大相撲の「令和7年夏巡業 大相撲牛久場所」が、8月29日(金)に茨城県牛久市の牛久運動公園体育館で開催されました。この巡業には、会場から車で5分の場所に位置する二所ノ関部屋の横綱・大の里や十両・白熊をはじめ、横綱・豊昇龍、大関・琴桜、茨城県出身の高安など約200名の力士が参加。熱気あふれる稽古や迫力満点の取組で、約3,400名の観客を魅了しました。

横綱同士のぶつかり稽古にファン歓喜!
この巡業は、地方創生事業に取り組む吉本興業とグループ企業のLIVE FORWARDが、牛久青年会議所の創立40周年を記念するとともに、地域の活性化と相撲文化の発展を目的に主催したものです。

公開稽古では、地元の横綱・大の里が躍動。幕内・王鵬との三番稽古にのぞみ、さらに横綱・豊昇龍とのぶつかり稽古を展開して、会場は大歓声に包まれました。
稽古後、大の里は「熱気がすごいです。たくさん人が集まってくれたので嬉しい」とコメント。続けて「多くの人が応援してくれた。声援を力に変えられるように頑張りたい」と語りました。

満員御礼に茨城県住みます芸人も大喜び
会場には茨城県住みます芸人のオスペンギン(山中崇敬、でれすけ)も駆けつけ、盛り上げ役を担いました。満員の客席を前に2人は「住みます芸人として嬉しい」と笑顔。牛久市の魅力については、山中が「若くてアグレッシブな人が多い」と話し、でれすけは「東京や千葉からのアクセスも良い。今日も県外から多くの人が来てくれてます」とアピールしました。

また巡業では、主催である吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長から来場者へ向けた挨拶もありました。
岡本社長は、「今回、牛久市で初めてとなる巡業を、このように盛大に開催できましたことを深く感謝いたします」と挨拶。さらに「吉本興業グループは、今後も引き続き微力ながら相撲界の発展に尽力するとともに、巡業を通じて地域活性化にも貢献をしていきたいと考えております」と語ると、会場から大きな拍手が送られました。


そして、巡業の最後を飾ったのは力士たちの取組です。茨城県出身の高安にはひときわ大きな歓声が上がり、館内の熱気は最高潮に。さらに、結びの一番では、大の里が豊昇龍と激突。寄り切りで制した大の里に、この日一番の歓声と拍手が送られ、牛久巡業は大盛況のうちに幕を閉じました。