吉本新喜劇のレイチェルによる3回目の単独公演が、11月10日(日)に大阪・なんばグランド花月で開催されました。「FOREVER PARTY PEOPLE!!3」と題された今回のステージの見どころは、“永遠のパリピ”らしく、とにかく陽気に騒ぐところ。いつもの新喜劇とは違う“パリピな舞台”を、芸人ライターとして活動している新喜劇座員の祐代朗功がレポートします!
パリピな“レイチェル節”炸裂
開演すると舞台の幕にレイチェルの映像が映し出されます。そして、いつもと違う“いかつい”レイチェルの過去の画像が映ると、悲鳴のような笑いが起こりました。
幕が上がって新喜劇スタート。この日のタイトルは『レイチェルの、たのしぃ~ファーストラブよ もぉ一度。』。レイチェルがバイトしているうどん屋に、借金取りの兄貴分である吉田が来ます。うどん屋の大将の妹である金原早苗は吉田の元カノですが、記憶喪失という設定です。吉田と金原は再び恋に落ちるのか、というストーリー。
レイチェルが登場すると、待ってましたとばかりに大歓声が起こります。レイチェルの役は、うどん屋のバイトと借金取りの子分です。お馴染みのリズムネタやボイスパーカッションなどをフルスロットルに披露しました。
レイチェルと新喜劇同期入団の服部ひで子がうどん屋の大将の妻として出てくると、“ひで子”を「ヒィウィーゴー!」と呼ぶネタを連発。リズムネタを借金取り役の吉田の“乳首ドリル”と組み合わる一幕もありました。レイチェルと吉田は2人でイベントのリーダーを務めたこともあり、息がぴったりです。
クリーニング屋役の島田珠代は、“シンガポールの昆虫”のギャグをしながら「レイチェルのために来てくれてありがとうね」と客席に感謝。ベテラン陣もレイチェルのイベントを全力サポートします。
4回目のNGK単独公演も決定!!
地上げ屋の親分である末成映薫は紫のカツラで登場。カツラを外しててんやわんやするシーンでは、本当にてんやわんやするハプニングも起きます。末成の頭に戻ってきたカツラがきちんと被れず、吉田から「頭グラグラや」とツッコミが入る一幕も。末成も「せっかくの新しいカツラが……」と新調のカツラを心配します。
御曹司役の内場勝則が“アホボン”の姿で出てくると割れんばかりの拍手。お馴染みのカバンやネクタイのネタを披露して劇場を沸かせました。
レイチェルが暗闇の中で、サイリウムを振ってパフォーマンスする場面では、筒井亜由貴と咲方響も盛り上げます。パフォーマンス終了に合わせて“銀打ち”と呼ばれる銀テープを発射する仕掛けも炸裂。観客のボルテージは最高潮、レイチェル節が炸裂するパリピならではの光景です。
終演後は、舞台上に演者一同が並んで観客に向かって挨拶。珠代はレイチェルの単独公演について「毎回レベルアップしている」と大絶賛です。
内場も「アホボンは年に2回しかしない」と話し、レアキャラをレイチェルのために特別に披露したことを明かします。レイチェルは末成が初めてのカツラを披露してくれたことにも感謝しました。
そして、重大発表が2つありました。ひとつ目は、「FOREVER PARTY PEOPLE!!4」が2025年6月22日(日)にNGKで開催されること。ふたつ目は、京都・よしもと祇園花月レイチェル週が2025年2月19日(水)~2月25日(火)に開催されることです。これからも、レイチェルの活躍から目が離せませんね!
公演概要
吉本新喜劇レイチェルなんばグランド花月単独公演
「FOREVER PARTY PEOPLE!!4」
場所:なんばグランド花月
日時:2025年6月22日(日)19:00開場/19:30開演
料金:前売3,500円 当日4,000円
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