吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)による月例会見が、9月27日(金)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。この日の会見では、『吉本新喜劇座員総選挙』で勃発した吉田裕と清水けんじのバトルが再燃! まさかの仲裁案が明らかにされたほか、『吉本新喜劇まつり2024』の詳細発表や内場勝則らによる注目公演のPRなど、盛りだくさんの内容となりました。
視聴率勝負で最終決着!?
この日の会見の進行はすっち―が務めます。9月6日(金)に開票イベントが行われた『吉本新喜劇座員総選挙』はアキの3連覇に終わりました。会見場には総選挙で4位に輝いた“新喜劇の顔”島田珠代が登場。全身を使った動きで順位を表現し、次々と変わるポージングに報道陣も笑いが止まりません。
珠代は改めて上位ランクインを喜び、「今年はおかしなYouTube(動画)をどんどん上げていこうと思っている」と語ります。YouTube『珠代のチョモランマチャンネル』では、珠代と擬似デートができる「珠代の彼氏気分」という動画が好評。珠代は今後の新作について、「ご期待ください」とアピールしました。
続いて、総選挙で熾烈なバトルを繰り広げた吉田と清水が会場へ。吉田は「総選挙で清水に負けたら座長を降りる」と宣言していましたが、結果は吉田が8位、清水が6位でした。これについて吉田は「言った覚えがない」「総選挙が盛り上がったらOKなんじゃないですか?」とはぐらかします。
収拾がつかないため、仲裁役の寛平GMが吉田に「申し訳ないけど、しみけんと変わってほしい」と引導を渡し、12月24日(火)〜30日(月)に開催されるなんばグランド花月(NGK)本公演の吉田座長週を、清水座長週に変更すると発表しました。
それだけでは納得しない清水は、新喜劇のテレビ放映時の視聴率での対決を提案。清水の座長公演の視聴率と、吉田の座長公演の年間最高視聴率を比べる勝負です。清水は「もし僕が勝ったら、座長になれなくてもいいから、こいつを降格させて」と寛平GMに懇願します。
これに対して吉田は「そんなんやめましょ」と消極的でしたが、最終的には「僕も決着つけたい。いったりましょう!」と受けて立つことに。「負ける気しません」と不敵な笑みを浮かべる清水と、早くもバチバチの空気を醸し出しました。今度こそ決着はつくのか!? 目が離せません。
「新喜劇まつり」で寛平GMが重大発表!?
会見では10月の注目イベントも紹介されました。10月18日(金)にはなんばグランド花月で『吉本新喜劇まつり2024』が開催されます。すっちーによると、座員総選挙で1位に輝いたアキのソロオープニングショーで幕開けし、吉田と清水の因縁の戦いや、太田芳伸、奥重敦史の不正選挙疑惑などの要素が盛り込まれた舞台になる予定。終演後の座員によるお見送りやYouTube生配信もスタンバイしていると発表されました。
そして寛平GMからは「『吉本新喜劇まつり』のエンディングで、私から重大発表がございます。お楽しみに!」という意味深な発表もありました。
内場勝則と服部ひで子、筒井亜由貴はそれぞれの公演をPRしました。内場が出演する『伝統芸能新喜劇』は、10月22日(火)・23日(水)にCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールで上演されます。久馬歩(ザ・プラン9 お〜い!久馬)が脚本を手がける、文楽、講談とのコラボ公演です。
内場は「歴史を重んじるすごい方たちと、歴史がなんじゃという新喜劇、両極端でしょう?」と語って笑いを誘います。文楽人形がパンティーテックスをやるかも……と聞くと、珠代も興味津々! 内場は「観たことのない新喜劇になる」と宣言しました。
服部は、新喜劇入団16年目にして初めての単独イベントに挑戦します。『ひで子にアクセス!〜笑顔の予感☆スマイルジェネレーション!〜』を10月5日(土)に吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で開催する服部は、こう意気込みました。
「コントを中心に新喜劇も入れながら、(自身のYouTubeチャンネル)『ハモリ隊!』で披露している歌も取り入れた欲張りな内容。新喜劇座員の皆さんにも手伝ってもらいながら、新しい自分を発見したい」
筒井が告知したのは、12月21日(土)に新世界ZAZA HOUSEで行われる『手話新喜劇』。筒井はコロナ禍をきっかけに手話を学び始め、手話検定3級の資格を持っています。今回は、手話エンターテイメント発信団oioi(おいおい)とタッグを組んで送る新しいプロジェクトです。
役者がセリフを言いながら手話をして、モニターに字幕も出るステージで、すでにチケットは完売。筒井は「これを第1回として続けていきたい。いつか全国の聞こえない方に新喜劇を広めていけたら」と意気込みました。
筒井は続けて「今日をもって、秘蔵っ子のメンバーを卒業します!」と電撃発表! 若手座員によるアイドルユニット「秘蔵っ子」の初期メンバーである筒井は「新喜劇ではできない経験をたくさんさせてもらったが、これからは手話の活動に専念したい」と語ります。
ただし、卒業公演は来年3月28日(金)に吉本新喜劇セカンドシアターで開催される予定で、半年も先のこと。会見に参加者した座員からは「チケット買っても忘れてしまう」とイジり倒されました。
韓国で「かい〜の」がバツグンにウケた!
GM会見ですっかりお馴染みとなった珠代の“今月の顔”のコーナーも大盛り上がり。珠代が「珠代の大迷路に皆さんをご案内したい。入り口はここです!」とセクシーポーズを決めると、すっちーが「もうやめてください!」とすぐさまストップして一同大爆笑です。
会見では、8月、9月の振り返りも。新喜劇65周年ツアーは韓国・釜山をはじめ各地で大盛況でした。釜山では韓国語版「かい〜の」を披露した寛平GMはバツグンにウケたと振り返り、「韓国の方にもコメディを気に入ってもらえた」と手応えを語ります。
9月19日(木)になんばグランド花月で開催された『清水けんじの大笑激新喜劇』には、清水がいつも「似ている」とイジられている俳優のえなりかずきがサプライズ出演しました。このステージに立ったすっちーは、「並ぶとオーラがぜんぜん違いました。清水さんはスカみたいでした」と辛辣な感想を語って笑わせます。
9月20日(金)になんばグランド花月で開催された『もじゃ吉田の新喜劇どうでしょう?』も満員御礼。パリ・オリンピックでの活躍も記憶に新しい山本智大選手らバレーボールSVリーグ「大阪ブルテオン」の6選手がボケてコケて奮闘し、配信チケットの売れ行きも好調でした。
そして9月29日(日)の『情熱大陸』(TBS・MBS系)には、寛平GMが登場。会見で密着取材のウラ話を披露し、「あれを観たら、新喜劇がどうなっていっているかすぐわかる」と視聴を呼びかけました。
※『情熱大陸』寛平GM出演回は、10月6日(日)22:59までTVerで配信中です。