いまノリに乗っている東京・大阪の若手芸人6組がネタやゲーム、トークなどで競い合うテレビ愛知のバラエティ特番『オワライメイ~名古屋が笑いの関所 東西若手バトル~』の公開収録が、9月1日(月)に名古屋市内で開かれました。タイトルの「オワライメイ」は「お笑い」「来名」(名古屋に来ること)「雷鳴」をかけ合わせた造語で「東西の若手芸人が中間地点の名古屋で笑いをとどろかせる」のが狙い。昨年12月に行われた第1回の対戦では大阪組が勝利を収めましたが、果たして今回の勝敗の行方は――!?

名古屋で集まる機会は少ないので楽しめた
大阪組が連覇するか、東京組が雪辱を果たすか――。熱気に満ちた会場での収録は、ニューヨーク(屋敷裕政、嶋佐和也)のMCで滑らかに進行しました。
バトルを繰り広げるメンバーは、東京組がエバース(佐々木隆史、町田和樹)、イチゴ(イクト、木原優一)、家族チャーハン(大石、江頭)の3組。大阪組がカベポスター(浜田順平、永見大吾)、翠星チークダンス(ちろる、木佐)、例えば炎(タキノルイ、田上)の3組で、ネタとゲーム、トークショーの3部構成で競い合います。

ゲームとトークショーでは東京組が「東京タワー」、大阪組が「たこ焼き」と双方のシンボルを表すワッペンをあしらったユニホームに身を包み、ムチャぶり満載のビンゴゲームやモノボケなどに挑みました。勝敗は、このゲームやトークの結果に加え、本ネタに対する観客のスマホ投票で決着します。
収録後のインタビューにはMCを務めたニューヨーク、東京組代表のエバース、大阪組代表のカベポスターが参加し、「東西の芸人が名古屋で集まる機会は少ないので、楽しめた」と異口同音に舞台を振り返りました。


前回のMC、ブラマヨに比べて今回は…
――ネタにゲーム、トークと盛りだくさんの内容ですが、手ごたえは?
屋敷 テレビ収録というより、お笑いライブに近いノリで楽しく進行できました。
嶋佐 いつも顔を合わせているメンツなので、楽しく過ごすことができたと思います。客席で観た本ネタでは、1人の観客としてたくさん笑わせてもらいました。
佐々木 前回はMC役のブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)さんがどんどん笑いを取っていくので、ぼくらはただ立ち尽くすだけでした。緊張感もハンパなかったです。その点、今回はニューヨークさんがMCなので、自由にやらせてもらえたと思います。
町田 これまではニューヨークさんに引っ張ってもらっていましたけど、今回は一応、東京組のリーダーという体なので、チームを引っ張っていくという意気込みで参加しました。東西で戦うことはあまりないので、リーダーとしての存在感を示すように心がけました。

永見 大阪の劇場だと、コーナーの進め方とか雰囲気とかがなんとなくわかるんですが、名古屋という勝手のわからない場所で、ふだん、あまり絡むことのない東京芸人と同じ舞台に立つという経験は新鮮で面白かったですね。
浜田 トヨタ自動車で働いていたことがあるので、名古屋にはほかのメンバーよりもなじみがあります。ただただ、帰ってこられて嬉しい。この一言に尽きます。
名古屋のお客さんは冷静
――舞台から見て、名古屋のお客さんのノリをどう感じましたか。
屋敷 たとえば、大阪でこういう企画をすると、大阪勢のパス回しがすごくて、大阪だけでめっちゃ笑いを取るようなところがあります。そのぶん、東京勢は打つ手なしといった感じで守勢に回らざるを得ない。ところが、今日の収録では東京と大阪が互角で戦えていました。そういう雰囲気は意外だったし、新鮮でもありました。
嶋佐 さっき屋敷も言ってましたけど、今回の舞台はれっきとした番組の特番公開収録なんですが、中身はほとんど、ふつうのお笑いライブと変わらないと思いました。出演者もお客さんもそういうふうに受け止めていたんじゃないかと思います。

佐々木 名古屋のお客さんはけっこう冷静に観られているのではないかと感じました。たとえば、一緒にライブをすることが多いイチゴなんかはいつも“ブースト”がかかっているイメージがあります。全力投球の状態です。ところが、名古屋では意外におとなしい。やはり、場所の違いはあると思います。
町田 しっかりスベりました。それだけ、お客さんが「なんでもかんでも節操なく受け入れる」んじゃなくて、ちゃんと観られていることの証しだと思うんです。だから、スベった。そう思うと、気持ちが引き締まりますよね。
永見 確かに心地よい緊張感はありましたね。本ネタのところは、М-1の3回戦初日に臨むときの感じでした。
浜田 今日は圧倒的に女性のお客さんが多かったんですが、大阪と比べると、一つひとつのネタに対しての受け止め方が非常に寛容で温かいと思います。特に男女が絡むネタでそういう雰囲気を感じました。


“前のめり”に楽しむ様子が伝わってきた
――MCの立場から、総括をお願いします!
嶋佐 今日の舞台は有料です。通りすがりに立ち寄ったテレビ局の無料観覧ではなくて、皆さん、これを観るためにわざわざ足を運んでくださっている。実際、前のめりに楽しんでいる様子が伝わってきました。それが芸人たちを“その気”にさせたのでは。
屋敷 大阪の芸人が上京すると、東京のお客さんは過剰に喜ぶことがあります。その逆もある。きょう、客席の後ろで眺めていて、名古屋ではどちらかに肩入れするのではなく、非常にフラットに観られていると感じました。そういうお客さんが相手ですから、MCもやりやすかったですね。

この公開収録の模様は9月27日(土)にテレビ愛知で放送予定です。また、9月12日(金)19:00からFANYオンラインチケットで有料オンライン配信されます。
番組概要
『オワライメイ~名古屋が笑いの関所 東西若手バトル~』
MC:ニューヨーク
出演:エバース、イチゴ、家族チャーハン、カベポスター、翠星チークダンス、例えば炎
●オンライン配信
配信期間:9月12日(金)19:00~10月4日(土)23:59
※販売は10月4日(土)12:00まで
チケット料金:1,800円
チケット販売:FANY Online Ticket
FANY Online Ticket:https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/owaraimei-250912
※販売開始と同時にページが表示されます。
●地上波放送
放送日時:2025年9月27日(土)25:10〜26:10
放送:テレビ愛知(東海ローカル)
※放送後にはTVerにて見逃し配信を予定