吉本新喜劇の“ヤンシー”こと松浦真也と、“マリコンヌ”こと森田まりこによる、音楽とお笑いを融合したライブ公演『吉本新喜劇 presents ヤンシー&マリコンヌのポップコーンミュージック vol.3』が、2月14日(金)に大阪・バナナホールで開催されました。第3弾となる今回も、新喜劇の人気座員たちがゲスト出演。生演奏あり、新喜劇あり、トークありの盛りだくさんの内容で、聴きどころ・笑いどころ・ツッコミどころ満載のステージになりました!

ソーシャル・ディスタンスは「池乃めだかの1.3倍」?
今回で3回目となる『ポップコーンミュージック』。当日、会場のバナナホール付近には早くから行列ができ、立見席も販売される盛況ぶりでした。
定刻となり、バンド「Junk Unit」の生演奏に合わせてヤンシー&マリコンヌが元気よく登場! バレンタインデーのこの日、入場時に配布されたチョコについて「お配りしたのは本命チョコですからね〜!」と、客席に呼びかけるマリコンヌ。そして、ヤンシーに「ビジネスパートナーとして愛してま〜す!」と微笑みかけると、気合の入ったヤンシーが「イッツ・ショータイム!」とアコースティックギターをかき鳴らし、ショーがスタートしました。

1曲目は2人の代表曲『リンボ〜!』。この日も、マリコンヌの胸やお尻がヤンシーの手に触れ、“ユー・タッチ・マイ・パイ!”を連発します。
続いて「ソーシャル・ディスタンスの2メートルって、いったいどのぐらいの距離なのかを伝える歌」だという『How long 2m?』を披露。ヤンシーが奏でるアップテンポなリズムに乗せてマリコンヌが「池乃めだかの1.3倍」や「大人のカピバラ2匹分」と歌うと、ヤンシーが「よくわかんない」と合いの手を入れ、会場は大爆笑です。

烏川耕一「もうちょっと丁寧に扱ってくれへんか?」
『ポップコーンミュージック』では、演奏の合間に繰り広げられる「ヤンマリ新喜劇」や、2人の赤裸々トークも見どころです。スクリーンにおなじみの「花月うどん」が映し出されると、座長の吉田裕が登場。吉田は“グルメライター”に扮して、うどん屋を営む夫妻であるヤンシーとマリコンヌをイジリます。

おなじみの新喜劇のテーマや効果音は、バンドの生演奏でいつもより“豪華”。続くトークタイムでは、オリジナルソング誕生のウラ話や、『アメトーーク』(テレビ朝日系)出演時の思い出話を語りました。
マリコンヌの衣装直しの幕間には、今別府直之が登場。“バンドの生演奏で歌おうとするものの、歌わせてもらえない”というやりとりで会場を楽しませます。別の幕間は、烏川耕一が1人でステージに上り、次の曲を盛り上げる“ヤンマリタオル”の使い方をレクチャー。
烏川が「いつも台本も渡されず、当日来たら、いきなり板付き(ステージの上)やで。俺のこともうちょっと丁寧に扱ってくれへんか?」とぼやき、客席が爆笑する一幕もありました。


会場はライブハウスなので、観客は公演中にドリンクやフードが購入できますが、幕間にもゲストが登場するため一瞬たりとも目が離せません。
そんな公演もクライマックスを迎え、会場との別れを惜しみながら、この日のために作ったバレンタインソング『おっちょこチョコレート』を披露した2人。観客は、烏川のレクチャー通りにタオルを振り回し、キュートな振りで歌うマリコンヌと、“カッコ面白い”演奏を繰り広げるヤンシーに声援を送りました。

