大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)で月に1回開催されている『マンゲキ10周年Premium Live』の第5弾が、4月8日(火)に開催されました。今回はkento fukayaが司会者を務め、傍若無人な進行で芸人たちを翻弄する「kento fukaya presentsクイズ!the zoo」です。マユリカ・中谷やバッテリィズ・エースら人気芸人たちがクイズ回答者として登場し、立ち見まで出た注目ライブの模様をレポートします!

吉本新喜劇・多和田上人は“クイズ王”?
マンゲキではオープン10周年を記念して、昨年12月から毎月、過去に人気を博した企画ライブを復活させる『マンゲキ10周年Premium Live』を開催しています。「kento fukaya presentsクイズ!the zoo」が開催されるのは、2023年4月に開催された第6弾以来約2年ぶり。
出演者はkento、マユリカ・中谷、バッテリィズ・エースのほか、センリーズ・テコンドー近藤、20世紀・しげ、豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラ、ダブルヒガシ・東良介、スーズ・高見、吉本新喜劇の多和田上人という面々です。
公演は、お馴染みの衣装で客席から登場したkentoが「あなたの人生が変わるかもしれないクイズ大会! クイズ!the zoo! MCのkento fukayaです!」と宣言して幕開け。そのまま舞台に上がったkentoは、ミステリアスな雰囲気を漂わせながら、「賞金を手にして人生が変わるのは誰か!」とあおります。
さっそく今回の“決勝大会”に残った8人を順に呼び込むkentoですが、「“山口が生んだ迷惑系YouTuber”20世紀・しげ」となどとキャッチコピーでイジりまくって、みんなからツッコミが止まりません。
過去の「クイズ!the zoo」に初回からすべて出演している吉本新喜劇の多和田は“クイズ王”として貫禄の登場! ……ですが、多和田本人は「お前が勝手に呼んでるだけだから!」と納得がいかない様子でした。

エース「kentoさんの企画はどれがどれかわからない」
一方、「クイズ!the zoo」に初出演のバッテリィズ・エースが「僕(過去に)出たことあるんちゃいます? kentoさんの企画は(いろいろとありすぎて)どれがどれかわからない」と首をかしげていると、「コメントが不適切」という理由で、いきなり“1回休み”に! 同じく初出演の山下は、kentoの暴走にも動じない落ち着いた態度が評価され、ポイントの“アニマルフィギュア”を大量ゲットしました。
kentoいわく、「歴史のあるクイズ番組」ということで今回の優勝賞金は10万円、副賞は700万円!? 破格の賞金に回答者の8人が色めき立ちます。
しかし、始まった早押しクイズは、難しすぎる問題や、「ですが~」が連続していつまでも読み終わらない問題、選択肢が多すぎる問題など、“kentoワールド”全開。そんななか、偶然にも正解を出しまくったセンリーズ・近藤は「単純にクイズが強い!」と自画自賛です。

ほかにも絶対音感を試すフリップ問題や、なんともいえない世界観の映像問題が次々と繰り出され、自由すぎるkentoの進行に頭を抱える解答者たち。
大掛かりな映像問題「包丁を避けてください」では、スクリーンに映し出される巨大な包丁のリアルな効果音に悲鳴と笑いが起きます。全員で挑戦することになったラストチャレンジでは、“クイズ王”多和田が予測不可能な動きを見せ、お客さんもメンバーも大爆笑。さらに上位2人が賞金獲得をかけた最終問題に挑戦するなど、最後まで目が離せない展開になりました。


賞金は用意されていたのか…?
公演終了後、kento、マユリカ・中谷、ダブルヒガシ・東、スーズ・高見、多和田が囲み取材に応じました。
kentoが「残念ながら、賞金獲得ならずで……」と残念そうにコメントすると、中谷から「もうええわ!」とツッコミが。高見も「1回、(実物の賞金を)見せろよ!」と迫り、“賞金を用意していないのでは?”という疑惑へのクレームが続出です。
kentoは「本当にしっかり(賞金を)用意していたんですが、残念です……」と繰り返しながら、こう語りました。
「いままで『クイズ!the zoo』って1回もお客さんが埋まったことがないんです。どんなに告知しても100人ぐらいしか入らなくて。でもなぜか話題になって配信だけ800枚ぐらい売れる(笑)。今回は、立ち見まで入ってもらって楽しくできました」
初回のYouTube企画のころから、回答者として参加している高見は「ボケで“歴史ある企画”って言っていましたけど、ほんまに歴史を刻んで、満席・立ち見っていうのはスゴい」と感慨深げ。
3年ぶりの出演だったマユリカ・中谷は、「僕は、ドレミを当てる問題『この音はなんでしょう?』の正答率が100%なんです。どうやら絶対音感があるみたい。ピアノやっとけばよかった」と自分の新たな“才能”に驚いていました。

一方、今回で3回目の出演の東は「今回、いちばん笑いましたね。多和田さんがエグかった。舞台上から消えていった後ろ姿がほんまもおもろすぎて……」と振り返ります。
そして、みんなから「クイズ王は伊沢(拓司)以外、あなたしかいない」「伊沢と多和田の頂上決戦が見たい」と持ち上げられた多和田は、「やってられない! 伊沢さんに見つかって正式に怒られたい」と馴染めない“クイズ王”の称号に困惑していました。
「いろんなクイズ王に会いたいです。アメリカの強い人を集めて海外バージョンもやってみたい」と意気込むkentoは、最後に、6月13日(金)に大阪・なんばグランド花月、7月11日(金)に東京・ルミネtheよしもとで開催される公演「kento fukaya FES」をアピールしました。
「それぞれ3時間で企画を4つやります。出演者のなかで、僕がいちばん汗をかくようにしています。単独ぐらいの気持ちでやります! 出演者が“出てよかった”“楽しかった”と思ってもらえるような企画をしたいです!」

マンゲキ10周年Premium Live「kento fukaya presents クイズ!the zoo」の模様は4月15日(火)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。