水玉れっぷう隊のそろい踏みにファン歓喜! 吉本新喜劇のアキとケンが生誕56周年ライブ「また一緒にがんばっていきます」

吉本新喜劇座長のアキと、“金の卵12個目”として新喜劇入りしたばかりのケンが、56歳の誕生日をともに祝う『アキ&ケンの生誕56周年記念ライブ〜ただただ2人がイチャイチャする60分〜』を、8月22日(金)に大阪・吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で開催しました。お笑いコンビ・水玉れっぷう隊として苦楽をともにし、吉本を代表する“仲よしコンビ”でもある2人の記念日を、新旧のファンが笑いと歓声と拍手でにぎやかにお祝いしました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

高校時代に誕生日が同じで意気投合

アキとケンの2人は高校時代にアルバイト先で出会い、誕生日がまったく同じ8月22日だったことをきっかけに意気投合しました。卒業後、アキはスタントマンとして東映京都撮影所、ケンは自衛隊へ。その後、再び合流した2人はショーパブ「アラン・ドロン」を経て、1992年に水玉れっぷう隊を結成。大阪を拠点に快進撃を続けて人気を得ると、2001年に東京へ進出ました。

2014年にアキが吉本新喜劇に入団してからは、大阪と東京に分かれての活動が続いていましたが、今年4月に新喜劇座員オーディションの“金の卵12個目”としてケンも新喜劇に加入し、10年超ぶりにコンビが大阪の地にそろいました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

この日、昼・夜2回の公演には、アキのスタントマン時代、アラン・ドロン時代からのファンや、水玉れっぷう隊の古参ファン、そして“新喜劇のアキ”“新喜劇のケン”のファンまで幅広い客層が詰めかけ、大盛り上がりとなりました! 

ケンの新喜劇加入に「よく決めてくれた」

舞台に2人が登場すると、さっそく割れんばかりの拍手が。「ケンちゃんおかえりー!」という声援に、ケンが笑顔で「ただいまです!」と応えます。アキは「56歳の誕生日を、こんなにたくさんの人に祝ってもらえるなんて……」と感激の面持ち。まずは2人のオープニングトークからスタートです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「(誕生日)一発目に誰からメール来た?」という話題では、アキが「新喜劇の大黒(大黒笑けいけい)くん」と回答。「そんなに仲よくないのに……かわいがってもないのに……」と戸惑いを隠せない様子に、観客は大爆笑です。

さらに、2番目に来たのが、やはり新喜劇の安尾信乃助からのメールだったとアキ明かすと、そこから先輩・安尾の知られざるエピソードが明かされていきます。

モテる、モテないという話の流れから、ケンが「アキからしたら、みんなモテてないになる」と言うと、「ケンちゃん、もうー!」と照れるアキ。すかさずケンは「違う! 学生時代のオレの話しをしてくれってことや!」とダメ出しして笑わせます。

アキ曰く、高校時代はモテモテだったというケン。しかし気づけば、「お母さん、すごいべっぴんさん。かわいらしい顔してて……」となぜかケンの母を褒めちぎるというボケを見せ、息の合ったやりとりを繰り広げました。

ケンが自衛隊での武勇伝を語るなど、これまでの2人の歩みを振り返っていると、「ケンが東京から帰ってきて新喜劇に入って……」とアキが切り出し、客席からはまたまた大きな拍手が!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「よく決めてくれた」としみじみ語るアキに、ケンは「男としては、やりぬくぞと思ったことをずっとやり通すのがカッコいいと思っていたが、次のステップに進むのも大事やと気づいたんや、50過ぎてから」と激白します。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

その後も、お互いを知り尽くしているからこそのぶっちゃけトーク、本音トークを炸裂させました。

ケンから贈られた即興ソングに大興奮

続いては、「プレゼント交換の儀」。アキからケンへ、ケンからアキへ、誕生日プレゼントとしてほしいものをおねだりするコーナーです。

アキからの一つめのおねだりは「ボクへの歌詞を考えてきて」。ケンは高校時代から自作の歌を歌っていたそうで、「その才能は本当にすごい」とハードルを上げまくります。

その場で初めて聴いたバラード曲に乗せ、しっとりと歌い始めたケンは、「♪出会ったのは高校2年の夏、ディスコのアルバイトで……」と2人の出会いを回顧したかと思うと、そのときのアキの奇行や誕生日が同じだったことなどを歌い上げます。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

また、美しい肌を保つ秘訣や、顔立ちを際立たせる着こなしといったルックス面もネタにして、何度も爆笑をさらいました。椅子に座って耳を傾けるアキは、ニコニコと実にうれしそう。歌が終わると「すごいよ!」と大興奮していました。

対するケンからの一つめのおねだり「客席から歌いながら登場してほしい」には、アキが思わず苦笑い。ケンは毎年恒例のファン感イベント『吉本新喜劇アキのいぃよぉ〜の感謝祭』を観た際、田原俊彦の曲「抱きしめてTONIGHT」を歌いながら出てくるアキに度肝を抜かれたそうで、「それをもう1回、見たいなと思ってリクエストした」。

前奏が始まると、ド派手なジャケットに身を包んだアキが、客席後方から通路を通って舞台へ! 客席は半ばスタンディング状態となり、「キャーッ!」と黄色い歓声が上がります。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

アキは間奏中も通路を練り歩き、ファンサービスに余念なし。舞台袖近くでリズムをとりながら見守っていたケンは、「すごい盛り上がりよ!」と感服していました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

超レア!? アキのモノマネショー

ここからお互いさらに一つずつ、おねだりを発表。アキは「誕生日の曲を流して、昔の水玉れっぷう隊の衣装を着たケンがオルゴールの人形みたいに回転してるところを三角座りで見たい」と、具体的すぎるリクエスト。

懐かしい水玉模様のジャケットを着たケンが丸いターンテーブルに乗ると、スタッフが黒子となってぐるぐる回転させ、なんともシュールな空間を誕生させていました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「ものまねメドレーをしてほしい」と、まさかのムチャぶりで驚かせたのはケン。「アキは実はモノマネもできる。できることが多すぎるからやってないだけ」というケンの主張に、アキも「モノマネはプライベートでしかやったことない」と乗っかります。

「抱きしめてTONIGHT」に合わせて披露されたのは和田アキ子、森進一、アントニオ猪木、郷ひろみといった、王道モノマネの数々。「大スベリするってこういうことなんやな。開き直ってくるな」と自虐のアキに、なぜか客席からはアンコールの声! 「なんでやねん!」とボヤきながらも全力で2度目のモノマネショーをやり切ったアキに、ケンと観客は大喜びでした。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「ケーキ入刀の儀」では、結婚披露宴でおなじみの共同作業を。2人で1つのナイフを握り、カットしたケーキを互いに食べさせ合う姿に、観客はほっこり。撮影タイムも設けられ、タイトル通り2人が「イチャイチャ」しまくるシーンが、たくさんのスマホカメラに収められました。

エンディングで観客に改めて感謝を伝えた2人。アキが「またしっかりと舞台に上がって、しっかりと笑いをとっていきたい」と決意を新たにすると、「そうやね」と大きくうなずくケン。最後は「また一緒にがんばっていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします」と水玉れっぷう隊の再出発を力強く宣言し、イベントは終了しました。

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ