちは共感できるところがあるし、大人の方々は、『いまの若い子たちはこうやって生きてるんだ』と知るきっかけになるかもしれない。いろんな世代の方々に、ぜひ劇場の大きなスクリーンで観ていただきたいと思います」
『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』公式サイトはこちらから。