“即興”をキーワードに新境地を切り拓いてきたコメディショー『THE EMPTY STAGE(ジ・エンプティステージ)』が、4月11日(金)に東京・東急歌舞伎町タワーで開催されました。会場となったエンターテインメントフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」のステージには、バッファロー吾郎・竹若元博、なだぎ武、ダンビラムーチョ・原田フニャオ、トニーフランク、Everybody(タクトOK!!、かわなみchoy?)が出演。6人が織りなすここでしか見られない即興ショーに、会場は爆笑と熱気に包まれました。

毎月2回の無料公演がスタート!
『THE EMPTY STAGE』は、“台本なし。道具なし。そこにあるのは芸人の腕とパフォーマンスのみ”をコンセプトに、観客からのお題をもとにしたトークショーや、即興コントを披露するライブです。
10周年を迎えた今年は、新体制が発足。初回から“支配人”を務めてきた千原兄弟・千原ジュニアが“総支配人”に、そして本場・シカゴの名門コメディ集団「The Second City」でノウハウを学んだ竹若が、新たに支配人に就任しました。
さらに節目の年を記念して「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」で今後1年間、毎月第2・第4金曜日の20:00~20:30に無料公演を実施予定。日本一の繁華街、歌舞伎町のど真ん中で、笑いあふれるライブパフォーマンスを届けます。

メモリアルイヤーの幕開けとなったこの日のライブでは、10年間で培ってきたさまざまな即興ショーが披露されました。
観客からのお題をもとに、“肯定派”と“否定派”に分かれてディベートを繰り広げる“ブーイェイ”ゲームでは、リズムに合わせて芸人たちが意見をぶつけ合います。良い意見が出たときには観客も「ブー!(否定)」や「イェイ!(肯定)」を唱和し、会場が一体になりました。
「ビール」のお題では、「ブー(否定派)チーム」のEverybody・タクトが、わずか1ターンでビールの悪いところが言えなくなり敗北。「ビールっていいところしかなくない!?」と頭を抱えるタクトに、会場は大笑いでした。
そのほかにも、観客からのお題をもとに1分間の即興コントを披露し、それを30秒、15秒、7秒、3秒、1秒と短縮していく「ハーフライフ」や、お題をもとに即興でラブソングを作る「一言のラブソング」など、多彩な演目で会場を沸かせた6人。
最後に竹若が「たくさんのお題をいただきありがとうございました! みなさんとともにつくった『THE EMPTY STAGE』でした!」と挨拶すると、日本人だけでなく海外からの観光客からも大歓声でした。


支配人・竹若の夢は「常設小屋をつくりたい」
イベント終了後、「新宿カブキhall」での初開催について、芸人たちはそれぞれ手ごたえを感じた様子。なだぎが「海外の方が多くて緊張しましたけど、楽しんでいただいていた」とコメントすると、竹若も「外国人の方も『ブー!』や『イエイ!』と、一緒に声を出して盛り上がっていた」と、嬉しそうに振り返りました。
竹若は、これまでの歩みをこう語ります。
「10年間はあっという間。アメリカから導入したんですけど、日本独自のスタイルに進化して、日本で最高の即興ショーになっている自負があります」
最後に、今後の目標について聞かれた竹若は「常設小屋を目指しています。本場シカゴのように毎日、毎時間、即興ショーが見られる場所をつくりたい」と力を込めます。Everybody・かわなみも「海外のコメディアンとコラボしたいです。エディー・マーフィーとコラボしたい」と意気込むなど、全員が今後の『THE EMPTY STAGE』に夢を膨らませました。

公演概要
『THE EMPTY STAGE』in 新宿カブキhall
開催期間:2025年4月11日(金)~2026年3月27日(金)
時間:20:00~20:30
会場:東急歌舞伎町タワー内 エンターテインメントフードホール 新宿カブキhall~歌舞伎横丁(東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 2階)
料金:無料
※ステージ前の店舗でお食事・お飲み物をご注文の上、お楽しみください
公式サイトはこちらから。