吉本興業に所属する期待の若手8組が優勝を競う「吉本笑撃LIVE! 第1回生駒杯トーナメント」が8月31日(土)に開催されました。出場した8組の芸人たちは、会場となった奈良県生駒市にある南コミュニティセンターせせらぎのステージでネタを披露。厳正な審査の結果、ぎょうぶの2人が記念すべき初代王者となりました。
トーナメント方式で激突!
大会はトーナメント方式で行われ、1回戦3分、2回戦4分、決勝5分の持ち時間でネタを披露。優勝者には「第1回生駒杯王者の称号」と「生駒名物」が授与されます。この日は、芸歴19年目のタナからイケダ(田邊孟徳、池田周平)の2人がMCを務めました。
さっそく出場者が呼び込まれ、清川雄司、ぎょうぶ(為国、澤畑健二)、ぐろう(家村涼太、高松巧)、三遊間(稲継諒、さくらい)、タチマチ(安達周平、胡内佑介)、はるかぜに告ぐ(とんず、一色といろ)、ポプラベティ(りょうか、フク・フクダ)、やました、という8組が舞台に登場します。
審査員は、生駒市民から選ばれた1人と、生駒市生涯学習施設の館長が務め、 “奈良県住みます芸人”の安田善紀が審査委員長を務めます。
1回戦の組み合わせはクジで決定。各出場者が封筒を選び、「1番」を引いた人から順番に好きな枠を選べます。最終的に「清川雄司 vs ぐろう」「ぎょうぶ vs ポプラベティ」「はるかぜに告ぐ vs タチマチ」「やました vs 三遊間」という対戦になりました。
準決勝は「ぐろう vs ぎょうぶ」「タチマチ vs やました」
まずは1回戦がスタート! 審査員は先攻のほうが面白いと思ったら赤のうちわ、後攻ならば青のうちわを上げ、勝敗が決まります。トップバッターの清川は人形を使った腹話術を披露。ぐろうはスピード感のあるテンポのいいネタを見せ、3対0でぐろうの勝利。
ユニークな設定のネタで笑わせたぎょうぶは、父親と娘のコントを披露したポプラベティを3対0で下しました。これで準決勝第1試合は、「ぐろう vs ぎょうぶ」に決定。
続く1回戦第3試合では、先攻のはるかぜに告ぐが奈良にまつわるツカミから毒舌も交えたネタを披露。対するタチマチは的確なツッコミで拍手笑いも起き、2対1でタチマチが制しました。
1回戦最後はやました vs 三遊間。ピン芸と漫才の対決は2対1でやましたが勝利し、タチマチとの準決勝に進出しました。
優勝ネタは「おばちゃんたちのトーク」
準決勝の持ち時間は4分。ぐろうは、らしさたっぷりな独特のリズムで会場を笑わせます。ぎょうぶもしっかりとしたしゃべりのネタで盛り上げます。結果は2対1でぎょうぶが勝利。タチマチ vs やましたは、どちらもお客さんの笑いを取りましたが、3対0でタチマチが勝ち、決勝にコマを進めました。
決勝を前に審査委員長の安田は「どっちが勝つかわからないけど、出し切ってほしい」とエールを送ります。
決勝の先攻はぎょうぶ。次々と転がっていくおばちゃんたちのトークをおもしろおかしく聞かせるネタで笑わせました。後攻のタチマチも1回戦から共通のツッコミを織り込んで会場を沸かせます。
そして審査の結果、記念すべき第1回生駒杯トーナメントの王者は、2対1でぎょうぶに決定! 優勝トロフィーを受け取ったぎょうぶ・為国が「バンザーイ!」と喜びを爆発させると、相方の澤畑も「本当にうれしい」と言いつつ、「(市民代表の審査員に)ハマってない」と決勝の審査結果をイジッて笑わせました。