西武ライオンズが毎夏、本拠地の埼玉・メットライフドームで開催する恒例企画『ライオンズフェスティバルズ 2021』。「SDGs（国連が掲げる持続可能な開発目標）」をテーマとした今年は、7月13日（火）～8月29日（日）の期間に、同じくSDGsに力を入れている吉本興業の人気お笑い芸人16組による限定イベントが実施されます。
その初日は、大のライオンズファンである中川家・礼二と、山川穂高選手がホームランを打ったときに披露した「調子乗っちゃって～」の“元ネタ”ギャグでおなじみのゆりやんレトリィバァが登場。SDGsをテーマにしたトークやクイズのほか、ゆりやんが人生初の始球式に挑戦しました。
背番号は「012」と「0120」
試合開始前、『ライオンズフェスティバルズ2021』で選手たちが着る「SDGs」の17色をあしらった限定の「彩虹（さいこう）ユニフォーム」で登場した2人。「特別に作ってもらった」という「012（れいじ）」の背番号でキメる礼二に対し、なぜかゆりやんの背番号はフリーダイヤルの「0120」。その理由を「フリーダイヤルは、みんなかけるじゃないですか。私も人生かけてますので！」と、わかったような、わからないようなことを強く主張します。
今回のテーマであるSDGsについては、礼二が「たとえば、SDGsの11番目の目標は『住み続けられるまちづくりを』なんですけど、災害の多い日本だったら“災害に強い街づくりをする”とかね」と、わかりやすく説明。トークの最後には「今日はSDGsを考えながら野球を楽しみましょう！」と観客に向かって呼びかける2人でした。
ヒジの故障で今季絶望！？
ライオンズファンにおなじみの「調子乗っちゃって～」を披露したあとは、いよいよ始球式です。
ゆりやんが思い切り投げたボールは高く上がったあと、ずいぶん手前でワンバウンドしてからコロコロと力なく転がっていき、キャッチャーのミットにおさまります。それでも嬉しそうにニコニコとお辞儀をしながら去っていくゆりやんに、観客からも温かい拍手が送られました。
その後の囲み取材で、始球式の感想を聞かれたゆりやん。実は始球式どころか球場に来ることやユニフォームを着ることすら初めてだったそうで、「入学式とか卒業式ならあるんですけど、始球式はなくて……」と明かすゆりやんに、「一緒にすな！」とツッコむ礼二。さらに、「始球式前に練習させてもらったんですけど、練習でヒジを故障してしまって……。今季は見送ろうかと思いました」とコメントし、報道陣を沸かせます。
もっとも、マウンド上での心境は「本当に緊張しました。『絶対に失敗しないようにしよう』と人生で初めて思いました」と言うゆりやん。「みんな優しくて、楽しかったです。球場が一体となって、まさに一丸となって！」と、貴重な体験を興奮気味に語りました。
効果的だったダイエット法は…
さらに話題は、ますますスリムになったゆりやんの体型の話に。記者から改めて「本当に痩せましたね〜！ もともと何キロあったんですか？」と尋ねられたゆりやんは、「それこそライオンズじゃないですけど、百獣（110）の王……」と言いながら、110キロあった体重が、昨年6月に公表した「30キロ減」から、いまやさらに痩せて「45キロ減」の65キロにまでなったと明かします。
いちばん効果的だったダイエット法を聞かれると、「う〜ん、これ、コンプライアンス的に言っていいのかなぁ……？」と悩んだあげく、「食事と運動です」とキッパリ答えて笑いを誘っていました。
また、SDGsに関して自分自身で取り組んでいることについて聞かれた礼二が、「エコバッグはいつも持ち歩いてますね。おばちゃんが使うようなやつ。結局、あれがいちばん使い心地がいいんですよね」と答えると、ゆりやんは歯を剥いて「私は（SDGsの）18番目の目標の『歯を見せる』というのをやってます」と、SDGsの17目標にひとつ足してボケます。そのうえで、「でもいまの時代、みんな知らず知らずのうちに取り組んでいることがあるように思います」と、真面目な表情も見せていました。
『ライオンズフェスティバルズ 2021』は7月13日（火）～8月29 日（日）に開催。期間中の限定イベントとして、吉本興業所属の総勢16組のお笑い芸人たちが、SDGsをテーマにしたトークやクイズ、小学生までが対象のワークショップなどを行っていく予定です。
