君たちはもう「オーミヤンズ5」を見たか!? “劇場満席”を目指す実力派ユニットが絶好調

JR大宮駅のほぼ駅前にある大宮ラクーンよしもと劇場で、3月25日(月)に「オーミヤンズ5定期ライブ」が行われました。オーミヤンズ5は「実力はあるが人気がない」(メンバー談)という若手1.5軍の芸人コンビ5組が集まり、「大宮を満員にすること」を目指して2022年に立ち上げられたユニット。その全貌がわかる熱いライブの様子を、芸人ライターとしても活動する“静岡県住みます芸人”ぬまんづの原いい日がレポートします!

出典: FANY マガジン
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メンバーは、デニス(植野行雄、松下)、ダンビラムーチョ(大原優一、原田フニャオ)、入間国際宣言(西田好孝、千葉ゴウ)、素敵じゃないか(柏木成彦、吉野晋右)、ネイチャーバーガー(三浦リョースケ、笹本はやて)の5組10人。定期ライブは、ユニット結成以来、月1回のスケジュールで開かれています。

お決まりのポーズでオープニング

そんなわけで、今年3回目の定期ライブ。18:30に開演すると10人のメンバー全員で歌う「オーミヤンズ5のテーマ」が流れ、コンビがバラバラに2人ずつ登場し、お決まりのオーミヤンズ5ポーズを決めていきます。

最後は入間国際宣言の西田が舞台後方のカーテンから1人で登場し、「個人YouTubeチャンネルはじめました!」の一言でフィニッシュ! 歌にポーズ、お決まりのオープニングという、ユニット推しのファンにはたまらない演出が盛り込まれていました。

出典: FANY マガジン
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年内に客席を10列埋めるという目標を掲げていたみたいですが、今回の公演ですでに7列目まで到達(メンバー的には8列目に1人座っていたから8列だ!と主張していましたが笑)、年内10列どころか、年内満席もまったく夢ではないと感じました。

オープニングトークでは、先ほどのお決まりのオープニングを改良したほうがいいのでは? という話題に。オーミヤンズ5のポーズではなく、各自が好きなポーズでやってみようということになり、ネイチャーバーガー笹本とダンビラムーチョ大原の2人が新ポーズに挑戦します。

出典: FANY マガジン
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大原の「コマネチ」、笹本の「マイルドフラッシュ」が決まり、オープニングの変更はなしということで次へ。

5組のネタを始める前に、この公演に続けてセットで開かれる企画公演「TB/チッバ~それが匂ったら終わり~」の話になりました。入間国際宣言の千葉ゴウの息から“ツナ”の臭いがしたことがきっかけとなって行われるこの公演は、「無事、“息のにおい”に耐えてコーナーを成功させることができるのか……」という、なんとも不可思議な内容なのです。

出典: FANY マガジン
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そして、これこそがオーミヤンズ5の良さであり、大宮のディープな世界に踏み込むことになる公演であることは間違いないでしょう。もし少しでも気になった方はぜひ4月の「オーミヤンズ5定期ライブ」と合わせて、その後に行われる「企画公演」も一緒に楽しんでいただければと思います。

「たこやき・マー」にしか聞こえない

オープニングが終わると5組の漫才が始まります。実力派の5組の漫才に会場は常に爆笑に包まれていました。

ネタブロックが終わると、続いて企画コーナーに。ここでは、担当するメンバーが変わるようで、今月はダンビラムーチョ大原の担当でした。

大原が企画したのは、「通訳になろう!」というコーナーです。日本人メジャーリーガーの通訳にいちばん相応しいメンバーは誰かを決めるというもので、いちばん相応しいと大原が判断した芸人にはギャラアップの特典があるということでした。

さて、その「通訳になろう!」の1つ目のゲームは「通訳大喜利」でした。大喜利のお題が英語で流れてくるので、それを代表者1人が大喜利の回答者たちに伝え、正しく大喜利を成立させることができるのか? というゲームに会場は大盛り上がり。

出典: FANY マガジン
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なかでも面白かったのが、「木村拓哉が改名、なんという名前になった?」というお題に対する、ECC ジュニアに10年通ったというネイチャーバーガー・笹本の答えです。ネイティブな発音の「Takuya Kimura」が聞き取れず「たこやき・マー」と解釈して、笑いが起きます。しかしもう一度、英語の音声を聞き直すと、確かに「たこやき・マー」としか聞こえなくなり、会場は爆笑の渦に包み込まれました。

客席の大半はそのまま企画公演に!?

2つ目のゲームは「カッコよく言い換えよう」です。出されたお題をカッコよく言い換えるというシンプルなゲームに、各自の個性が光る回答がたくさん披露されました。オーミヤンズ5全員がそれぞれ違ったキャラクターで輝いていて、このユニットの魅力がますます伝わってくる企画でした。

出典: FANY マガジン
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優勝はネイチャーバーガー笹本! 「たこやき・マー」の盛り上がりが評価され、文句なしの勝利となりました。

エンディングでは写真撮影タイムも設けられ、笹本が「たこやき・マー」のポーズでセンターを飾ってライブは終了。しかし、客席の大半はそのまま「TB/チッバ~それが匂ったら終わり~」も見てから帰るのでしょう。まだまだ今日は始まったばかり、という空気が会場に流れていました。

出典: FANY マガジン
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オーミヤンズ5定期ライブを見るのは初めてでしたが、新規でもまったく問題なく見られて、一度見たら彼らの虜になること間違いなしの魅力と笑いが詰まった公演でした。そしてもっとディープな世界に足を踏み入れたければ、続いて開演される「企画公演」まで見ることをオススメします!

最後に、「実力はあるが人気のないメンバー」なんてことはまったくなく、「実力と人気を兼ね備えたメンバー」が“劇場満席”に向けて、猛スピードで突っ走っていることをお伝えしたいと思います。今後が楽しみなユニット、いまならまだ古参ファンを名乗れるかも知れません。

オーミヤンズ5定期ライブは毎月行われていますので、ぜひ劇場、もしくはオンラインでご覧ください!

なお、4月の定期ライブはオーミヤンズ5結成2周年ということで、感謝祭を開催します!定期ライブの後には、結成2周年を記念して、マルチバースに存在していたあのキャラたちが大集合する『オーミヤンズ5アベンジャーズ~あのキャラも新キャラも大集結SP』の開催もありますので、ぜひチェックしてみてください!

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