吉本興業の若手芸人たちが出演する『森ノ宮よしもと漫才劇場』が、12月1日(火)からスタートしました。場所は大阪市中央区のCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホールで、常設劇場ではなく、月20日ほどの公演になります。この日、開催された開幕セレモニーでは、上方漫才協会会長の中田カウスが「森ノ宮の名物劇場に!」と意気込みました。
6年間で東西の賞レース総なめ
新劇場はこの日、『森ノ宮よしもと漫才劇場オープン記念 森ノ宮プレミアム~こけら落としネタスペシャル』と題されたオープン公演でスタート。
開幕セレモニーにはカウスのほか、劇場の主役となる若手芸人を代表して見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ゆりやんレトリィバァが、そして、よしもと漫才劇場OBを代表してトット(多田智佑、桑原雅人)が登壇しました。
開幕セレモニーのMCを務めたのは令和喜多みな実の河野良祐。まずは見取り図、ゆりやんのあいさつに続き、トットが壇上に立ちます。
「このような場に出させていただき、ここからいろんなすごい人が出てくるんだろうなとひしひしと感じます。大阪城の近くですし、”鳴かぬなら 笑かしてみよう ホトトギス”と。いかがでしょうか?」
そんな桑原のあいさつに、すかさず多田が「マンゲキ、ナイスゥ!」とアシストします。
新劇場は、全国で活躍する若手芸人を育成する場として6年前に誕生した大阪・なんばの「よしもと漫才劇場」の名を冠した3つ目の劇場です。奇しくもこの日は、“本家”よしもと漫才劇場のオープンからちょうど6周年を迎え、記念記者会見が行われたばかり。
続いてあいさつに立った上方漫才協会会長のカウスが、感慨深げにこう語ります。
「いまからちょうど6年前のこの日、本家であるよしもと漫才劇場がオープンしました。同じ日にオープンできることを不思議で嬉しいものと感じます。この6年の間に、よしもと漫才劇場から優秀な芸人がたくさん育ち、東西の賞レースを総なめして……。吉本に50年以上お世話になっていますが、6年の間にこれだけの売れっ子が育って、全国をかき混ぜていることにびっくりしています」
そして、この新劇場の今後の“成長”に期待を込めました。
「森ノ宮といえば大阪城、森ノ宮といえば森ノ宮よしもと漫才劇場という名物の劇場になればと願っています。お客さまのおかげで芸人が育ち、劇場も一つひとつ増えていきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします」
その後、おごそかにテープカットが行われ、めでたく森ノ宮よしもと漫才劇場が開幕しました。
人気若手芸人たちの豪華ラインナップ
続けて「こけら落としネタスペシャル」の前半がスタート。MCを見取り図とラニーノーズが担いました。
「これから新しい森ノ宮のスポットなれるよう僕らも一生懸命がんばりたいですね。ラニーノーズには若手を盛り上げてほしい」と見取り図・盛山。さらに、盛山の発案で「森ノ宮よしもと漫才劇場のマスコットキャラクターを作ろう」という構想も飛び出します。
そしてゲストのジャルジャル、トットをはじめ、令和喜多みな実、ラニーノーズ、見取り図ら11組がネタを披露しました。
後半のMCを担ったのは祇園、さや香です。劇場内の換気中の時間を利用して、それぞれの衣装の話題や、JR・地下鉄各線からアクセスできる森ノ宮よしもと漫才劇場の立地について、さらには劇場の新しい呼び方をめぐって盛り上がります。
ネタでは、ゲストのアキナのほか、ゆりやんレトリィバァ、ネイビーズアフロ、コウテイ、さや香、濱田祐太郎、からし蓮根ら12組が登場。前半、後半とも、よしもと漫才劇場で活躍し、近年は各賞レースを制している芸人や、いまや決勝の常連ともいえる実力派が続々登場し、こけら落としを賑やかに飾りました。
最後は、この日のトリを務めた吉田たちが「本日はどうもありがとうございました。これからも森ノ宮よしもと漫才劇場をよろしくお願いします!」と感謝のメッセージで締めくくりました。
開幕セレモニーの様子はこちらから視聴できます。