国内最大級のコメディフェスティバル『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』が、9月15日(月・祝)~ 9月21日(日)の7日間、大阪市内のSkyシアターMBS、HEP FIVE、阪急サン広場の3会場で開催されます。9月20日(土)、9月21日(日)に開催される「JAPAN’S GOT TALENT Presents Superstars Live」(会場:SkyシアターMBS)には、平成ノブシコブシ・吉村崇と、ダンサーの“EBIKEN”こと蛯名健一が出演。事前に行われた取材会で、吉村と蛯名に今回のイベントの魅力を語ってもらいました。

大阪にぎわい創出事業として開催される『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』は、大阪の“お笑い”の魅力を世界に向けて発信するイベント。“世界で一番笑える一週間”をテーマに、国内外トップレベルのコメディアン、世界で活躍するプロデューサー、未来を担うパフォーマーが「コメディ首都・大阪」に一同に集結します。
「JAPAN’S GOT TALENT Presents Superstars Live」
世界中で熱狂を巻き起こす「ゴット・タレント」シリーズ。その舞台を沸かせた出場者たちが一堂に集う豪華ステージが、ついに日本初登場! OSAKA COMEDY FESTIVALに、国内外からトップレベルのパフォーマーが集結し、驚きと感動のショーをお届けします。蛯名はパフォーマーとして両日出演、吉村は21日の部でMCを務めます。
ノブコブ吉村はジェラードンに期待
蛯名は、2013年に開催された「アメリカズ・ゴット・タレント シーズン8」で日本人として初めて優勝した、世界で活躍中のダンサー・パフォーマーです。今回のイベント出演について、こう語りました。
「エンターテインメントショーを目的に来る外国人のお客さんって、なかなかいないじゃないですか。日本には、お笑い、ショーパブ、マジックショー、ポールダンスなどはあるけど、オールジャンルで、バラエティ感あるショーってなかなかない。“日本でもこうしたイベントがいつかできたらいいな”とずっと思っていました。今回、お話をいただいて、即決で『ぜひ!』ということでお受けしました」

イベントでは、自身の名を世界に轟かせた“首落ちパフォーマンス”をはじめ、全力でパフォーマンスすると意気込む蛯名。ほかに気になる出演者については、両日出演するJonathan Rinnyの名前を挙げました。
「ローラーボーラーというサーカス的な芸をやるんですけど、高いレベルの技なので、それが日本でどう受け入れられるか興味があります」
一方、ノブコブ・吉村は「ゴット・タレント」で活躍したパフォーマーたちが登場するこのイベントについて、「これは相当すごいことですよ」と早くも興奮気味。気になる出演者として、ジェラードン(アタック西本、かみちぃ)の名前を挙げます。
「(角刈り型抜き走は)みんな知っているネタですけど、(海外の会場のように)一緒に盛り上げてくださったら爆発的なものになると思います」
ジェラードンといえば、今年のキングオブコント準決勝を、アタック西本の足のケガのために辞退しましたが……「アスリートみたいな辞退の仕方ですけど、そういうのも含めて面白いヤツらですし、かみちぃもダンスができてエンタメに強い人なので、楽しみにしております」と期待感を語りました。

蛯名「日本のお笑いってレベルがめちゃめちゃ高い」
吉村は昨年9月に韓国、今年3月に大阪で日韓の芸人がコラボした「御馬鹿会議presentsライブ」を開催して大成功をおさめました。『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』では、そのスペシャルバージョンとして9月15日(月・祝)に開催される「KOREA COMEDY LIVE in OSAKA Presented by 吉村崇」(会場:HEP HALL)をプロデュースします。
「KOREA COMEDY LIVE in OSAKA Presented by 吉村崇」
日本を代表する破天荒芸人、平成ノブシコブシ・吉村崇がプロデュースする日韓芸人のコラボ公演。いま世界で注目を集めている“韓国お笑い”が大阪に上陸! 韓国で活躍中の実力派芸人たちが来日し、韓国流のネタを日本語で披露します。東京・大阪の新進気鋭の日本芸人も登場。最後はコラボで企画コーナーにも挑戦します。笑いに国境はない! 文化の違いを“笑い”で繋ぐ国際コメディショーです。
現在、若手芸人を連れてアジア圏でライブをしてまわっている吉村は、今年の10月にも台湾でライブを開催予定。海外公演の印象を、こう語ります。
「余裕で手応えを感じますね。僕たちのスタイルは、口パクのアテレコスタイル(芸人が舞台でコントを実演し、音声は事前に収録した各国の言語を流す)なので、7掛けぐらいのウケ具合になるかなと思ったんです。ネタも(国に合わせず)日本でやっているものと同じだし、声も生の声じゃないし、どうだろうと思っていたら、なんだったら日本よりウケたんで……。ライス(田所仁、関町知弘)なんて、もう日本であまりウケないじゃないですか(笑)。それが韓国でスター級のウケ方しちゃったんで! 僕よりも、ほかのメンバーが活路を見出したと思います」

日本のネタは本当に海外でウケるのか――。とにかく明るい安村をはじめ多くの芸人が「ゴット・タレント」などに挑戦して結果を残している現状について、蛯名はこうコメントしました。
「向こうにいる日本人はみんな言うと思いますけど、日本のお笑いって、レベルがめちゃめちゃ高いと思うんです。だいたいアメリカでトライしている日本人って、スタンダップコメディをするんですけど、日本のいわゆるコントや漫才のスタイルってほぼないですし、アメリカ、イギリス、フランスでも絶対ウケると思うんです」
蛯名は、口パクでネタを披露する吉村たちのスタイルを「画期的」と絶賛します。
「いいアイデアですよね。いままでは言語のハードルがあったんですけど、確かに口パクだとクリアできるなと思いました。(海外の観客にとって)日本人(のパフォーマー)は想像を超えたことをやってくれるんですよ」
これを聞いた吉村も、「安村もウケていたんだから、コントや漫才も海外でウケるはず。日本でコント・漫才がウケなくて、安村だけがウケるライブなんて見たことがない!」と力説して笑いを誘いました。
一方、今回のイベントには、韓国で活躍する精鋭芸人たちが来日します。吉村が太鼓判を押すその実力とは――。
「(イベントに出演する)ユスデスクさんって人は、ケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんのラジオを聞いて日本語を覚えて、日本語ペラペラなんですよ。韓国から今年のM-1グランプリに参加して、1回戦を突破しました。韓国の芸人は勉強熱心で、キャッチする能力がすごい。僕らが現場でやったネタのシステムを分解して、チョイスしてネタをつくっているんです」

『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』の公式サイト:https://osaka-fringe.com/