吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)による月例会見が、9月24日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。先日の『吉本新喜劇座員総選挙2025』で1位に輝いた山田花子を筆頭に、今月も座員たちが登壇して10月以降の出演イベントを全力アピール。10月31日(金)の『吉本新喜劇まつり』(大阪・なんばグランド花月)に向けて、勢いを加速させるにぎやかな会見になりました。

花子「どうも、レディー・ガガです」
MCを務めたすっちーが、寛平GMと今年度の“吉本新喜劇の顔”である西川忠志を呼び込んで会見がスタート。
座員総選挙の振り返りから始まると、さっそく寛平GMと忠志は「すっちーが絶対1位になると思っててん」「僕もです」と、3位に終わったMCのすっちーをイジリます。すっちーは「“六位になりた之介”(というキャラで選挙活動して)、結果3位。恥ずかしかったです」と改めて残念そうに語りました。

続いて花子、中條健一、佐藤太一郎、筒井亜由貴、新名徹郎が登場します。花子の「どうも、レディー・ガガです」というお約束のボケにそろってズッコケて、冒頭から全員が息ぴったり!
花子は10月31日(金)の『吉本新喜劇まつり2025〜選ばれし30+1の座員たち』の座長としての登壇。11万票という過去最高の得票数で1位に輝いた花子は、「ネットニュースに上げてもらったのを息子が見て、すごく喜んでいた。いいところを見せられた」と話します。
また息子からトロフィーについて「もらえなかったの? どこにいったの?」と聞かれたことも明かし、花子は「使い回しするんやでと言いました」とぶっちゃけました。
1位をとった反響は多方面におよび、道で偶然会った吉本興業所属の占い師・服部宝観から「これから運気が上がる。再ブレイクの可能性ある」と声をかけられ、グータッチしたそうです。

寛平GMは花子が来年、連覇することに期待を寄せつつ、MCのすっちーに「来年は協力するわ!」と声をかけて再びイジリます。「そうでもせんと、花ちゃんに勝たれへん」と言われたすっちーは、「来年は11万票を超える15万票で……6位になります!」と叫んで周囲をズッコケさせていました。
「私が主役なので、みんなフォローして!」
『吉本新喜劇まつり2025』の脚本について、花子は川畑泰史に執筆を依頼したそうです。花子は「私のキャラを生かせるのは川畑先生しかいない」と全幅の信頼を寄せます。
すっちーによると、若くして芸能界入りした花子にはすっちーや川畑ら、年上の後輩が多くて「どうしゃべっていいかわらからへん」と悩んでいたそう。しかし、最近は“花子が川畑を食事に誘ってむげに断られる”という楽屋ノリが生まれるなど少しずつ距離が縮まっていて、満を持してタッグを組みます。
花子は、「私が主役なので、みんなフォローしまくってよ! ボーッとしてたらあかんよ!」と寛平GMらに発破をかけました。

なお、『吉本新喜劇まつり』のオープニングアクトは新生・秘蔵っ子が務めることも発表。9月27日(土)、大阪・吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で開かれる『まるごと秘蔵っ子vol.6〜バトンは笑顔とともに〜』で決定した新メンバーでの初舞台になります。
一方、新喜劇まつりのメンバーから漏れた座員による『総選挙おっこっちゃったけど歌で挽回だ! 新喜劇まつりより面白くしてやるぞ歌合戦2025』は、10月24日(金)に吉本新喜劇セカンドシアターで開催。総勢14組が、“寛平チーム”と“アキチーム”に分かれて激突します。
エントリーが多すぎて、じゃんけん対決で絞られたことも明らかに。当日の勝敗は観客審査で決定し、勝利チームから選ばれる“MVP”には寛平GMからスペシャルなご褒美も用意されています。総選挙をひときわ盛り上げたぼんざわーるどの新キャラ“Ko YOSHIKI”も出演者に名を連ねるほか、“金の卵12個目”からのエントリーも多数で大盛り上がり必至です!

寛平GM、台湾公演に自信「大暴れしてきますわ!」
そのほか、中條は11月24日(月・祝)、なんばグランド花月で還暦記念単独公演『60年物のアスパラ収穫祭〜アスパラマン60 妻久美子50〜』を開催します。中條は妻の秋田久美子と、結婚披露宴以来15年ぶりの“NGK夫婦共演”となります。
今回は、吉田ヒロ座長時代に上演された新喜劇のスピンオフで、中條演じる借金取りがなぜその道に入ったのかが明かされるストーリー。ちなみに秋田も当時の公演に出演していましたが、今回は違う役どころで共演します。

佐藤は10月8日(水)〜10日(金)、大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01で『ボクのサンキュウ 男だらけの育児奮闘記』と題したコメディ公演を行います。テーマは“育児”ですが出演者は男性のみで、「あまり積極的に育児に参加してこなかった」と後悔している寛平GMとすっちーも興味津々。
この公演には新喜劇からケン、筒井が出演するほか、湯浅崇(テノヒラサイズ)やドヰタイジ(STAR☆JACKS)らが出演する予定です。
筒井は11月3日(月・祝)に、大阪・新世界ZAZA HOUSEで『手話新喜劇2』を上演します。前回、大好評だった公演の第2弾で、「耳の聞こえない人も聞こえる人も、手話ができる人もできない人も、どなたでも楽しめる新喜劇。字幕もあります」とアピールしました。
当日は新たな試みとして手話ワークショップも実施。筒井は「ゆくゆくは全国の福祉の現場や学校、高齢者施設に『手話新喜劇』を届けていきたい」と目標を掲げました。

新名は、10月18日(土)に台湾・台北で上演される『寛平GMプロデュース 吉本新喜劇出前ツアー』をPRします。寛平GMも「これおもろいねん! 台湾で大暴れしてきますわ!」と自信たっぷりの様子。
字幕付きの舞台となるため、9月21(日)に閉幕したばかりの国内最大級のコメディフェスティバル『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』での英中字幕公演の経験がフルに生かされそうです。出演者の1人である中條から「公演3日前から行くのはなんで?」と疑問をぶつけられた筒井は「観光です!」と開き直って笑いを誘いました。
寛平GMがサプライズ“暴露”で台無しに!?
今回の“忠志のビッグアイ”のコーナーは、9月28日(日)に吉本新喜劇セカンドシアターで開催された自身の公演『愛されオジになりたい〜小さなことからコツコツと 歌って踊る新喜劇公演〜』をピックアップ。この日のためだけにオリジナル曲とダンスを制作するという熱の入れようで、忠志は「1回限り! ここに来ないと見ることができません!」と猛烈アピールします。
すっちーや未知やすえ、島田珠代ら豪華メンバーに加え、サプライズも準備していると忠志が明かすと、寛平GMがそのサプライズゲストをあっさり当ててしまうハプニングが発生!? 必死でごまかす忠志と平謝りの寛平GMのやりとりで、会見場は大混乱&大爆笑でした。

会見では、9月のトピックスの振り返りもありました。『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』のプログラムのひとつとして、9月18日(木)に大阪・SkyシアターMBSで上演された『With subtitles! YOSHIMOTO SHINKIGEKI〜世界に飛び出せ!バタやんすち子の大冒険〜』では、英中字幕とプロジェクションマッピングを駆使した新たな新喜劇を披露しました。
字幕とかけはなれたことはできないため、アドリブの多い寛平GMとすっちーは戦々恐々でしたが、結果は大成功! 海外からの観客の反応もかなりよかったそうで、忠志は「新喜劇に新たな1ページが加わった」と胸を張り、寛平GMは「あの本、よう書いた!」と台本を手掛けた川畑を絶賛しました。

9月20日(土)、21日(日)には、吉本新喜劇セカンドシアターで佐藤太一郎のリーダー公演が行われ、小西武蔵が作家デビューしました。寛平GMが「作家としての力がある。ようウケてました」と太鼓判。また、今年春に入団したばかりの“金の卵12個目”オーディション生たちも躍動しました。