昨年、65周年を迎えた吉本新喜劇の特別公演が、3月8日(土)に静岡・沼津ラクーンよしもと劇場で開催されました。「吉本新喜劇in沼津ラクーンよしもと劇場~沼津に本物の吉本新喜劇がやって来る!~」と題された公演は、当初発表された2ステージが即完売し、追加で開催された3ステージ目も完売しました! 各公演に沼津に関係するシークレットゲストも登場し、最後まで大爆笑に包まれた模様を、“静岡県住みます芸人”として地元で活動する、ぬまんづ・原いい日がお伝えします。

シークレットゲストが3人登場!
今回の公演は、吉本新喜劇65周年に加え、沼津ラクーンよしもと劇場のオープン10周年を記念して行われました。「市制100周年記念燦々ぬまづ大使」でもある吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)が、座長のすっちーとともに3ステージとも大暴れ! 沼津のおでん屋台を舞台にした愛と笑いのストーリーを繰り広げました。
シークレットゲストは、1ステージ目がフェンシング女子日本代表の鈴木穂波選手、2ステージ目はパリパラリンピックの車いすラグビー金メダリストの若山英史選手、最後はなんと沼津市の頼重秀一市長が登場しました。
静岡県内でも新喜劇は放送されているため、オープニングテーマが流れるだけで「おおー!」という歓声が上がります。登場する出演者には拍手が送られ、静岡にもお笑いの文化が根付いてきていることを感じました。


すっちー「沼津の劇場はお客さまとの距離が近い」
2ステージ目と3ステージ目の合間には間寛平師匠、すっちーさん、“静岡県住みます芸人”の富士彦さん、そして頼重市長に囲み取材を実施! 僭越ながら私、原いい日がインタビュアーを務めさせていただきました。
原 寛平師匠、今回は3回ともゲストが変わるという豪華な新喜劇です。改めて沼津という場所での新喜劇、いかがですか?
寛平 本当にお客さまが温かくて、優しいお客さまが多く感謝です。ありがとう。
原 次の3ステージ目にシークレットゲストとして出演する頼重市長に、何かアドバイスをお願いします。
寛平 ふつうに出てきていただけたら、すっちーもいますし、富士彦も多和田(上人)もいますから。安心してもらって、全然大丈夫です。

原 すっちーさん、65周年記念ツアーでも全国各地を巡って来られましたが、静岡の沼津のお客さまはどういった印象でしょうか?
すっちー 沼津の劇場はお客さまとの距離が近いので、家でやっているような感覚。笑いも、普段の劇場だと舞台がちょっと一段高くなっていたりとかしますけど、沼津の劇場だとダイレクトに同じ目線にいるので、すごくあったかいなという印象があります。
原 公演では幕が開いた時点で「おー!」という声が、けっこう上がっていましたね。
すっちー セットを見て、音楽を聴いてテンションが上がってくれているのが嬉しかったですよね。
寛平 屋台を見て「おー!」って言うてくれるって、大阪ではないよなぁ。屋台やで。うどん屋のセットとかやったらわかるけどね、屋台やで(笑)。

市長「めちゃくちゃ緊張しています」
原 富士彦さん、沼津の劇場での新喜劇、“座員”としてのご自身の評価はズバリ何点でしょうか!
富士彦 点数ですか!?(笑) ウケたほうかなという感じですかね。120点です!!(笑) いや、おふたり(寛平師匠とすっちーさん)にイジってもらってですよ?(笑)
すっちー いや、150点です!!
原 これ太字にして記事にしますね!
富士彦 やめろ! しどろもどろなところ、おふたりに助けていただいて、全部笑いにしていただいて、本当に感謝でございます。ただ、この全身黄色のスーツで来ているから、半分くらいのお客さんがアキ座長と間違えて「えーー!?」ってなっていて(笑)。
すっちー ちょっとアキさんをきゅっとした(縮めた)ような(笑)。
富士彦 「あれ? アキさん、こんなに小さいの!?」って。「いぃよぉ~」って言えへんし。富士彦やー! ってなっていましたね(笑)。

原 それでは頼重市長。これから(3ステージ目の)シークレットゲストとして新喜劇にご出演されますが、心境はいかがでしょうか?
市長 テレビの世界の方々と一緒にこのような舞台でというのはめったにないので、めちゃくちゃ緊張しています。ご指導ご鞭撻いただかないとなかなかうまくいかないんじゃないかなと心配しています。
原 新喜劇の慣例で、台本が届くのがかなりギリギリだったかと思いますが、どのくらい前に?
市長 2週間……1週間くらい前……?
すっちー だとしたら、われわれよりも早く届いています(笑)。どういうことやねん!(笑)
寛平 わしら(が台本もらったの)、今日の大阪からくる道中やで(笑)。
原 最後に沼津市長として、寛平さんや新喜劇に期待することを教えてください。
市長 劇場から“笑い”というのを発信していただいて、沼津市を、そしてちょっと元気のない街を盛り上げるということがコンセプトでもあります。新喜劇は活力をいただく場面が沢山あるんですよね。吉本新喜劇65周年と、劇場10周年という節目のタイミングで、さらに沼津を盛り上げる起爆剤になればいいなと思います。

公演の最後には、座長のすっちーさんが「新喜劇も沼津の劇場も、今後もがんばって盛り上げていきますので、皆さんの応援もよろしくお願いします!」と呼びかけて締めくくり、大歓声で公演を終えました。