いよいよ開催まで2ヶ月を切った大阪マラソン2025に応援ランナーとしてフルマラソンでの参加が決まっているNMB48の3人(塩月希依音さん、眞鍋杏樹さん、坂下真心さん)による「チームNMB48」が、目標として掲げる”フルマラソンを完走”するまでの姿を追っていく企画「NMB48の塩月希依音と眞鍋杏樹と坂下真心の大阪マラソン2025への道」が大阪マラソン公式YouTubeチャンネルにてスタートしました。
今回は収録の様子を、ファニマガ”大阪マラソン担当”のわたくし芸人ライター・茜250ccの善家カズマサが取材させていただきましたので、その模様と配信の内容をお伝えしたいと思います。
沿道に約100万人の観客が集まり、個性的な応援を受けながら”人情のまち”大阪の名所を駆け抜ける魅力たっぷりのこの大会に、「初めて走るから完走できるか不安」という方や「トレーニングを始めたけど、やり方が合っているかわからない」などの不安を抱えている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?塩月さんと坂下さんも今大会が始めてのフルマラソン挑戦で、目標は”まずはフルマラソンを完走”すること。眞鍋さんは昨年に引き続き3回目のフルマラソン参加で、今大会は”4時間30分以内(サブ4,5)にゴール”をすることを目標に設定しています。
今回の動画ではそれぞれの目標を達成するために、走り方のフォームのレクチャーやトレーニング方法を教わり、3人それぞれの現段階での悩みを解決していきます。ですので完走を目標としている初心者の方や、タイムのベストを更新したい中級者の方必見の動画となっています!
”芸能界3位”のマラソン芸人十手・十田が講師で登場!眞鍋「芸人としてはあまり見かけないですけど、マラソンランナーとしては凄い人です」
今回の練習会は、美しい紅葉に染まった大阪城公園にて行われました。大阪城といえば今大会のゴール地点の場所であり、ランナーにとっては”ランニングの聖地”といえるほど毎日たくさんのランナーの方々が練習に励んでいる場所です。チームNMBの3人は、前回の動画でミズノオオサカ茶屋町にて選んだお揃いのランニングウェアに身を包んで登場しました。お揃いのスカイブルーのウェアがとても似合っています!
新しいシューズの感想を眞鍋さんは「すごく走りやすくて、足を前に押し出してくださってます」と話し、塩月さんに「靴に丁寧やね~!」とツッコまれていました(笑)。お揃いのウェアと新しいシューズに気分上々の3人ですが、これから始まる合同練習を前に塩月さんと坂下さんは「初心者だから不安」と話し、経験者の眞鍋さんも「ちゃんと教えれるか不安」と3人とも不安でいっぱいの様子。
今回はランニングのコーチとして漫才コンビ「十手(じって)」の十田(じゅうだ)さんがゲストで登場。十田さんは私の所属するよしもと漫才劇場の先輩芸人で、前回大会の大阪マラソン2024では眞鍋さんの伴走ランナーとしてサポートされ、マラソンの実績は折り紙つき。フルマラソンの最高タイムは2時間46分(サブ3)で、これは大会出場者の約3%しか出せない記録で、なんと芸能界3位の記録だそうです。これを聞いた塩月さんは「マラソンランナーとして『は』凄い人だとわかりました! 」と納得したようで、”芸人最強ランナー”によるランニング指導がスタート!
フルマラソン初挑戦でも完走できる走行フォームを伝授!
今回は大会まで2ヶ月ということで、チームNMB48の3人の悩みを聞き解決する練習をしていきます。まず坂下さんの悩みは「初めてのフルマラソンなので、疲れにくく最後まで走り切れるフォームを教えて欲しい」とのこと。
私もそうですが、初心者が本番に向けて抱える大きな不安点は後半の距離に差し掛かったときの身体の疲労とペースダウンだと思います。
この悩みに対して、まずはそのフォームを教える前に3人の現在の走行フォームのチェックから始まりました。ひとりひとりが走る姿を見て十田さんは「なるほど」「わかった」とすぐさま何かに気がついたようです。3人の走る姿を見終えた十田さんは「みんなかわいい!」とまさかの感想に、少し緊張した様子の3人も笑顔になりました。
「マラソンを走る上で一番大事なこと、そして速いランナーに共通していることがある」と続け、それは”走る姿勢”。走る姿勢が前後左右、どこかに傾いているとその分動かす体にブレが生じ、そのブレを支える場所にダメージが蓄積してしまい、30キロ地点以降走れなくなってしまいます。ですのでまずは”自分の良い姿勢”を見つけることが重要だと十田さんは言います。
十田さんの教える、”自分の良い姿勢”を見つける方法は以下です。
①両手を真上にピンと上げて、腕が耳の横に来るようにする
②そのままストンと真下に腕を下ろす
こちらを実践すると自分のベストな腰の位置になります。そして続いては「足の接地」です。足の接地が長いとダメージも大きくなるうえに時間のロスが生まれてしまいます。また近年の長距離ランニングシューズは3人が履いているような厚底シューズが主流ですが、接地の時間が長いとそのシューズの性能を活かすことができないのだとか。正しい足の接地にするには以下のことを行います。
①先程の自分の腰の位置で、母指球が接地するように足踏みをする
②その際つま先は下げずに、足と地面が平行になるイメージで行う
③ポンポンポンとリズム良く足踏みをする。
以上の腰の位置で、足踏みを行なった状態で体を前に前傾するだけで体が自然と前に走れるようになります。
このフォームで走ってみた3人は「凄い! 」「勝手に進む! 」と驚きの感想の嵐! 止められても勝手に走り続けてしまうほどでした。私も練習の際これらのポイントを意識して走ってみましたが、体が本当に軽かったです。本番まで2ヶ月、しっかり意識をして体に染み込ませたいと思います!
マラソンに必要な筋トレを伝授!トレーニング後の塩月「全てが整った」
続いて眞鍋さんの悩みは「フルマラソンに活きる筋トレを教えて欲しい」とのこと。42,195kmを走り切るためには絶対に一定の”筋肉量”は必要だと言われます。またどんなマラソンランナーも直面する30キロ地点でペースダウンしてしまう”30キロの壁”をクリアできるようになりたいですね。ということで次は十田さんに「自宅や隙間時間でもできる筋トレ」をレクチャーしていただきます。
まずは「腹筋」の鍛え方を教えていただきます。なぜ腹筋を鍛える必要があるのかというと、腹筋が足りていないと先程の走行フォームが維持できないとのこと。十田さんの勧める腹筋のトレーニング方法は以下です。
①仰向けに寝転び、手を頭の後ろに回して足は浮かせる。
②上げた足の膝がお腹の上に来るよう”ゆっくり”上げる。その際、膝からつま先は地面と平行で太ももは地面から直角になるようにする
③これを10回実施する
これを実践した3人は最初の5回は涼しそうな顔をしていたものの後半はかなりキツそうで、私もこの腹筋をして、最近下腹が出てきてキツくなってきた漫才衣装がブカブカになるくらいみっちり腹筋を鍛えてみたいと思います!
続いては”走る前”に実践して欲しい「下半身」の筋トレです。「ランジ」というトレーニング方法で、足を前後に開いた姿勢で股関節やひざ関節の曲げ伸ばしを行う筋トレ種目です。単純な動きですが1度にお尻の筋肉”大臀筋(だいでんきん)”、太ももの筋肉である”大腿四頭筋(だいたいしとうきん)”、太もも裏の”ハムストリングス”といったマラソンには欠かせない様々な場所を鍛えることができます。ランジのやり方は以下です。
①脚を肩幅より大きく、前に開く
②上体をまっすぐにしたまま、股関節とひざを曲げていく
③前ひざを90度まで曲げたらゆっくりと反対の脚を前に開く
④これを10回実施する
これをすることで下半身の筋力を強化できるうえに、歩幅のストライドが伸びて一歩一歩が大きいフォームで走ることができます。またランニング前に行うとストレッチも兼ねることができます。
そして十田さんが「腹筋と下半身の筋トレを終えたところで、もう1度さっき教えたフォームで走ってみよう! 」の声で再度走ってみます。すると最初とは全く違う感覚のようで、「わーー!! 凄い! 」「全部が整った気がする! 」と驚きの声を上げました。これに対し十田さんは「これが十田メソッドです! お笑いは全然わからんけどな! 」と言い笑わせます。
いやいやいや! 全然そんなことないですよ十田さん! 今回の動画は十田さんの仕切りの上手さやツッコミが随所に光っていて本当に勉強になりました! かっこいい先輩です! これぞ”芸人最強ランナー”です。
給水の練習でまさかのチームNMBによる”給水モノボケ合戦”勃発!?
そして最後のお悩み相談は坂下さんです。坂下さんの悩みは「給水ポイントでスムーズに給水ができるのか」です。坂下さんは過去の大阪マラソンTVでも、まだトレーニングは行っていないが給水の練習はしているとおっしゃっていたのですが、本当に給水が気になっていたのですね(笑)。確かに、私も初心者ですのでいざ目の前に給水ポイントが現れても慌ててしまいそうです。ということで、実際に給水ポイントを用意してレクチャーを受けることになりました。
まずは水の入ったコップの取り方の正解は教えずに、それぞれが思うコップの取り方をやってみます。最初に挑戦したのは相談者の坂下さん。給水ポイントに差し掛かったところでまさかのコップの置かれたテーブルごと持っていく”モノボケ”を披露しました! これには塩月さんと眞鍋さんも「まこち! 違う違う! 」とツッコみます。
続いて挑戦した塩月さんはコップを茶道の持ち方をして「結構なお手前で」と負けじと”給水コント”を披露! これに十田さんは「後ろの走者に押されるよ!? 」とツッコみます。
そして最後は眞鍋さん。この流れは完全に眞鍋さんもボケてオトすところですが、芸人目線からしてもこういう”ノリ”になってしまったときに最後の順番になってしまったときは本当に緊張します。「自分ならどうボケるのが正解かな」などど考えていると、眞鍋さんはコップを手に取り水をブチまける”大ボケ”を披露し全員は大爆笑! ボケのクオリティの高さと度胸は正直芸人顔負けでした。さすが”お笑いの街なんば”のアイドルです。
さて、給水の正解ですが、正しくは紙コップの飲み口を折り曲げて、水がこぼれて鼻などに入らないように口にスッと入るように飲むのが良いそうです。給水は完走するうえで絶対に失敗できない場所ですので、本番はこの方法で実施したいですね。私も本番はしっかり給水したいと思います…。ボケるのが怖いからではないですよ? 命のためですからね! 決して大喜利から逃げているわけではないですからね…? 本当ですよ?
最後に、いよいよ本番まで2ヶ月を切りましたが、今回の収録でまた更に大阪マラソン2025を走るのが楽しみになりました。エントリーされた方は日々トレーニングに励まれていて、しんどい時もあると思います。ただ、私が毎回取材に行った際に耳にするのは「大阪マラソンを完走したとき、最高のゴールが待っている」という言葉です。どの取材現場でもこの言葉を耳にするので、間違いないことなのだと思います。ですので今のこの準備期間を楽しんで、本番に最高な気分でゴールできるように頑張りましょう! 私もまた今日から頑張りたいと思います!
大阪マラソンでは随時練習会を行なっています。さらに、2025年2月22日(土)・23日(日・祝)の2日間インテックス大阪にて「大阪マラソンEXPO2025」を開催いたします。詳しい情報は大阪マラソン2025のHPよりイベントタブをクリックしてください!
「大阪マラソン2025」公式サイトはこちらから。
大阪マラソン公式YouTubeはこちらから。
『塩月希依音・眞鍋杏樹・坂下真心の大阪マラソン2025への道~シューズ&ウェアをGET~』はこちらから。
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