『ytv漫才新人賞決定戦』決勝7組は群雄割拠の大混戦! ネタ順決定で火花バチバチ「たとえラストイヤーでもぶち倒す」

関西で活動する芸歴10年目までの若手漫才師の登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』(3月2日生放送)に向けて、ファイナリスト7組の出演順を決める抽選会が、2月17日(月)に大阪市内で行われました。決勝の舞台に登場するのは、新星からラストイヤーまでバラエティ豊かな顔ぶれ。ライバル同士、お互いに牽制し合いながら、早くも火花を散らしました。

出典: FANY マガジン
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“初出場でラストイヤー”翠星チークダンスは「今年はわしらが」

2011年の開始以来、銀シャリやガクテンソク、霜降り明星、カベポスターといった人気芸人を輩出してきた『ytv漫才新人賞決定戦』。今回の決勝の舞台に登場するのは、「ROUND1」から「ROUND3」まで、この1年をかけて3回開催された各予選会での上位2組の計6組と、敗者復活枠1組を加えた総勢7組です。

総合司会を務めるブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)も、ビデオメッセージでファイナリストたちを激励します。「ここで新人賞を獲るか獲らへんかで、だいぶ変わってきてしまうと思う」という吉田に、「実際、歴代王者もそうですし」とうなずく小杉。ブラックマヨネーズも2003年に、かつて読売テレビで実施していた『上方お笑い大賞』最優秀新人賞を受賞した実績があり、当時の思い出話を懐かしそうに語りました。

出典: FANY マガジン
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続いて、出演順の選択へ。より早く「ROUND」を通過したコンビから順に、希望する出番を選ぶことができるルールです。「ROUND1」1位通過を果たした翠星チークダンス以下、ネタ順は次のように決まりました。

1 ぐろう(家村涼太、高松巧)芸歴4年目
2 タチマチ(安達周平、胡内佑介)芸歴9年目
3 マーメイド(田村境祐、テクニック。)芸歴5年目
4 翠星チークダンス(ちろる、木佐)芸歴10年目
5 マーティー(真平、ホソ)芸歴4年目
6 フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)芸歴9年目
7 オーパスツー(大ちゃん、しんじょう)芸歴8年目

翠星チークダンスは、芸歴10年目にして初出場。もっとも熾烈とも言われる「ROUND1」で1位通過、最初で最後のチャンスをもぎ取りました。木佐は「去年はラストイヤー組もけっこう出てたのに、若手の空前メテオに負けてしまって。今年はわしらがもらおうかなと思ってます」と気合十分。ちろるは対照的に、若手の台頭に気を引き締めながらも「ラストイヤー、がんばります」と静かに闘志を燃やしていました。

決勝3回目のフースーヤは「漫才はボケなしで」

マーティーは今大会最若手で、芸歴4年目にして「ROUND1」を2位で通過。真平は「去年も4年目の空前メテオが優勝しているので、がんばります」、ホソも「若手の勢いのまま行きます!」とフレッシュな意気込みを。

「ROUND2」1位通過は、松竹芸能史上初の決定戦進出を果たしたオーパスツー。最後の7番目という順番を選んだ理由を「あまり松竹がトリさせてもらうことないので……」と謙遜する大ちゃんでしたが、しんじょうは「勝ちたい。吉本さんの中で『松竹もいるんだよ』とアピールしたいです」と気を吐きます。

「ROUND2」を2位で通過したマーメイドは、昨年優勝に輝いた空前メテオと同期。「ホンマに大逆転チャンスやと思ってます」(テクニック。)と意気込みます。

「ROUND3」の1位通過はフースーヤ。2021年度、2022年度に決定戦に進出した実力者です。田中は「ふだん、たくさんふざけてボケて、調子乗ってるように見えますが、漫才はボケなしで、真剣にやりたい」と語り、ちろるから「漫才はボケありのほうがいいよ!」とツッコまれていました。

マーメイド・田村がぐろうを挑発「調子にのっている」

「ROUND3」2位通過のタチマチも、2020年度の決定戦進出経験がある実力派コンビ。胡内は「娘が1歳2カ月なので、優勝してごはんを豪華に、お野菜をもっと足せるようにしたいと思います」とすっかりパパの顔。安達もまた、「前回、決定戦に出たのが2020年度。それから4年、ずっと横ばいで決定戦に行けていなかったので、そんななか、(胡内に)お父さんの自覚が芽生えたから行けたのかも」と語りました。

昨年度、同期の空前メテオに敗れて準優勝となったぐろうは、今回は敗者復活枠からの出場です。高松は「去年は『ROUND1』1位通過、そして今回が敗者復活枠。最後にマクリますからね」とボルテージを上げます。一方、家村は「出順が最初なので、たぶん最初の漫才になると思います。よろしくお願いします!」とハキハキと語りました。

ライバル同士だけに、気になる相手の名前を明かして牽制し合うノミネート7組。翠星チークダンス・木佐は「(マーメイドの)テクニック。か、それとも僕か。どちらがキモいかをはっきりさせたい」、マーティー・真平は「オーパスツー」を挙げながら、「しんじょうと出身高校が一緒」とさっそく飲みに行く相談をしていました。

一方、オーパスツー・大ちゃんは「全員です」としながらも、出番が1つ前のフースーヤを名指しして、「ぶち倒したい」と息巻きます。マーメイドは、田村が「同期のぐろう。高松が、(昨年)準優勝したあとから明らかに調子に乗ってる」とチクリ。

フースーヤは、谷口が「唯一、先輩の翠星チークダンス。ラストイヤーですが全力で倒したい」と宣戦布告すると、タチマチは「同期のフースーヤ」、ぐろうは「自分自身」とストイックに語りました。

なお、『ytv漫才新人賞決定戦』が放送される3月2日(日)は、『漫才まみれるDay』として14:00から『漫才Lovers』、そして15:15から『ytv漫才新人賞決定戦』と、2番組続けて3時間半にわたって放送されます。

番組概要

マウスコンピューターpresents 第14回 ytv漫才新人賞決定戦
放送日時:2025年3月2日(日)15:15~17:30(生放送)
放送:読売テレビ(関西ローカル)
同時生配信:TVer(SPECIAL LIVE)
暫定BOX・ライブビューイング会場 裏配信:TikTok Live
※放送10分前(15:05ごろ~)から配信スタート
※放送10分前から、藤崎マーケットと空前メテオ、そしてネタを終えた決定戦ノミネート7組の様子を番組公式TikTokチャンネルで限定配信。
優勝直後の記者会見:TVer(SPECIAL LIVE)/TikTok Live/YouTube(よしもと漫才劇場チャンネル)

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