ザ・プラン9「優勝」が決まっている“茶番対決”で波乱続出!? 最後はツートライブ周平魂がまさかの“疑惑”を告白して…

ザ・プラン9(お〜い!久馬、浅越ゴエ、ヤナギブソン、コヴァンサン、きょうくん、爆ノ介)が賞レースに勝ちたいがために開催するネタ対決ライブ『第2回プラン9が優勝するコンテンスト』が、6月15日(日)に京都・よしもと祇園花月で開催されました。約1年ぶり、2回目の開催となったこのライブは、漫才・コント・ピン芸と何でもありお笑いトーナメント。ただし、ザ・プラン9が優勝します、という聞いたことのないコンテストです。果たしてザ・プラン9は無事に連覇することができたのか!? “激戦”の模様を芸人ライターとしても活動する茜チーフがレポートします。

出典: FANY マガジン
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ダブルヒガシはルール違反で失格…?

今回は、前回王者のザ・プラン9のほか、NON STYLE・石田明、藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)、ミキ(昴生、亜生)、ツートライブ(たかのり、周平魂)、ダブルヒガシ(大東翔生、東良介)、cacao(高橋、浦田スターク、たっぺい)が出場。MCを務めるのは、第1回から引き続き吉本新喜劇の千葉公平です。

1組ずつネタを披露するたびに暫定1位を決め、最後に残った上位2組が最終決戦を行います。勝敗は客席最前列に座った23人のお客さんが赤と白のフリップを挙げて判定。ネタ順は厳正なる「キューセン」によって決定済みで、「キューセン」とは“久馬が選んだ”ということです。

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まずは、ザ・プラン9とcacaoの対決。ネタが終わって、「ちょっとスベり気味だったかもしれない」と不安そうなcacaoに対し、ザ・プラン9は「予選の決勝で(ピン芸人の)中山女子短期大学を接戦で倒してきたんで」と自信ありげです。

審査前にMCの千葉が「みなさんわかっていますね? プラン9が優勝するコンテストです」と念押しすると、その効果があったのか、最前列のお客さんの審査は21対2でザ・プラン9の勝利となりました。

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続いてダブルヒガシがネタを披露し、暫定1位のザ・プラン9との審査タイムへ。ここでMCの千葉から報告が。「cacaoとの審査のときのあの聞き方だと、ザ・プラン9以外に票を入れにくいんじゃないかと言う声が届きました。今回はガチでおもしろいと思ったほうに入れてください」と客席審査員を促します。

「かなり手応えがあります」と自信満々のダブルヒガシでしたが、ここで突然、会場内に警告音が! MCの千葉がこう説明します。

「この戦いはNGワード対決でした。ネタにNGワードが入っていた時点で負けが決まります。音が鳴ったということは、どちらかのネタにNGワードが入っていたということ」

ザ・プラン9とダブルヒガシの両者から「聞いてない」とクレームがつくなか、発表されたNGワードは……ダブルヒガシのネタで一瞬出てきた「副キャプテン」。

「ピンポイント過ぎるやろ!」「横暴や!」と猛抗議するダブルヒガシですが、あえなく失格。ザ・プラン9は、浅越が「最初の台本時点では『副キャプテン』が入っていた。危なかった」と公平さをアピールしながら、暫定1位の座を守りました。

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まさかのモノマネ対決がスタート

そして、次のミキとの審査タイムでもルール違反を知らせる警告音が! 千葉がルールブックを取り出し、「今コンテストは血の繋がった者同士の出場は禁止。“近親漫才”とされ、コンプラ違反となる」と発表されます。

納得のいかないミキの2人は「中川家さんもやすともさんも出られへんぞ!」「帰らへん!」と暴れますが、最終的にスタッフに柔らかく連れ出され、暫定1位はザ・プラン9のままです。

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先日行われた『THE SECOND』で優勝したツートライブは12分間ネタを披露。タイムオーバーでは? と思われる一幕もありましたが、MCの千葉から知らされたのは、「時間制限はルールにはない。しかし、この対決はコンビ名数字対決」ということ。コンビ名に入っている数字の大き方が勝ちです。

ツートライブの2人は「ネタやる意味ない」「ツーとお(10)で20!」と言い張りますが、ツートライブの「2」しか認められず、ザ・プラン9の勝利に。ミキ同様に「帰らへん!」とゴネる2人でしたが、スタッフが誰も来ないので自分の足できちんと(?)退場しました。

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次の藤崎マーケットとの審査タイムでは、「素直に気を使わずに」と本来の審査方法に立ち戻った結果、15対8でザ・プラン9が勝利します。「普通に負けた!」と悔しがる藤崎マーケットでしたが、MCの千葉から「おるおるモノマネ対決」で披露したネタ数が点数に加算されるとアナウンスが。

藤崎マーケットは「小学校の給食の時間」「地方の番組の番宣」「USJのジュラシックパークの2匹の恐竜」を披露。ザ・プラン9は「正月番組のロケの餅つき」「朝の改札」と披露しますが、最後の「海で女子が写真を撮る時の感じ」が藤崎マーケットのネタのパクリだとすぐにバレてしまいました。

最終的に「あと490個ネタがある」と主張する藤崎マーケットに点数が加算され、なんと、藤崎マーケットの勝利に! 勝ったら勝ったで、トキは「勝ってもうた」と狼狽えていました。

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「藤崎さんに3万円賭けていたのに」

一方、「祇園花月の出演だから絶対に勝ちたい」と意気込むノンスタ・石田と、暫定1位の藤崎マーケットとの審査タイム中には、客席から「石田の負けやー! そんなやつに勝ち上がらすなー!」と猛抗議が。

よくよく話を聞くと、石田の相方・井上裕介にクレームがあるとのことでしたが、石田は「すみませんでした! 僕の負けです」と自ら退場。そしてルールブック通り、ひとつ前に敗退したザ・プラン9が復活することになりました。

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最終決戦は、ザ・プラン9vs.藤崎マーケット! 審査方法は「とてもおもしろい」は指3本、「おもしろい」は指2本、「おもしろくなかった」は指1本を上げる、『THE SECOND』方式です。

ザ・プラン9は、客席審査員が全員指3本を上げて満点。次に、藤崎マーケットの点数は「2がいっぱいおる!」という状況で、ザ・プラン9の勝利が決まりました。

と、このままお祝いムードで終わるかと思いきや、ツートライブ・周平魂が「3万円負けかー。藤崎さんに3万円賭けていたのに」とボヤいたところで不穏な空気が……このイベントで、まさかの“賭け疑惑”です!?

出典: FANY マガジン
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問い詰められた周平魂が「正直な話させてもらっていいですか? この最終決戦前にLINEグループ作って藤崎マーケットさんに賭けた。そもそも言い出したのはトキさん」と、“ギオンラインカジノ”をやっていたことを白状すると、ザ・プラン9以外の全員が参加していたことが判明し、そのまま失格に。

無事にザ・プラン9の優勝が確定したところで、久馬が「でも、劇場にもいっぱいおもろい芸人おるんで!」と2002年のM-1王者・ますだおかださながらのコメントを残して、大盛り上がりのままイベントは幕を下ろしました。

出典: FANY マガジン
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