サバンナ八木、ジョイマンら営業のスペシャリストが集結! 地肩の強さに小籔も驚愕「芸人の中でいちばんスゴイ」

企業パーティーや学園祭、夏祭り、運動会など全国で開催される営業現場を飛び回っている“営業芸人”。2023年の吉本の営業稼働数TOP10に名を連ねる芸人たちが、3月4日(月)に東京・ルミネtheよしもとで開催されたイベント「スペシャリスト~営業の流儀~」に結集しました! 営業を極めた芸人たちが、ハプニングへの対応力を見せたり、大切にする流儀を公開したりと大活躍したステージの模様をレポートします。

出典: FANY マガジン
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このステージは、昨年末に放送されたBSよしもとの特番『営業-1グランプリ 2023』の劇場版。営業芸人に焦点を当てたこの番組の完全版動画は、YouTubeで33万回以上再生され、彼らのプロ意識の高さや“特殊能力”がSNSなどで話題となりました。

ジョイマン、ブレイク時の月収を営業で越えた!

今回、営業のスペシャリストとして登場したのは、ジョイマン(高木晋哉、池谷和志)、グランジ・大、石川ことみ、ヘンダーソン(子安裕樹、中村フー)、スマイル(瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか)、スカチャン(ヤジマリー。、みや)、祇園(木﨑太郎、櫻井健一朗)、レギュラー・松本康太の8組。いずれも現役バリバリの面々です。

そして、MCをピン芸人のタケトとサバンナ・八木真澄が務め、スペシャルゲストに小籔千豊が駆けつけるなど豪華メンバーが勢ぞろいです!

出典: FANY マガジン
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「ブラジルの人、聞こえますかー? そして企業のクライアントの人、聞こえますかー?」

2023年の吉本営業稼働数の3位で、このイベントの演出・構成を担当したサバンナ・八木は、登場から気合十分。自身はテレビのレギュラー番組が0本で、相方の高橋茂雄はレギュラー多数なのにと自虐ギャグを飛ばしつつ、「営業のおかげでなんとか生きています。僕は営業に生かされている」と“営業芸人”としての誇りをアピールし、観客から大きな拍手を浴びました。

一方、2023年に営業出演回数がダントツの1位だったジョイマンは、お決まりのフレーズ「ありがとう、オリゴ糖」でさっそく笑いをひとつかみ。また、1位になった要因を聞かれると、「風邪をひかない。1回も休んだことないです」と意識の高さをのぞかせます。さらに、昨年は“一発屋”としてブレイクしたときの最高月収を超えて、“営業芸人ドリーム”をつかんだことも報告しました。

出典: FANY マガジン
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営業芸人のハプニング対応力はもはや特殊能力?

そしてステージは、八木が演出を考えた「営業芸人たちがさまざまなトラブルの中でネタを披露するコーナー」へ。八木は「営業となるとトラブルはあって当たり前。このレベルの芸人になってきたら、どんなこともぜんぶ覚悟している」と語り、営業芸人たちの対応力に期待を込めます。

その八木の言葉どおり、誰もがさまざまなハプニングに難なく対処していきます。

祇園はネタ中に照明が落ちたり、スマイルはオチのウーイェイのセリフを客席の仕掛け人が言ってしまったりと、あの手この手のトラブルが仕掛けられましたが、場数の違う営業芸人たちは戸惑いすら見せません。観客はその様子を見て笑うだけでなく、対応力の高さに感心していました。

出典: FANY マガジン
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この企画で特に会場を沸かせたのはスカチャン。リズムネタなのに音が鳴らない、音のタイミングが違うなど、ありえない音響ミスが次々と起きますが、そのハプニングすら利用して笑いにする余裕を見せます。これには見届け人の小籔も「こんなん普通はパニックになるよ。特殊能力やん!」と舌を巻いていました。

出典: FANY マガジン
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サバンナ・八木が営業で犬と漫才!?

トークコーナーでは、営業芸人たちが、自分が大切にする“流儀”を明かしました。レギュラー・松本は、営業本番前の準備を大公開。地方に行った際はその町を1時間ほど散歩して、あるあるのもとになる情報収集をすると話して、観客を驚かせました。

また八木は「約10年前に犬と漫才する営業があった。楽屋にマジのパグがいたんです」と唯一無二の体験談を語りだして、観客は大爆笑です。そして、この「犬との漫才営業」が10年ぶりに先週も入ったそうで、「今回は楽屋が別だったんですよ。ほっとしました」。その感想に、小籔も「よかったなあ」と大笑いでした。

出典: FANY マガジン
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その後は、営業らしいレクリエーションコーナーや抽選会なども行われ、営業芸人たちの実力が最後まで発揮されてイベントは終了。会場は終始笑いに包まれ、感心しきりだった小籔は、最後に真面目なトーンでこんな感想を語りました。

「営業は、いちばんお客さんと近い芸。劇場に来ていただくのもありがたいんですけど、各都道府県に吉本の劇場があるわけじゃない。自らお伺いして生のお客さんに喜んでいただくお笑いのかたちは、本当に芸人の中でいちばんスゴイことだと改めて感じました」

■2023年営業出演回数ランキングTOP10(※吉本興業調べ)

1位:ジョイマン 112回
2位:大(グランジ) 67回
3位:八木真澄(サバンナ) 66回
4位:おばたのお兄さん 58回
5位:石川ことみ 51回
5位:ヘンダーソン 51回
7位:スマイル 50回
8位:スカチャン 47回
9位:祇園 45回
9位:レギュラー 45回

※おばたのお兄さん、レギュラー・西川晃啓は出演なし

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