少女歌劇団ミモザーヌ×「邪神ちゃん」のコラボ舞台で島田珠代が大暴れ! 「あなた、パンティー履いてますか?」

少女歌劇団ミモザーヌと人気コミック『邪神ちゃんドロップキック』がコラボした舞台「邪神ちゃんドロップキック・新」が、3月15日(土)、16日(日)に大阪・YES THEATERにて上演されました。ミモザーヌが2.5次元舞台にチャレンジするのは初めてのこと。さらに吉本新喜劇の島田珠代もゲスト出演し、これまでにない賑やかな内容となりました。そこで今回は、初日の様子をレポートします!

出典: FANY マガジン
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登場早々、珠代のアドリブが炸裂!

『邪神ちゃんドロップキック』は、魔界の悪魔・邪神ちゃんと、彼女を召喚した女子大生・花園ゆりねの同居生活を描くコメディ作品です。原作コミックは、単行本累計100万部を突破するほどの人気で、テレビアニメも第3期まで制作された話題作。

舞台は東京・神保町。魔界の悪魔、通称・邪神ちゃん(いわむらゆきね)は、ある日突然、人間界に召喚されてしまいます。邪神ちゃんを召喚したのは、神保町のとあるボロアパートの一室で暮らす、ちょっとブラックな心を持つ女子大生・花園ゆりね(ともだりのあ)。召喚はしたものの、邪神ちゃんを魔界へ帰す方法がわからず、仕方なく共同生活が始まります。邪神ちゃんが言うには、魔界へ帰る方法はただひとつ。「召喚者が死ぬこと」だといいます。そこで邪神ちゃんが取った行動とは!? 

出典: FANY マガジン
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ストーリーのおもしろさはもちろんのこと、2.5次元らしいカラフルでポップな演出で、劇中ではキュートなダンスあり、くすっと笑えるオタク要素もあり、アイドルコンサートのシーンも! 邪神ちゃんとゆりねのコミカルなやりとりに、客席からもたびたび笑い声が起きていました。

珠代は邪神ちゃんのマミーとして登場。着ていたヘビの衣装から早々に“脱皮”して、フットワーク軽くアドリブでギャグを繰り出していきます。そして、おなじみのギャグ「パンティーテックス」では手拍子が起き、まさに独壇場! さらに、ゆりねら出演者たちにも「あなた、パンティー履いてますか?」と絡みまくる展開が待っていて……!?

「芋食って屁ーこいて前進も~♪」まで飛び出し、あますところなく発揮された珠代のコメディエンヌぶりに、お客さんは大喜びでした。

出典: FANY マガジン
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「原作のキャラクターを研究して挑んだ舞台」

終演後の囲み会見には島田珠代、そして邪神ちゃん役のいわむらゆきね、花園ゆりね役のともだりのあ、天使のぽぽろん役のさかもとりるは、遊佐役のちばひなのが参加しました。

「皆さん達者でびっくりしました。原作を1000倍も魅力的に演じていて、すごく引き寄せられるお芝居でした」と大絶賛の珠代に、ミモザーヌの4人は感激しきり。

邪神ちゃんを演じたいわむらは、「これまでやってきたお芝居とはつくり方が違って、原作のキャラに合わせていくやり方に苦戦しました」と言いながら、「私はもともとそんなに声が高くないので、どうすれば邪神ちゃんのファンの方々が『舞台に邪神ちゃんがいる!』と思ってくれるお芝居ができるやろう、と、すごく研究して挑んだ舞台でした」と充実した表情です。

出典: FANY マガジン
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花園ゆりねを演じたともだも、「コミックもアニメも全部見て、細かい所作まで研究しました。原作にある部分は再現し、原作にはないシーンも、自分も原作のファンとして『こう演じてほしいな』という思いでつくった舞台になります」と言います。

また、遊佐役のちばは、役作りの苦労をこう話しました。

「お稽古のときは、まず原作に寄せようとしていたんですけど、遊佐は原作だとすごく優しくて、ゆっくり喋るキャラクターで、舞台だと声が聞こえづらかったり、小さく見えてしまったりするところがあって……。そうした舞台とアニメ、マンガとの違いに最初は苦戦しながら、ギリギリまで試行錯誤しながらつくりました」

出典: FANY マガジン
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一方、ぽぽろん役のさかもとは「2.5次元の舞台は初めてだったので、何から取りかかればいいのかわからなかった」としながら、「舞台に立ったとき、皆さんが笑ってくださったり、笑顔が見えたときにすごく安心して、やってきたことはこれで正解だったんだなと思えて、すごくうれしかったです」と笑顔で語りました。

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