サバンナ八木×レイザーラモンHGが生んだ「未確認生物」たちがついに大阪上陸! 「仕事がなくなると生物たちが助けてくれる」

サバンナ・八木真澄が考案し、レイザーラモンHGがイラスト化した100体の「未確認生物(UMA)」を展示した『未確認生物の世界展 in 大阪』。4月に東京で開催されて大好評を博した企画展が、5月16日(木)~27日(月)に大阪・LAUGH & PEACE ART GALLERYで開催中です! 初日には、八木とHGがマスコミ向け内覧会を実施。お気に入りの未確認生物や、今後の展望について語りました。

出典: FANY マガジン
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八木の弱点「画力」をHGが補う

今回の企画展を彩るのは、子どものころに誰もが一度は空想したような奇妙な生き物を、八木とHGの合作でイラストにしたカラフルな「未確認生物」たち。100体に及ぶイラストが、金属製のプレートと特殊な塗装技術による2.5次元アート「Metal Canvas Art」として展示されています。

この2人の不思議なコラボは、いったいどんな経緯で実現したのか――八木が、こう説明します。

「3年くらい前から、サバンナのコンビ活動とは別にHGと『ネオ☆健康ボーイズ』というユニットとして営業に行くようになり、ある営業先で、『キャラクターを描いてほしい』という話になったんです」

これ以前から、八木は毎日、朝5時から6時の間に未知の生き物を考案して自身のX(旧Twitter)やInstagramに投稿する活動を続けていました。アイデアは次から次へと浮かぶものの、問題は画力。そこで、営業先からの“注文”に対しては、自身が出したアイデアをもとに、画力に定評があったHGにイラストを描いてもらったといいます。

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完成したHGのイラストに、八木は「これはやばい!」と大喜び。改めて、HGに「俺が書き溜めてきたやつ(未確認生物)を絵にして形にでけへんか?」と正式にオファーすると、じつは八木のSNSを楽しみに見ていたというHGが、二つ返事で快諾したといいます。

こうして、八木が考案した1000体以上の未確認生物の中からHGが100体を厳選し、カラフルでポップなイラストとして作品化。今回の企画展の開催までこぎつけたということです。未確認生物をまとめたオールカラーの書籍『未確認生物図鑑』(ヨシモトブックス)も好評発売中で、展示会の会場でも販売されています。

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400万円ですべての作品を「自腹」購入!

この書籍を、トランクケースに詰めて移動しながら“手売り”で売りまくっていることも明かした八木。なんでも“手売り”は得意だそうで、「もともと25年前、baseよしもと時代に(チケットの)手売りを始めたのは僕」と豪語すると、HGも「ほんまですか!?」と驚いていました。

八木はさらに、今回展示されている「Metal Canvas Art」の全種類を1セット、自腹で購入したという驚愕の事実を明かし、記者たちをどよめかせました。

「1点3万9600円するんですけど、100(種類)買いました。400万円。人生で、家以外でいちばん高い買い物です」(八木)

ファイナンシャル・プランニング技能検定2級の資格を持つ八木は、この未確認生物を絡めたテレビ出演などにより、最終的にはメリットのほうが大きいと判断したと豪語。「ファイナンシャルプランナー的には採算が取れる」と、自信をのぞかせていました。

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八木イチオシの未確認生物は「しろべえ」

今回展示されている未確認生物は、枠の色で“レア度”がわかるようになっているとのこと。白→ブロンズ→シルバー→ゴールド→レッドの順番でレア度が高くなるそうです。八木のアイデアをイラスト化したHGはこう語ります。

「八木さんの感性は独特なので……苦労して描いたモノもあるんですが、サクッと早く描けたモノもあって、『しろべえ』っていうキャラがいちばん早く描けていたのに、なぜかレア度も高いんです。これがレア度高いんや、と(笑)」

「しろべえ」の魅力について説明を求められた八木は、「なんか、この白い感じがすごくええな、と思って」。ほかにも、「ウオデルタ」や「鍵魚(キーギョ)」などのイラストでHGが用いた“テカり”の表現がお気に入りのようで、HGは「造形や色あいを褒めてほしいのですけど、なぜか“テカり”をすごく褒められる」と苦笑していました。

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小学校での展示会やアニメ化の野望も

「未確認生物」の企画展は、いったん今回が最後となる予定。しかし、八木は大金をはたいて全作品を1セット購入しただけあって、今後も作品を展示する場所を探しているとのこと。次のように展望を語ります。

「小学校や行政の施設で展示してもらう場合は、無料で貸し出したい。全国の小学校を巡回できたらいいですよね。ホテルや住宅展示場に展示するのもありだと思うんですけど、その場合は多少(料金が)ほしい(笑)」

じつは、八木と未知の生物とのかかわりには長い歴史があり、30代のころには手帳に書き溜めた100体の怪獣を掲載した『ぼくの怪獣大百科』(2005年、扶桑社)という書籍を出版したこともありました。

「当時やっていた番組が終了して、レギュラー仕事がゼロになった時に『ぼくの怪獣大百科』を出版しました。今回の未確認生物も、3年前にレギュラー仕事がゼロになった時に描きはじめた。僕の仕事がなくなると、生物たちが助けてくれるんです」(八木)

さらには今後、未確認生物たちをマンガ化、アニメ化するという大きな「野望」を持っていることも明かしました。

出典: FANY マガジン
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展示会場では、書籍『未確認生物図鑑』のほか、100体のうちいずれかのカード2枚がランダムで封入された「トレーディングカード」や、4種類の「アクリルキーホルダー」など、さまざまなグッズも販売されています。イラストを金属のプレートに印刷した「Metal Canvas Art」も、一つひとつナンバリングされた作品を各5点限定で販売。すでに八木が1セット購入しましたが、在庫はまだあるそうです。

展覧会概要

『未確認生物の世界展 in 大阪』
日程:5月16日(木)~5月27日(月) 13:00~18:00(火曜・水曜定休)
会場:LAUGH & PEACE ART GALLERY
入場:無料

詳細はこちらから。

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