京都・よしもと祇園花月で開催されている中堅芸人のライブイベント「ミドルどす」のメンバーと、大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場のいぶし銀ユニット「森ノ宮シックス」のメンバーが対決するライブ「ミドルどすvs森ノ宮シックス」が、9月1日(日)によしもと祇園花月で行われました。人気芸人たちがさまざまなコーナーでガチバトルを展開し、ステージも客席も大盛り上がりとなりました。
「ミドルどす」が音楽とともに登場!と思ったら…!?
「どちらが関西を代表するユニットライブ1位となるのか、見届けていただきたい」
冒頭からMCのガクテンソク・奥田修二がこう煽ると、さっそく会場から笑いが起こります。
まずは長州力の入場テーマ「パワーフォール」にのって、「森ノ宮シックス」のメンバー、吉田たち(こうへい、ゆうへい)、デルマパンゲ(迫田篤、広木英介)、令和喜多みな実・河野良祐、ツートライブ(たかのり、周平魂)、セルライトスパ(肥後裕之、大須賀健剛)、パーティーパーティー・きむきむ(※ひらかわは休演)がステージへ。
続いて「ミドルどす」のメンバーが橋本真也のテーマ曲「爆勝宣言」で登場……するかと思いきや、誰もステージに現れず。スーパーマラドーナの田中一彦が現れたかと思うと、また戻るというボケもありつつ、ようやくスーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、ギャロップ(林健、毛利大亮)、スマイル(瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか)、モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)、藤崎マーケット・トキ、そしてガクテンソク・よじょうというメンバー全員が登場。いよいよバトルのスタートです!
“最弱”ディベート対決の勝者は!?
最初のコーナーは「連続モノボケ」。チームで1つ小道具を選んで、モノボケをリレーしていくというゲームですが、開始前からギャロップ・林イジリ、さらに順番決めのじゃんけんではスーマラ・田中とセルライトスパ・肥後のボケ合戦がスタートするなど、早くもヒートアップ。対決は、奥田のジャッジで双方のチーム全員がクリアして引き分けとなりました。
次のコーナーは「タイマン最弱指名バトル」。互いに相手チームでいちばん弱そうな芸人を指名して、さまざまな勝負を繰り広げます。「ディベート対決」では、スマイル・ウーイェイよしたかとツートライブ・たかのりが登場。テーマは「幽霊はいるorいない」です。
たかのりが「いない」を選ぶと、よしたかも「いない」を選ぶボケもありつつ、ディベートがスタート。奥田曰く「思ってたよりエエ勝負」の結果は、たかのりの勝利でした。
ギャロップ・林の奇跡の「ジャンプショット」
「胴上げジェスチャー」のコーナーは、胴上げされる1人が、パネルの向こうで行われているジェスチャーを見て、何をしているのか当てるというもの。先攻の「ミドルどす」は、モンスターエンジン・西森がジェスチャーを、ギャロップ・毛利が胴上げされる役を担当しますが、胴上げしているメンバーたちから、毛利の体重が「めっちゃ重い!」とブーイングが。
「ジャンプショット」のコーナーでは、全員が手をつなぎ、10秒後の写真撮影の瞬間にタイミングを合わせてジャンプ! うまく写ったチームが勝利となります。先攻の「森ノ宮シックス」は失敗に終わるなか、「ミドルどす」が見事に成功。林が全員を持ち上げたかのようなスーパーショットに会場も盛り上がりました。
ラストは、出されたお題について、相手チームのNo.1を予想する「No.1予想バトル」。後攻の「森ノ宮シックス」は、「いちばん美容に気をつかっている人」のお題にスマイル・瀬戸と予想しますが、セリから登場したのはスーマラ・武智。「ぜんぜん美しないやん!」とツッコミが入るなか、武智は「ジムに行って、脱毛して、目の下のクマを80万かけて取った」とアピールしました。
最後の問題、「いちばん自分がまともだと思ってる人」では林を予想。セリから上がってくる林の頭が見えるとステージ、会場ともに爆笑でした。
激闘の結果、「森ノ宮シックス」チームが50ポイント、そして「ミドルどす」チームが50ポイントでドロー。すると、なぜか肥後と田中のじゃんけん勝負で勝敗を決めることになりますが、まさかの田中の仕込みが炸裂して「ミドルどす」の勝利となりました。