小野坂昌也のモノマネに上田瞳のツッコミ!? 声優×吉本新喜劇の人気舞台が東京初上陸「声優さんたちが面白すぎて、『もう芸人じゃん!』」

人気声優と吉本新喜劇がタッグを組んだ舞台『朗読劇ボイコメ~声優×吉本新喜劇in東京~』が、6月29日(日)に東京・池袋のアニメイトシアターで公演されました。東京初上陸となったこの日の公演には、吉本新喜劇の川畑泰史と岡田直子、人気声優の小野坂昌也、置鮎龍太郎、上田瞳、さらに“アニメ芸人”の天津飯大郎が出演。従来の朗読劇とは一線を画すステージで、アニメファンとお笑いファンで埋まった会場を魅了しました。

出典: FANY マガジン

“スカシ”を食らった置鮎龍太郎

『朗読劇ボイコメ』シリーズは、吉本新喜劇の川畑が脚本を手がけ、関西発の演劇集団「片岡自動車工業」の片岡百萬両が演出を担当。出演者たちは台本を片手に、コミカルなストーリーを演じます。これまでの公演では、新喜劇座員顔負けの爆笑をさらう声優陣の熱演が大きな話題を呼び、声優ファンのみならずお笑いファンからも熱い支持を集めてきました。

今回、コラボする声優も、『テニスの王子様』の桃城武役や『キン肉マンII世』のキン肉万太郎役など、数々の人気アニメで主要キャストを務める小野坂昌也、『地獄先生ぬ〜べ〜』や『トリコ』などで主役を演じた置鮎龍太郎、『ウマ娘 プリティーダービー』のゴールドシップ役や『ワールドトリガー』の氷見亜季役などで知られる上田瞳という豪華な顔ぶれ。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ストーリーは、ベテラン刑事・小野坂とその後輩刑事・川畑のバディが、ストーカー事件の解決に奔走するというもので、置鮎が上田をストーキングしている疑惑が浮上し、その真相を2人が追います。さらに上田の姉役・岡田と、その彼氏役・飯大郎も加わり物語は思わぬ展開を見せ——

舞台が始まると声優陣のボケに川畑がテンポよくツッコミを入れ、会場はたちまち笑いの渦に包まれます。小野坂がドラマ『古畑任三郎』のモノマネを披露したり、置鮎が周囲から無視される“スカシ”を食らったりと、ここでしか見られない姿に観客は大喜びです。

「美人」と褒められた上田が、うれしさのあまり台本で川畑の頭を叩くシーンでは、「パーン!」と小気味よい音が響き、客席から爆笑と拍手が起きました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

第2部はここでしか聞けないトークショー!

朗読劇が終わると、飯大郎と岡田がMCを務め、芸人と声優がざっくばらんに語り合う「ボイコメ」ならではのトークショーへ。

質問コーナーでは、「1週間だけ別の声優さんと入れ替われるとしたら、誰の声になりたい?」「これまで出会ったなかで、いちばん怖かった声優さんは?」といったユニークな質問に声優陣が答え、ふつうの声優イベントとはひと味違うやりとりで、盛り上がりました。

また、舞台で「マリオネット」というセリフを「マリエネット」と噛んでしまった飯大郎が、みんなからイジられる場面も。小野坂が「おーい、マリエネット!」とからかうと、飯大郎は「小野坂さんが今度噛んだら、死ぬほどイジってやる!」と応戦し、和気あいあいとした掛け合いを見せました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

川畑「声優の皆さんは“素晴らしい”の一言」

公演終了後には囲み取材が行われ、出演者たちが舞台を振り返りました。

“吉本新喜劇の限界オタク”を自称する岡田は、「本当にオタク冥利に尽きます。声優さんたちが面白すぎて、『もう芸人じゃん!』って思っちゃいました」と感動しきり。

大阪公演に続き2回目の出演となった置鮎が「満席のお客さまに楽しんでいただけて、本当によかった」と安堵の表情を見せると、小野坂も「川畑さんが書いてくれる台本は、どんな役でも出演が楽しみでしかたがない」と語り、早くも次回への意欲をにじませました。

飯大郎は、「ボイコメ」の魅力をこう語ります。

「声優さん目当ての方も、新喜劇ファンの方も絶対に楽しめるイベント。声優さんをこんな使い方してるイベントなんて見たことないし、それを成立させるだけのクオリティの台本があるからこそ。ほんまにすごいと思います!」

最後に、座長の川畑は「声優の皆さんは“素晴らしい”の一言。やっぱりスキルがすごい」と改めて敬意を表し、「初めての東京公演でしたが、今後も機会があれば、ぜひ東京でもやりたい」と意気込みました。

出典: FANY マガジン

関連記事

関連ライブ