吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)の月例会見が5月30日(木)、大阪市内の吉本興業本社で行われました。今回は、新喜劇65周年のPR隊長である島田珠代のほか、佐藤太一郎や小西武蔵ら中堅・若手座員が登場。恒例の珠代の“今月の顔”にまさかの寛平GMが参戦するなど、今回も賑やかな会見となりました。
笑いと涙の“ファンファーレと熱狂”
今月の司会は座長の吉田裕。まずは寛平GMとゲストの珠代、佐藤、小西、小林ゆう、湯澤花梨、住吉大和、野崎塁を呼び込みました。
新喜劇は6月以降も注目イベントが目白押し。6月11日(火)~17日(月)は、佐藤・小西のコンビが京都・よしもと祇園花月でリーダー公演を開催します。座長のアキをはじめ、島田一の介、未知やすえらベテラン勢が脇を固め、笑って泣ける新喜劇をお届けする予定です。
佐藤はこの公演で、「王道の新喜劇に新キャラで挑戦する」と語ります。10年ほど前に自身の公演で演じて以来、ずっと温めてきたキャラ、ドラァグクイーンの“レディー・シュガー・佐藤”が降臨するそうです。
佐藤は「ナジャ・グランディーバさんやマツコ・デラックスさんのような、自分に素直に生きているキャラクター」と説明。真っ赤なドレス&高身長のど迫力キャラと新喜劇の化学反応は見逃せません。
前回、2人のリーダー公演を見たという珠代は「マジ泣きした。ほんとに笑いと涙のファンファーレと熱狂です」と、若手お笑いコンビ“ファンファーレと熱狂”を引き合いに出して絶賛。すると偶然、会場に『FANYマガジン』の芸人ライターを目指して修行中のファンファーレと熱狂・こうちゃんが居合わせ、珠代らが驚くひと幕もありました。
“あいにゃん”が新喜劇の舞台に復活!!
20代座員12人からなるアイドルユニット・秘蔵っ子のイベント『まるごと秘蔵っ子vol.4』は7月14日(日)に、吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で開催されます。秘蔵っ子メンバーの小林は「今回は構成をガラッと変えて、ライブ要素を増やしました。秘蔵っ子ならではの、歌って踊るアイドルの本領を発揮しつつ、お笑いでも魅せたい」とやる気十分です。
やはりメンバーの住吉は「今までは12人のうち4人がリーダーとなって作っていたが、今回は全員で意見を出してひとつのものを作った」と説明。野崎は「男子の中では僕がいちばんダントツ男前だと思ってるんで、今回は王道の男前でやらせていただく」と自信たっぷりです。
同日に配信開始される3rd.シングル『マドンナ』お披露目も兼ねていて、湯澤は新曲について「女子座員がメインの、夏にぴったりな曲」と笑顔でアピールしました。
その前日の7月13日(土)には、秘蔵っ子のメンバーである住吉大和がリーダー公演『住吉新喜劇ですぅ〜笑いに変えるから〜』(YES THEATER)に臨みます。1人でリーダーを務めるのが初めての住吉は、今年1月に演歌歌手デビューしていることから「せっかくなんで演歌歌手の役で出演しようと思っている。笑いあり涙ありビブラートありとなっております」と意気込みを語りました。
この公演にはゲストとして福本愛菜の出演が決まっていて、“あいにゃん”が5年半ぶりに新喜劇の舞台に立つというファン垂涎の見どころも。
憧れのあいにゃんとの初共演に、住吉は「素敵やなと思っていたのでめちゃくちゃうれしい」と喜びが爆発。住吉のリーダー公演と翌日の『まるごと秘蔵っ子』イベントに2日連続で来場した人には、スペシャルなプレゼントも用意されているそうです。
寛平GM「座員たちの話を聞いてあげたい」
今月の会見でも、“島田珠代のコーナー“は必見! すっかり恒例となった「今月の“顔”」は、「理科の授業のときに見る映像によくある“花の早咲き”」。植物がハイスピードで成長し、花を咲かせる様子を見事に再現し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。
その完成度と面白さに、吉田、寛平GM、そして見学中のこうちゃんまでやらされるハメに!? 寛平GMは全身を使ったパフォーマンスでひと味違う“早咲き”を表現。これには珠代も「GMには勝てない!」と脱帽でした。
また、寛平GMが、若手座員についての想いを語る一幕もありました。寛平GMは「みんな悩みがあると思うので、言うてきてくれたら会社に伝えることは伝えてあげる」と座員たちに呼びかけてるそう。
また、「(座員たちは)口では言いにくいとは思うが、自分も座長になっていきたいと心で思ってると思う。それに向けての話も聞いてあげたい」と続け、夏に向けて若手・中堅座員たちの奮闘に期待を寄せました。
千葉&鮫島の夫婦共演にニヤニヤ
会見では、5月の振り返りもありました。
5月3日(金・祝)、4日(土・祝)に大阪・万博記念公園で行われた『よしもとしんきげきフェス』は、2日間で約6万人を動員。EXPO’70パビリオンで貴重な資料を多数展示した『吉本新喜劇65周年記念展覧会』には入場制限がかかるほどでした。総勢120人の子どもたちが参加した「万博こども新喜劇」など、各種ステージイベントも大盛り上がり。大好評だった「新喜劇歴史ヒストリー」や「ギャグパネル」は、今後の65周年記念ツアー会場でも展示される予定です。
京都・よしもと祇園花月では4月26日(金)〜5月6日(月・休)、辻本茂雄による特別公演『茂造セレクト』を上演。キャストの1人として出演した湯澤は、「大入りも出たし、アンケートを見ると、毎年来てくださっている方から初めて来た方まで、みなさん面白かったと言ってくださっていた」と盛況ぶりを振り返りました。
“小泉進次郎・滝川クリステル夫妻”ネタでおなじみ信濃岳夫と金原早苗は、NGKで『ザ・モノマネ新喜劇』と題した公演を開催。出演した佐藤は「金原ちゃんがいろんなキャラクターに扮し、ゲストもチャンス大城さんやアインシュタイン・稲田(直樹)くんなど豪華でした」と語ります。
5月26日(日)には千葉公平が初めてのNGK単独公演『千葉ちゃんと新喜劇ver.弐』を敢行。手売りすることなくチケットが売り切れる人気ぶりで、昨年の「吉本新喜劇座員総選挙」で2位に輝いた実力を見せつけました。舞台では新婚ホヤホヤの妻・鮫島幸恵とも共演し、寛平GMと珠代は「夫婦やで? 結婚してすぐ出れる? ちょっと恥ずかしいやろ」とニヤニヤが止まりません。
寛平GMは、酒井藍プロデュースの写真展『吉本新喜劇で推し事始めませんか♡?』にも触れ、撮影を担当したおやどまりと酒井の“怪しい関係”について憶測を語って笑わせました。