東京・ヨシモト∞ホールの看板芸人、ムゲンダイレギュラーが大集結する一大イベント『ムゲンダイフェス’24』が、7月15日（月・祝）に開催されました。ホールとドーム ステージⅠで、計7公演が開かれ、立ち見が出るほどの超満員！ 今回は、最終公演「ムゲンダイフェス’24～東西笑いの頂上決戦 最終決戦～」の模様をレポートします。
劣勢の東軍、逆転なるか！？
今年で3回目の開催となる「ムゲンダイフェス」は、劇場に所属するムゲンダイレギュラー34組が総出演。これまでムゲンダイレギュラーを牽引してきた生粋の東京吉本勢である「かたつむり林＆ダイタク大」チームと、今春、新たに大阪から5組の芸人が加入したことで勢力を増してきた、大阪吉本出身芸人たちの「ニッポンの社長」チームという、東西に分かれた２チームが対決しました。
1日がかりのフェスもいよいよ大詰め！ 青山フォール勝ち（ネルソンズ）と津田康平（マルセイユ）がMCを務める最終決戦が開幕した時点で、西軍が獲得したポイントは300P。一方、210Pの東軍は劣勢に立たされる状況に……。東軍の逆転なるか、西軍が守り切るのか？ 注目の一戦です！
ゲームでは、唯一コンビで東西が分かれているダイヤモンド(野澤輸出、小野竜輔)の「あっち向いてホイ三本勝負」をはじめ、稲田美紀（紅しょうが）に扮した池田直人（レインボー）が登場した「即興ギャグバトルロワイヤル」、俊敏性が問われる「瞬間移動リレー」、東軍が前田壮太（カラタチ）のみとなってしまった「ジェスチャークイズ」、白熱した「ピンポン玉ドッジボール」など大盛り上がり！
身長差で勝てない熊元プロレスが激怒！
そして、その盛り上がりのなかで行われたのが、「ぐるぐる鬼ごっこ」対決。守備チーム3人、ハンターチーム1人に分かれ、守備チームの1人が王様となって帽子をかぶる。ハンターは王様の帽子をとったら勝ち。守備チームは帽子をとられないように手をつないで周回しつつガードする……というゲームです。
西軍のイワクラ（蛙亭）、吉田結衣（THIS IS パン）、熊元プロレス（紅しょうが）が悲鳴を上げるため、なかなか手が出せない岸健之助（ネルソンズ）。東軍のいぬ（有馬徹、太田隆司）と、はら（ゆにばーす）の低身長トリオが185センチの秋定遼太郎（滝音）に瞬殺されるシーンなど“名場面”が生まれるなか、ハンターである熊元プロレスの前に立ちはだかったのは、ダイタク（吉本大、吉本拓）とジャンボたかお（レインボー）の高身長トリオでした。
壁のような3人に阻まれ、まったく帽子が取れない熊元プロレスに対し、舐めたプレイをするダイタクとジャンボ。帽子が取れない悔しさのあまり、熊元プロレスが「人をおちょくりやがって！」と絶叫して爆笑を起こしました。
シシガシラ・脇田が意外な特技を披露！
「シシガシラ脇田のハゲベガス」は、リンボーダンスや前転など、さまざまなシチュエーションを用意し、帽子をかぶった脇田浩幸（シシガシラ）がハゲるかハゲないか（帽子が取れるか取れないか）を予想するというゲーム。
ゲーム前、帽子のサイズ感を知るためにパドックタイムが設けられると、脇田が小粋な踊りを披露！ すると、ダンス経験者の石井（さや香）が「用途はわからなかったんですけど、始まる前に『ダンス教えて』とは言われました」と暴露して笑いを誘います。
そんな脇田の運命の2択ゲームに会場は大盛り上がり！ 脇田のダンスも、何度もリクエストされていました。
最終決戦前の時点のポイントを見ると、西軍900P、東軍610Pで西軍が圧倒的な優位に！ そのため、ラスト対決では逆転可能な300Pが与えられることとなりました。
東軍に逆転優勝のチャンス…果たして結果は！？
そして気になるラストマッチは、「早食いリレーハンディキャップマッチ」！
今回の対決のために、早食いのライバルだったジャンボと益田康平（カゲヤマ）がタッグを組み、西軍に挑みます。
ルールは、東軍の2人がハンバーガーを10個食べている間に、ジャンボと益田から指名された西軍の5人が1人1個（計5個）ずつハンバーガーを食べて、東西どちらが早いかを競うというもの。
西軍から選ばれたのは線の細いメンバーたち。一方の東軍は、益田から教わったという奇々怪々なジャンボの食べ方、そして尋常ではないスピードでハンバーガーを胃の中に納める益田。2人の圧倒的な実力で、僅差で勝利し、東軍の逆転優勝となりました。
∞ホールのリーダーである青山は、このイベントが決まったとき、西軍のイワクラから「なぜ同じ劇場なのに私たちは戦わないといけないのか」とLINEが来たと明かします。そして当のイワクラは「最後、ハンバーガーを食べていたとき、両方を応援していた」と胸のうちを明かしつつ、「これからもよろしくお願いします」と、なぜか青山ではなく、益田に握手を求めて“東西融和”となりました。
ラストはイベント恒例となっている中澤本鮪（かたつむり）の一本締め！ 『ムゲンダイフェス’24』は、大熱狂のうちに幕を閉じました。
1日中盛り上がった『ムゲンダイフェス’24』の模様は7月22日（月）までオンラインで見逃し視聴ができます（チケット販売は同日正午まで）。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
