「これからはピン芸人とユニットの二刀流で」と決意表明! 東京進出のkento fukayaがマンゲキで卒業ライブ

4月から活動の拠点を東京に移したkento fukayaのホームグラウンド、大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)での最後の単独ライブ『なんでだよ!』が、3月28日(木)に開催されました。記念すべき“卒業”の舞台を見逃すまいと多くのファンが詰めかけて大入り満員となるなか、「今やりたいネタをやります」と宣言していたとおりのステージに。代名詞とも言える映像・フリップネタの新作から今井らいぱち、らぶおじさんとのユニット・らぶらいkenの漫才までギュッと詰め込み、有終の美を飾りました。

出典: FANY マガジン
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映像ネタに“冴えない”キャラが次々登場

冒頭、舞台が明るくなると、いきなり1本目のネタがスタート。kento演じる女性がリビングでくつろぎながら、ひとりPCに向かって恋愛シミュレーションゲームに興じ、その画面が舞台上のモニターに映し出されます。

「裏切らないのはゲームの中の男だけ」というつぶやきで笑わせながら、期待いっぱいで始めたゲームでしたが、画面に登場するのはおなじみのイラストで描かれた冴えない男子ばかり。カオスな学園生活が繰り広げられるなか、kentoのツッコミが炸裂すると爆笑の連続に! オチでライブタイトル「なんでだよ!」を叫び、そのままオープニングVTRにつなげました。

出典: FANY マガジン
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2本目は、結婚披露宴に出席している男のつぶやきをコントに。ここでは新郎・新婦の歩みを振り返るVTRが、冴えないイラストで表現されていきます。難しすぎる友だちの名前、不可思議な学生生活の様子やカップルの軌跡が映し出され、kentoの絶妙なツッコミと相まって大きな笑いを巻き起こしました。

プロ野球選手の育成ゲームをプレイするという設定の3本目は、1本目のバージョン違いともいえるTVゲームもの。個性が爆発するゲーム内の野球部員たちはもちろん、画面の外でプレイヤーであるkento自身が思わぬハプニングに見舞われ続ける怒涛の展開でも盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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らぶらいkenも3人そろって“卒業”

4本目は「覚えておきたい英(hide)単語」と題したフリップネタ。Kento扮するイングリッシュティーチャー・hideが、うさん臭さ全開でまくしたてます。彼が語る「覚えておくべき英単語」とはいったい……? 「五段活用」のように怪しく変化する英文の数々と、謎すぎるしゃべくりで、観客をkentoワールドへと誘いました。

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今井、らぶおじさんとの3人ユニット、らぶらいkenの漫才では、黒の新衣装をお披露目! 2人も同じく上京するため、ユニットとしてもひとまずは最後のマンゲキの舞台となります。

新衣装の上着には、それぞれ内側に文字を刺繍したそうで、その内容をめぐってさっそくひとモメ。ちなみにkentoは「なんでだよ」、今井は「衣裳ということとします」、らぶおじさんは「うんまぁ」と、それぞれの決めフレーズを入れていました。漫才の本編は、新幹線の“治安が悪い”B席にまつわるネタ。今井&らぶおじさんの奇行と、間に挟まれたkentoの縦横無尽なツッコミで、とことん笑わせました。

出典: FANY マガジン
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6本目はkentoのソロに戻って、「もしもこの地球が○○中心の世界だったら」という奇抜な発想から生まれたネタ。誰もが知る人物や曲、フレーズが、“○○”の影響でどんどん変化していき、同時に笑いも増幅させていきます。

最後のネタは「ぴったんこおじさん」。タキシードにサングラスというおなじみの姿のkentoが、さまざまな“おじさん”が集まることで起こる思いもよらぬことを表現していくという映像&歌ネタです。いつしかkentoの歌は白熱していき、客席も手拍子で応じるなど、会場はまるでコンサートのような盛り上がりを見せました。

出典: FANY マガジン
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爆笑カメラロール企画「また、どこかでやる」

ネタの合間のVTRは、YouTubeチャンネル『kento fukaya CH』や劇場イベントでも人気の企画「カメラロールに入っている冴えない思い出たち」第9弾を前後編で公開。パートナーはもちろん、初回からゲストとして参加してきたダブルヒガシ・大東翔生です。

今回は節目の舞台だけに、過去の傑作から新作まで、さまざまな冴えないショットをここぞとばかりに出血サービス! kentoを襲った名前間違いや誤ハッシュタグ事件、ミキ・昂生と思いきや実は……なミラクルショットなど、次々と映し出されるお宝写真の数々にファンは大喜びします。

出典: FANY マガジン
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なかでも、らぶらいkenのグループLINEに届いたらぶおじさんのキモすぎる発言の数々にはkentoも大東も思わず爆笑。大阪を離れるkentoですが、写真は尽きることがないため、「また、どこかでやる」とうれしい宣言も飛び出しました。

エンディングで東京進出を改めて報告したkentoは、「愛知(出身)の雑魚キャラを、こんなにたくさんの方に見守っていただき、本当にありがとうごさいました」と、ファンに感謝。「これからは、ピン芸人としてもちろん頑張っていくんですが、もう一個の光、らぶらいkenでも活動し、二刀流、大谷翔平で頑張りたい」と、力強く決意表明しました。

その後は今井、らぶおじさんを呼び込んで記念撮影を行い、大きな拍手に包まれながらライブは幕となりました。

出典: FANY マガジン
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