音楽×笑いの力でセルフメディケーションを広めようというイベント「龍角散presents 子供から大人まで楽しむファミリーコンサート」が、3月9日(日)に東京・霞が関のイイノホールで初開催されました。演奏を披露したのは、ヴァイオリニスト・山瀬理桜、ピアニスト・加藤美季、そしてソプラノ歌手・のだこころ。ここに、バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)、ガンバレルーヤ(まひる、よしこ)、大谷健太ら人気芸人がコラボして、親子連れらが集まった会場を大いに盛り上げました。

ここでしか見られないハイブリッドネタ
セルフメディケーションは、世界保健機関(WHO)の定義で「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされ、近年の健康ブームのなかで注目されている考え方です。今回のファミリーコンサートは、自分の健康状態に気を配り、大きな病気を未然に防ぐ生活習慣の大事さを知る「健康リテラシー」を啓蒙するため、音楽と笑いをミックスさせたかたちで初めて開催されました。
まずは特別ゲストとして、株式会社龍角散の藤井隆太社長がフルート奏者として登場。東日本大震災があった3月11日にも近いということで、「花は咲く」や、子どもたちにも馴染みのある「ピタゴラスイッチ」などの曲をピアノやヴァイオリンとともに演奏しました。

演奏を終えて、藤井社長はこう話しました。
「予想を超えた少子高齢化と医療の高度化が進んでいる現状で、注目されているのがセルフメディケーションです。生活習慣、運動はもちろんですが、気の持ちようも大事。そこの部分に非常に大きな作用が期待できるのが、今回、テーマにした“音楽&お笑い”という点なのではないかと思っています」
続くコンサートでは、「アニメ名曲メドレー」や大人もうっとりと聞き入ってしまうベートーヴェンの名曲「月光ソナタ 1楽章&3楽章」など、クラシックからアニメソングまで幅広いラインナップが披露されました。

観客参加型のクイズコーナーでは、音楽にまつわるものからセルフメディケーションに関するものまで幅広く出題され、子どもたちから大きな声が上がって大盛り上がり! クイズの監修をした宮田俊男医師は、こう語ります。
「笑いと健康は、いま注目されています。こうしたリアルなかたちで、お子さんたちに音楽も、笑いも、そしてセルフメディケーションについても知ってもらえるというのは、ふだんの学校教育ではなかなかできないこと。こういう機会を提供していくことを、これから全国に広げて行けたらいいですね」

さらに、バンビーノの“ダンソン”ネタでは、生のバイオリン&ピアノでの即興コラボが飛び出したり、“ジブリ好き”で知られるガンバレルーヤ・まひるがジブリソングに合わせて1人モノマネをしたりと、ここでしか見ることができない笑いと音楽のハイブリッドネタで会場を沸かせました。

ジブリネタで夢がかなった!
イベント終了後、ダンソン+生楽器という奇跡のコラボを見せたバンビーノ・藤田は「ダンソンの駆け足の部分、生演奏とのコラボだったことで、踊るというより踊らされた感じで、体が勝手に動きだしました。すごい!」と興奮した様子。
相方の石山も「バイオリンが鳴るたびに、ちょっとずつジャンプが高くなっていた気がします! いままでにやったことのないバリュー(価値)あるニーブラができました!」と笑顔を見せました。
一方、ジブリネタを披露したまひるは、満足げにこう話します。
「ジブリが大好きで、いろいろなところでやらせていただいているのに、なかなかその関連のお仕事が来なくてショックだったんですが、今日やっと夢がかなった気がします。生演奏でコラボさせてもらって感無量でした!」

すると、よしこからはまさかの告白が……!?
「まるで舞台『千と千尋の神隠し』を見ているような感じだったので、私も今度は何かで参加できるようにしたい。そのためにまずはジブリの映画を見ます! まだ見たことないので!」
コーナーで会場を盛り上げた大谷健太は「セルフメディケーションにまつわる早口言葉を会場のみなさんと一緒にやらせてもらって、すごい幸せな気持ちでした。いつものライブと違って、本当に温かく幸せなイベントでうれしかったです」と語りました。

このかたちで日本全国をまわれれば
一方、演奏家たちも今回のコンサートを楽しんだようです。
「音楽とは“音を楽しむ”と書くので、こういったかたちでのコラボは吉本興業にいるからこそ。いい共鳴が奏でられた気がします。今日はとても充実したイベントだったので、このかたちで日本全国をまわれるよう、今日の経験が次につながるといいですね」(バイオリン・山瀬理桜)
「クラシックから童謡やアニメまで盛りだくさんに詰め込んでやるというのが私自身、経験がなかったですし、芸人さんとのコラボもすごく楽しかったです。お客さまもきっと最後まで飽きずに楽しめたのではないかなと思います」(ピアノ・加藤美希)

「演奏も本当に贅沢で、子どもたちもコンサートも、お笑いも楽しめたのでは。あと、仕事柄、ふだんからノドのケアをしているので、龍角散さんの商品を愛用している私は今回、出演できてとてもうれしかったです!」(ソプラノ・のだこころ)